14結果 良いと思う、重要だと思う。経済発展・雇用が見込める、他のコミュニティやコミュニティ外の人々との交流、コミュニティが発展する、環境保護につながる。「設問2 どのようなサービスを提供できますか?」結果 観光ガイド、移動手段(馬、バイク、車、自転車)、食事、宿、農業体験、手工芸品販売、自然を堪能「設問3 サービスの提供にあたり何が必要ですか?」結果 政府の援助、コミュニティリーダー、経済・物資援助、言語を学ぶ、様々なことを知る・学ぶ機会、コミュニティまでのアクセス方法評価 全体的に観光に対して肯定的で、村の経済発展を期待する声が多かった。コミュニティ外との交流を期待する声も出ていた。設問2からは、観光ガイド、馬やバイクなどの移動手段、食事宿泊の提供、手工芸品の販売などいわゆるモノの提供と、農業体験や窯を使った伝統的な料理体験、エコツーリズムなどいわゆる体験の提供について提案が出たことは興味深い。設問3については、政府からの援助など外に援助を求める意見と、コミュニティが主体となって、リーダーの育成や、読み書きを含む言語の習得、遺跡や文化遺産(周辺地区含めた文化財保護と活用ネットワーク)、マネジメントなどについて学ぶ機会など、コミュニティ自発的な発展を希望する意見が出た。これは、プロジェクトを通して継続的に住民への博物館活動を実施してきた結果、住民は観光を内発的な開発に結びつけて考え始めていると考える。d.結論これらのことから、ティエラブランカ地区住民がコミュニティの本来の魅力・価値を認識し始めており、地域資源活用に向けた第二段階に進んできていると判断できる(南 二〇一九、九―一八頁)。これもあって「もっと知りたい、学びたい」という意欲もみられたものと思われる。今後、第二段階として、コミュニティ・ミュージアム設立とこれをコアとしたフィールドミュージアムの「持続可能な運営とサービスの提供」、住民参画の仕組み、具体的な地域還元に向けて、地域住民と引き続き話し合うことになる。さらに、今回の児童向けワークショップように、ティエラブランカ地区やマティグアス郡内の小・中学校教員は、当プロジェクトと協力して、積極的に考古学やワークショップの実施・参加を希望する姿勢がみられた。これらを持続し定着していくための活動として、マティグアス郡の教員の間で共有できる「マティグアス地域史・考古学の教科書づくり」を検討したい。3・3・2 カリブ海側考古学調査の成果と評価このプロジェクトは、「考古学博物館学によるニカラグア・カリブ海地域古代社会の再検討―アメリカ地中海文化圏における実践的研究―」をテーマに二〇一七年-二〇一九年度に実施したものである。三年間の研究の概要と成果をまとめる。▼研究の背景カリブ海岸側に位置するホンジュラスやニカラグアのモスキート沿岸地域(ニカラグア北カリブ自治区)から南カリブ自治区、そしてコスタリカ沿岸は、古代メソアメリカ文明圏に含まれず複雑社会は存在しないと考えられてきた。低地を蛇行する河川と密林に阻まれていた点、ホンジュラス・ニカラグアにおいて政情が不安定であった点、コスタリカも国の歴史から先住民文化を無視してきた経緯もあって学術的にも未開地域であった。当該地域には古代文明は存在しなかったと暗黙に解釈されてきたのである。さらに、当該地域はメソアメリカ地域と南米の古代文明をつなぐ重要な沿岸交易ルートとであったと(14)
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