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本書は天保12年 (1841)、 土佐国の中浜万次郎 (1827-1898) らが出漁中、 暴風雨のため漂流し、 米国捕鯨船 John Howland号 (船長 W. Whitfield) に救助されて渡米、 約11年後に帰国するまでの記録で、 万次郎の作と考えられる。 内容は彼らが漂流中、 上陸した鳥島で米船に救われるまでの詳細な状況、 ハワイ諸島 (米領前のハワイ王国) オアフ島ホノルル上陸の際における同地の事情、 滞在した米国の事情、 琉球を経て帰国するまでの経過などより成り、 米国汽船やオアフ島のいも類などの手彩画を付している。 彼が米国で航海術を学び、 三大洋を航行、 捕鯨に従事するなど多くの経験を重ねたことは、 帰国後、 外国との交渉に当って大いに役立ち、 万延1年 (1860) 遣米使節派遣の際には通訳として咸臨丸に乗船、 使命を果たしている。
This text is thought to be the work of Manjiro Nakahama (1827-1898), a sailor from Tosa who in 1841 was shipwrecked in a storm while out fishing, rescued by the American whaling ship John Howland (captained by W. Whitfield) and taken to America, where he remained for eleven years or so before returning to Japan. |
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