WEB版稀覯書展示会

[Materials concerning Japan]
Companhia de Iesus

1587-1623

『日本関係 イエズス会文書』
第一文書:1587年8月5日付第二文書:1587年10月1日付
第三文書:1622年9月6日付第四文書:1623年6月10日付

  ポルトガル南部で発見されたこれらの古文書は、16世紀から17世紀に我が国においてキリスト教の布教に携わったルイス・フロイス(Luís FRÓIS, 1532-1597)をはじめとする4人の宣教師が、当時の日本の現状をイエズス会本部や上司に宛てて書き送った報告書と請願書の原文である。特に第二文書は、イエズス会司祭アントニーノ・プレネスティーノ(Antonino PRENESTINO, 1543-1589)が、上長の書記であるフロイスに宛てた書簡である。
 プレネスティーノはイタリアのポリステーナに生まれ、メッシーナで学び、1566年にイエズス会に入った。1574年にはヴァリニャーノ(Alessandro VALIGNANO, 1530-1606)と共にインドに向かい、ゴア、マカオを経て1578年に来日した。1586年より上方で布教活動を行ったが、1587年に秀吉がキリシタンに対する迫害を始めたので平戸に移った。そして1589年に人文学を教えるためにマカオに派遣され、同地で没した。
 本書簡は高山右近の追放と都地方に関する状勢を彼が平戸に移ってからしたためた報告書で、ポルトガル語で書かれている。彼が後にほぼ同じ内容をイタリア語で書いたものとフロイスがイスパニア語で写したものはローマのイエズス会文書館にある。

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