WEB版稀覯書展示会

Difesa di Galileo Galilei contro alle calunie &
imposture di Baldessar Capra
GALILEI, Galileo
Bologna : 1655

ガリレオ 『カプラの中傷と欺瞞に対するガリレイの抗議』

  ガリレオ・ガリレイ(Galileo GALILEI, 1564-1642)はイタリアのピサ出身の物理学者、天文学者で、ピサやパドヴァの大学で教鞭を執った。彼は1609年に望遠鏡を制作して天体観測を行い、月に山や谷があることや木星に衛星のあることを発見した。このことは、アリストテレス以来の宇宙観に疑問を持たせ、コペルニクスの地動説を確信させる契機となり、当時としては画期的なことであった。
 本書『カプラの中傷と欺瞞に対するガリレイの抗議』は、1604年にガリレイ新星(蛇遣い座新星)の出現を発見した時、この新星は月より遙かに遠い位置にあることを幾何学的に証明した。しかし、このことについて科学者の間で論争が起り、バルダッサッルレ・カプラ(Baldassarre CAPRA, 1580-1626)は、ガリレイの観測が不正確で不完全なものだと反論した。このカプラの反論に憤慨し、ガリレイが数学の講師をしていたパドヴァ大学の評議員に訴え、公判の上でカプラを徹底的に非難した。なお、本書はガリレイの死後1655年にボローニャで出版されたものである。

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