IELAK_Publication_Series1_tate
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29文書を『読む』こと参加者の間で交わされた会話が間接引用されており、実際に話された「雰囲気」を滅殺し、発話された内容を淡々と事実として伝えるにとどまっている。そして形式的には他の言説のスタイルに合致するように再構成されていると言えるだろう(Hanks 2000:147)。実際、-obやlaeでの脚韻、ca(utzac)の繰り返しによる頭韻、41と43の並行表現などの修辞学的特徴は、他の文のものと同じなのである。しかし、同時に間接引用によって客観性を明確に帯びた会話は、ドン・フランシスコ・デ・モンテーホ・シウという王を、一人の権威ある没人間的存在として浮かび上がらせている。だから、彼の主導で策定された境界線と境界標が置かれた場所の地名の記録は、権威性、信頼性を伴った普遍的価値を持たされると言ってもいいだろう(Hanks 2000:148-149)。一五五七年に作成され、その後十九世紀に至るまで何回か行われた筆写作業のなかで、このテキストの内容はほとんど改変されることがなかったのも、まさにこの普遍性のゆえなのであり、また時代を超えて参照され「読まれ」たのも、その内容が中立性、信頼性に富んだ権威あるものだったからに他ならない。この「マニ地方土地権原証書(Ⅰ)」よりも遅く、十七世紀初頭に編纂された『カルキニ文書』も、やはり上でも見た通り、三人称で書かれているという特徴を持っている。ただ、土地権原証書の一部は、二人の首長の間で交わされた会話がその場に居合わせた書記によって叙述されている。13. caix yalah Entonces dijo14. u batab el batab15. ah calkini - de los de Calkiní:16. ua bin dzococ u banal "Cuando acabasen de amontonarse17. ca lakob - nuestros hermanos18. tzucentzuc ti cahob - [de] cada uno de los pueblos19. u[a]y Calkini lae aquí en Calkiní,20. te u binel - u colob - trasladarán sus milpas21. tan dzelil [tzelil] a otra parte,22. ti [no]hol - hacia el sur,23. tal ti uitze - yendo hacia la serranía.24. uaix bin u kat - tex xane [Asimismo] si piden a ustedes,25. teex tun a uohel - sabrán26. ua uchac a dzaicex - si podrían darles27. u colob - sus milpas28. tu yam a colexe entre las suyas.29. heuac tu canil u talel Pero [esto] dependerá del trato30. ca bin a bel texxe que hagan ustedes."

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