地域ごとの各言語、あるいは地域の枠組みを越えた多言語とその文化的背景を相互に関連づけて研究します。[英米地域]では英語の、[ヨーロッパ・ユーラシア・ラテンアメリカ地域]ではイスパニア語、フランス語、ドイツ語、ポルトガル語、イタリア語、ロシア語の、また[東アジア地域]では中国語、日本語の高度な言語コミュニケーション能力の養成と地域文化・文学を対象とした研究指導、通訳や翻訳など職業に直結した実践力を養う科目も充実しています。また、[観光文化研究]では観光の専門的知識や国際社会に貢献できる能力を身につけ、国連をはじめとする国際機関やNPO、NGOなど、幅広いステージで活躍できる人材育成にも努めています。
総合科目「言語と文化」は、ひとつのテーマについて語学、地域文化、文学、情報収集・処理の各分野の専門教員がリレーで講義をするユニークな授業です。複眼的に調査・分析し、独自の切り口で理論を展開させ、効果的にプレゼンテーションするノウハウまでを指導します。
英語教育および外国語としての日本語教育における教育者の育成をめざします。他の大学院に類を見ないほどの実践的な科目を配置し、どのような教育現場でも優れた指導力を発揮できる応用力と技術力を養います。[英語教育]の場合、ほとんどの講義は平日の夜間と土曜日・日曜日、長期休暇中の集中講義で行われていますが、仕事や遠隔地等の理由により対面での受講が困難な入学者に対し、一定の対面受講の条件を満たした場合、大部分をオンラインで受講することも可能。[日本語教育]は、日本国内だけでなく世界各地で活躍できる、日本語教員としての高度なレベルの能力を養成するための課程です。理論だけでなく実践面を重視した科目が充実している本大学院では、世界各地からの進学者が学んでいます。
本大学院独自の授業として、2年次に授業実習を実施します。[英語教育]は中学または高校で非常勤講師として半年間勤務し、[日本語教育]はレベル別教壇実習をはじめ在日外国人児童や在留外国人をサポートするなど、多様な実践機会を提供します。実習先への訪問指導や個人指導で、指導力を着実に伸ばします。
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