第1部
日本論としての
キリスト教布教報告書類(図書以外の資料を含む。)
1 ポルトガル人が著してポルトガル国内で刊行された書物
ザビエルが離日した後はイエズス会を中心とした宣教師が相次いで来日するようになりますが、その中にはポルトガル出身の人たちが数多く含まれていました。やがて、ポルトガル人宣教師たちは布教活動の中心を担うようになり、その成果や布教をより良くするための請願、さらには社会との係わりをザビエルと同様に報告書に記して母国ポルトガルやローマなどに送ります。これらの書面は印刷と製本がなされ、ポルトガルでも出版されることになります。特にポルトガルでは出版地に起因した通称『コインブラ版』や同じく『エヴォラ版』などの正確で価値の高い布教報告書類が刊行され、東洋の国日本がポルトガルの人たちに知られることになります。
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