HEARN, Lafcadio
Glimpses of unfamiliar Japan
2vols. Boston and New York, 1894.

ハーン 『日本瞥見記』

 ラフカディオ・ハーン(1850-1904)の来日第一作で2巻からなる。表紙が竹のデザインで出来ているのでハーンはこれを竹の本と呼んだ。1894(明治27)年にハウトン・ミフリン社から出版された本書は来日直後の最も鋭敏、最も新鮮な印象、観察を迫力に富む簡潔な文体、時に絢爛たる表現をもって描写している点で、後続の他の著書にも見られない特徴がある。
 ハーンの日本陶酔時代の作品として、明るく、たのしく、すべてが美しく見えた松江時代の記述が大半を占めているが、内容を分類すると松江時代に関するもの12章、日本人の生活、習慣に関する随筆紀行6章、熊本時代に関するもの2章等で、「盆踊」、「神々の首都松江」、「杵築−日本最古の社殿」 (注:出雲大社参拝記)、「英語教師の日記から」、「日本人の微笑」、「さようなら」 (注:尋常中学校生徒との別れのことば) などが名章となっている。1894年12月7日付の手紙で西田千太郎(尋常中学校教頭)に、この著書が発行後、すでに1,800部売れたとその結果を喜んで知らせている。

展示目録 『二人の偉大な日本紹介者 ハーンとモラエス』 より

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