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11先スペイン期アメリカ地中海の交流に関する考古学的研究②地域住民と協働した遺跡の発見と保護・活用を目的とした文化財ガバナンス研究を行う。キラグア山系西麓に広がる遺跡に関する情報収集を住民協働で行うシステムをつくる。集めたデータによって「遺跡情報マップ」を作成する。さらに、適宜地域住民への報告会や勉強会を実施し、プロジェクトについて普及活動を行う。③ミュージアムづくりに向けた実践的博物館活動を実施する。調査拠点をコミュニティ・ミュージアムとして整備し、住民に直接利益のある具体的な博物館活動プログラムを作る。▼研究の経過と成果(1)ラスベガス遺跡考古学調査成果ラスベガス遺跡では、およそ四〇のマウンドを確認した(図2)。そのうち最も大きなマウンド一の発掘調査を二〇一四年から二〇一九年三月まで継続して実施した。a.発掘調査二〇一五年に行ったマウンド頂部から裾部に設けたトレンチの発掘調査の結果、このマウンドは方形の土台を三段以上を重ねた形状であることを確認していた。二〇一六年度からは、マウンド頂部での発掘調査を実施した。このマウンドの性格を明らかにするためである。五期にわたって行った発掘調査の結果、上層部で確認した集石群と、その下部で確認した列石との二時期に分かれてマウンドの改築が行われている可能性を指摘した。上層の集石群は、何らかの構造物が崩壊したものではないかと考える。下層については、二〇一九年春期に構造内にトレンチを設定し、基盤層まで掘り下げる調査を実施し、以下のような所見を得た。マウンドの最下層で確認した礫層については、このマウンドの地山と判断しているが、この層の下からまだ土器片が数個出土しており、今後のマウンド裾部の調査の成果を待ちたい。一方、最下層の直上で土坑を確認した(図3)。この土坑の内部は、石と土の層が交互になっており、底部からは炭化物が検出された。炭素年代測定を行った結果、紀元前後の数値を示しており、推定していたよりも古い段階で遺跡が始まることがわかった。また、マウンド一の構造が、土坑上層で一端この面でマウンド頂部が成形されて(12)図2 ラスベガス遺跡マウンド分布図

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