NETTO, C. & WAGENER, G.

Japanischer Humor
Leipzig, 1901.


ネットー & ワグネル『日本のユーモア』

 著者クルト・ネットー(Curt Adolph Netto, 1847-1909)とゴットフリート・ワグネル(Gottfried Wagener, 1831-1892)は共にドイツ人。 ネットーはフライベルクで生まれ、フライベルク鉱山学校で、鉱山学と冶金学を学んだ 普仏戦争に将校として従軍したのち、お雇い外国人として日本政府に招かれて来日。 秋田県で鉱山や冶金技術の指導にあたり、その後は東京帝国大学の理学部の教員も務めた 一方ワグネルは、ハノーヴァーの出身。 ゲッティンゲン大学で学位を取得し、フランスやスイスでの教員を経て、石鹸製造技師として来日。 佐賀県の有田で窯業を指導し、その後東京の大学南校(現東京大学)や京都府立医学校で物理、数学、化学の教鞭をとった。 当時の日本にガラスや石鹸の製造技術を指導し、日本で生涯を終えた人物である。
 本書は二人が日本人独特のユーモアを、「福禄寿」、「達磨」、「唐獅子」など古くから伝わっている絵や「舌きり雀」、「桃太郎」などのおとぎ話の挿絵や、江戸から明治時代にかけての人々の生活をコミカルな絵で紹介したものである。
 なお、序文には解説を書くにあたり日本人の口頭での伝承は勿論のこと、フランツ・フォン・シーボルトの『日本』などの有名な文献を参考にしたことが記されている。

展示目録 『日本人を魅了してきたドイツの世界』 より

   資料ID:243017(書誌詳細画面へ接続)


        
戻る  図書館ホームページへ