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ポーリン・スミス(Smith, Pauline Janet)1882-1959
 白人女流作家。イギリス人の医者を父に持ち恵まれた環境に育ったが父の死後、母方の故郷であるスコットランドで生活し、のちに再び南アメリカへ戻って本格的な作家活動を行う。代表作『荒涼』を含んだ『小カルー』(1925)などの作品を残した。
 
アラン・ペイトン(Paton, Alan)1903-1988
 ナタール州生まれの白人作家。ナタール大学在学中から創作を始めると共に、学生キリスト教協会に入り、卒業後は教員を経て黒人少年感化院の院長職にあった。小説や短編の他に政治評論集も書き、反アパルトヘイト派の南アメリカ自由党総裁も務めている。
 
ハーマン・C・ボスマン(Bosman, Herman C.)1905-1951
 黒人の短編作家。ケープ州で生まれウィッウォーターズランド大学を卒業。農学校の教師を経て作品を書き始める。作品に見られる開拓期のフロンティア精神が白人層に人気を博し、現在も読み告がれているといわれる。
 
リチャード・リーブ(Rive, Richard)1913-1989
 黒人作家。ケープタウン大学を卒業後、高校教師を勤めオックスフォード大学へ留学するが、帰国し非亡命作家として創作活動を進める。長編『戒厳令下の愛』(1964)の他、短編集『アフリカの歌』(1963)などがある。
 
エレン・クズワヨ(Kuzwayo, Ellen)1914-2006
 オレンジ自由州で生まれた黒人作家。教員やソウシャルワーカを経て60歳を過ぎて大学で学び、南アフリカ黒人消費者連盟会長や国会議員を務める。自伝『わたしは女』などで、南アフリカの黒人社会の歴史を描いている。
 
エゼキエル・ムファレレ(Mphahlele, Ezekiel)1919-2008
 小説家、評論家。ソト族でプレトリアの出身。高校教師やジャーナリストを経て、ナイジェリアに亡命後、アメリカに移りデンバー大学などで教鞭をとる。自伝小説や短編集などの他に評論集も発表している。
 
ナディン・ゴーディマ(Gordimer, Nadine)1923-
 ヨハネスバーグ近郊の町で生まれた白人作家。15歳から短編を発表し、以後40年以上にわたり文学活動を続けてきた。その間、アパルトヘイトと白人社会の病理をテーマにした作品を多く発表し、1991年にノーベル文学賞を受賞した。
 
カン・センバ(Themba, Can)1924-1968
 短編作家。プレトリアに生まれ、フォート・ヘア大学を卒業する。その後、高校教師や雑誌編集の仕事に携わり、スワジランドに「自己追放」して、教員を勤める。『死ぬ意志』(1972)などの作品を残した。
 
アレックス・ラ・グーマ(Guma, Alex La)1925-1985
 黒人小説家。ケープタウンに生まれ、ケープ工業カレッジを卒業。反アパルトヘイト運動の立場から新聞等に持論を展開して、投獄や拘禁された後イギリスに亡命した。『夜の彷徨』(1962)など多くの作品を持つ。AA作家会議副議長も務めた。
 
ダン・ジェイコブソン(Jacobson, Dan)1929-
 ヨハネスブルグで東欧系ユダヤ人の子に生まれた。ウィツウォターズランド大学を卒業して、教員やジャーナリストなどの職に就き、イスラエルのキブツでの生活体験も持っていると言われる。その後、ロンドンに定住して創作活動を行っている。
 
ジェイムズ・マシューズ(Matthews, James)1929-
 黒人短編作家、詩人、劇作家。生活苦の中で高校を卒業したのち、劇団を組織するなど幅広い創作活動を進める。また、反アパルトヘイト活動を根強く行い、投獄された経験や作品の発禁処分を受けることもあった。
 
ロレッタ・ゴッボ(Ngcobo, Lauretta)1932-
 ズールーランドに生まれ、フォート・ヘア大学卒業して教師となる。人種差別の政治運動に夫と共に参加して、ロンドンに移る。50歳を前にして小説を書き始め、マンデラ政権の誕生後に帰国してアパルトヘイトを題材にした作品を発表している。
 
ルイス・エンコシ(Nkoshi, Lewis)1936-2010
 作家、ジャーナリスト。ズールー族。ヨハネスブルグでの新聞や雑誌のルポライターを経てアメリカ、ハーバード大学に留学。その後、イギリスに移り文筆活動を行う。戯曲や短編のほか、評論集も発表している。
 
ベッシー・ヘッド(Head, Bessie)1937-1986
 ピーターマリツバーグで、黒人の父と白人の母の子として生まれた。孤児院で教育を受け教師となり、ジャーナリストと結婚する。その後、結婚生活が破綻したことからボツワナに移り、作家活動に専念して生涯に6冊の長編と25の短編を残した。
 
J・M・クッツェー(Coetzee, J. M.)1940-
 ケープタウン出身の白人作家。アメリカや母校ケープタウン大学で教鞭をとりながら創作活動に励む。彼の作品は、現実を直接表現せず様々な物語の手法を使うことから「小説のメタフィジックを小説にしているポスト・モダン作家」と呼ばれる。2003年度ノーベル文学賞受賞。
 
モンガーン・セローテ(Serote, Mongane)1944-
 ソフィアタウン生まれの詩人、小説家。黒人意識運動に参加し、拘禁処分や発禁処分を経験。その後、詩を作りながらアメリカに渡りコロンビア大学で修士号を取得。『急行、第三世界発』で野間アフリカ出版賞を受賞する。国会議員を務める。
 
ジャブ・S・ンデベレ(Ndebele, Njabulo S.)1948-
 ヨハネスバーグ生まれの黒人小説家・評論家。レソト大学の他、ケンブリッジ大学やデンバー大学で学び、黒人意識運動の詩人として創作活動を始めた。児童文学や子供の目から見た南アメリカの社会の実情を描くことに優れ、ノース大学の副学長も務める。
 
ヌワ・セントンゴ(Sentongo, Nuwa)生没年不明
 人物については不詳。
 


人物紹介の参考文献
 各作品が収録された著作の原作者紹介ページ。