WEB版稀覯書展示会

Pirotechnia
BIRINGUCCIO, Vannuccio
[Venetiz] : 1550

ビリングッチョ 『火工術』

  ヴァンノッチョ・ビリングッチ(Vannoccio BIRINGUCCI, 1480-1537)は、シエナに生まれ、ローマで没した鉱物学者である。ドイツを旅行した時に採鉱冶金の知識を得て、1538年に教皇パウロ3世の命を受け、大砲の鋳造と火薬の製造に従事した。彼は錬金術のそれまでの誤った見解を否定し、実験の結果に基づいて考察した最初の真の化学者の一人といわれている。
 本書は、16世紀イタリアにおける火工術ハンドブックであり、冶金学の最も初期の古典で当時の知識と技術を包括している。こうした本書は当時のヨーロッパに於いて、フランス語や英語に翻訳されて広く利用されていた。初版は1540年にヴェネツィアで出版された。

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