WEB版稀覯書展示会

Vita del venerabile servo di Dio F. Angelo Orsucci
dell' ordine de' predicatori
SESTI, Lodovico
Lucca : 1682

セスティ 『尊者アンジェロ・オルスッチの生涯』

  アンジェロ・オルスッチ(Angelo ORSUCCI, 1573-1622)はイタリアのルッカに生まれた。14歳でドミニコ会に入り、17歳で修道士となった。ローマのミネルヴァ修道院で修養し、1602年の4月に布教のためにフィリピンのマニラに渡った。そしてルソン島の北のカガヤンに送られた後、バタン諸島に移り、そこで日本への布教に対する野望を燃やし続けていた。1618年の8月12日に変装して長崎に潜入したが、日本での布教は困難を極め、12月13日には他のキリシタンと共に捕らえられ、大村の牢に幽閉された。そして1622年9月10日の長崎での大殉教の際に、同じくイタリア出身のイエズス会士スピノラ(Carlo SPINOLA, 1564-1622)らと共に火刑に処せられ、彼の遺灰は海に流された。その後、1867年7月7日にピウス9世によって列福された。
 本書は三つの章から成り、第1章にはオルスッチの出生と家系ならびに日本に来るまでの彼の半生について、第2章には日本におけるキリスト教の布教状況と彼の日本到着および監禁と死について、第3章にはオルスッチの殉教に関することが書かれている。
 なお著者セスティ修道士(Lodovico SESTI)については詳しいことは不明である。

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