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京都市中京区を中心とした京のまちなかは、近世以降、職住共存の空間を形成してきました。とくに三条通は平安時代から続く道として、三条大橋を通って東西へ向かう京都の出入口、そこに続くメインストリートとして長く京のまちなかの中心にありました。明治になってまちのメインストリートは東の河原町通、西の烏丸通、南の四条通に移りましたが、今も三条通はあちこちに往時の景観を残す京都でも特徴的な道となっています。

京都では、「道」を挟んだ両側が一つの町を形成しており、「道」は商業・交易の場、祭などの年中行事、町の公共空間、町民の暮らしの場ともなっていました。つまり「道」は空間を区切るのではなく、都市市民の生活空間として「まち」を形作る重要な役割を果たしてきたということになります。

一方、高度経済成長期は日本の生活文化に大きな影響を与えました。そして、1980年以降は、バブル崩壊、低成長時代を経て、京のまちなかの伝統産業も大きな転機を迎えました。京の代表的な伝統産業である着物が一つの例です。

龍池学区自治連合会まちづくり会議の様子

その後も、京のまちなかの細街路にも車が多く通行するようになりました。またマンションが建てられるようになるとまちの景観も大きく変わります。その上、まちなかの少子高齢化は町の自治にも影響が出るようになりました。こうした状況がますます顕著になり、地元の方々にも危機感が広がりました。

2000年、このようなさまざまな課題を地元住民の力で解決していくことを目的に「歩いて暮らせるまちづくり推進会議」が、まちなかの複数の自治連合会のまちづくり委員会や商店街、あるいは地元有志、自治体、大学・NPO関係者などが集まって結成されました。最初は、国の援助を受けたものでしたが、現在も地域住民の自主的な活動として続いています。

国際文化資料館では、館長の南が京都文化博物館在職中から、「歩いて暮らせるまちづくり推進会議」に参加してきました。また、京都文化博物館が面する「三条通」「姉小路」のまちづくり活動にも関わっていることもあって、学芸員資格課程履修生のフィールドワークの実践の場として地域の方々のお手伝いをしています。近年は「龍池学区」のまちづくり委員会にも参画し地域の方々と協働した活動を始めました。

こうした外部連携活動は、地域の方々とコミュニケーションを図り、一緒に「まちづくり」を考えることで、地域の活性化および成果を地方へ還元できる人材育成の役目も担っています。

おもな外部連携先

龍池学区自治連合会まちづくり委員会

龍池元学区は、おおまかに二条通り(北)、三条通り(南)、烏丸通り(東)、新町通り(西)に囲まれた区域にあたります。自治連合会のまちづくり委員会は、地域文化を大切にしたまちづくり、町が基本となった新旧住民によるまちづくりを目指しています。

龍池学区のバーベキュウ

姉小路界隈を考える会

姉小路界隈は京都の都心にあって、様々な業種を営む老舗と小さな商店と町家を含むごく普通の住宅が建ち並ぶ、やさしい落ち着いたまちで、昔から住のあたたかみと職の活気が響きあい、育みあって栄えてきた職住共存のまちです。こうした姉小路界隈の景観を整備し、美しい都心界隈づくりを目的としています。

姉小路行灯会

京の三条まちづくり協議会

三条通りは京都のまちなか、「職住共存地区」です。京都のまちは住まいながら生業に賑わって成り立ってきました。 まちに人が暮らしていることはとても大切なことで、安全に快適に暮らせる環境が必要です。 「暮らし」の環境と「商い」の賑わい。先人の知恵から共存を考え、現代の三条にふさわしいルールつくりを目指します。さらに歴史ある美しい町並みを守り、「品のいい」まちづくりを目指しています。

春を呼ぶ 三条節分もちつき大会

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