イタリア文学(和書)のページへ


各文学者の「検索開始」ボタンをクリックしてください。

Dante Alighieri (ダンテ・アリギエーリ) 1265-1321
 イタリア最大の詩人。フィレンツェに生まれる。代表作の『神曲』 La divina commedia は、それまでのラテン語の作品から転じ、イタリア語を使った最初の詩作品である。
 
Petrarca, Francesco (フランチェスコ・ペトラルカ) 1304-1374
 詩人、人文学者。アレッツォに生れる。チョーサーなど多くの作家に影響を与えた。
 
Boccaccio, Giovanni (ジョヴァンニ・ボッカッチョ) 1865-1939
 ダンテ、ペトラルカと並ぶイタリア最大の文学者。フィレンツェ近郊で生まれる。 『10日物語』 Decameron の著者として有名。
 
Machiavelli, Niccolo (ニッコロ・マキャヴェッリ) 1469-1527
 政治家、詩人。フィレンツェで生まれる。政治を非宗教的実証的に考察して近代政治学 の基礎を築き、その政治思想は「マキャベリズム」と呼ばれた。喜劇(Mandragola)はイタリア演劇史上一時期を画した。
 
Ariosto, Ludovico (Lodovico) (ルードヴィーコ・アリオスト) 1474-1533
 詩人、劇作家。マキャベッリが政治的意識の代表者ならば、アリオストは詩的意識の表者と評される人物である。
 
Aretino, Pietro (ピエトロ・アレティーノ) 1492-1556
 詩人、劇作家。アレッツォで生まれる。既成のモラルや文学にたいして、偽善と衒学を徹底的に愚弄した。代表作に 『遊女』 Cortigiana がある。
 
Cellini, Benvenuto (ベンヴェヌート・チェッリーニ) 1500-1571?
 イタリアの彫刻家、金工家、文学者(ルネッサンス後期のフィレンツェ派)。フィレンツェにで生まれる。文学者としては 『自伝』 Vita を著して、彼の多方面の活動も有名になった。
 
Tasso, Torquato (トルクワート・タッソ) 1544-1595
 叙事詩人。ソレントで生まれる。代表作の 『解放されたイェルサレル』 Gerusalemme liberata は、ミルトンの 『失楽園』 に影響を与えた。
 
Campanella, Tommaso (トマソ・カンパネッラ) 1568-1639
 詩人、哲学者。スティーロで生まれる。代表作に 『太陽の都』 La citta del sole がある。
 
Basile, Giambattista (ジャンバッチスタ・バジール) 1575-1632
 バロック時代の代表的作家の一人。ナポリで生まれ、ナポリ方言で 『5日物語』 Pentamerone を著した。
 
Goldoni, Carlo (カルロ・ゴルドーニ) 1707-1793
 劇作家。ヴェネチアで生まれ、パリで没す。イタリア喜劇をフランス古典喜劇の代表者モリエールの作品に見られるような格調の高いものにすることが目標であった。
 
Gozzi, Gasparo (ガスパロ・ゴッツィ) 1713-1786
 劇作家。ヴェネチアで生まれ、パドヴァで没す。ゴルドーニとともに、18世紀イタリア喜劇作家の代表者として活躍した。
 
Da Ponte, Lorenzo (ロレンツォ・ダ・ポンテ) 1749-1838
 歌劇作家、詩人。チネダで生まれる。モーツアルトの歌劇台本「フィガロの結婚」や 「ドン・ジョヴァンニ」などを著した。本名はEmanuele Conegliano。
 
Alfieri, Vittorio (ヴィットリオ・アルフィエーリ) 1749-1803
 劇作家、詩人。ピエモンテの裕福な貴族の家にで生まれながら、一生の大半を旅に過ごし、フィレンツェで没した。
 
Foscolo, Ugo (ウーゴ・フォスコロ) 1778-1827
 モンティと並んで、イタリアの動乱時代を代表する詩人、近代イタリア最初の批評家。イオニア海の小島ザンテ(ザキュントス)で生まれ、ロンドンで没した。
 
Manzoni, Alessandro (アレッサンドロ・マンツオーニ) 1785-1873
 詩人、19世紀イタリア最大の小説家。ミラノで生まれ、ミラノで没す。
 
Belli, Giuseppe Gioacchino (ジュゼッペ・ベッリ) 1791-1863
 詩人。ローマで生まれる。ロマネスク方言を用いて詩作した人物として有名である。
 
Leopardi, Giacomo (ジャコモ・レオパルディ) 1798-1837
 詩人。レカナーティ生まれのイタリアロマン主義時代の代表的作家とみなされる人物である。
 
Cattaneo, Carlo (カルロ・カッターネオ) 1801-1869
 ミラノ生まれの著作家。愛国者として国民教育の向上のために努め、オーストリアに対するミラノの反乱を指導した。スイスのルガノに亡命し、ここで没する。
 
Tommaseo, Niccolo (ニッコロ・トマセオ) 1802-1875
 ダルマティア生まれの詩人。主著書に 『アテネ公』 などがあり、辞書編纂者として有名。
 
Cantu, Cesare (チェザーレ・カントウ) 1804-1895
 歴史家、文学者。イタリアロマンティクの理念の通俗化に努めた。代表作に 『マルゲリータ・プステルラ』 Margherita Pusterla などがある。
 
Giusti, Giuseppe (ジュゼッペ・ジュスティ) 1809-1850
 トスカーナ出身の詩人。風刺的な傾向の詩作によって大いに人気を博した。
 
Guerrazzi, Francesco Domenico (フランチェスコ・ドメニコ・グエラッツィ) 1804-1873
 リヴォルノ生まれの小説家、政治家。愛国的な歴史小説を書いた。筆名は Anselmo Gualandi。チェーチナで没す。
 
Settembrini, Luigi (ルイジ・セテンブリーニ) 1813-1877
 ナポリ生まれの文学史家。イタリア独立運動に関係して、しばしば投獄されたが、イギリスに亡命して、帰国後ナポリ大学の教授となる。
 
Collodi, Carlo (カルロ・コッローディ) 1826-1890
 19世紀イタリアを代表する児童文学作家である。 『ピノッキオ』 Pinocchio の著者。本名は Carlo Lorenzini。筆名の Collodi は、母の出身地トスカーナ州のコッローディ村に由来する。
 
Carducci, Giosue (ジョズエ・カルドゥッチ) 1835-1907
 ヴァルディカステッロ生まれの詩人。ボローニャで没した。イタリアの文化的向上に尽くした。筆名はEnotrio Romano。ノーベル文学賞受賞(1906年度)。
 
Verga, Giovanni (ジョヴァンニ・ヴェルガ) 1840-1922
 小説家。カタニアで生まれ、同地で没する。故郷のシチリアを舞台にして多くの作品を書いた。
 
Fogazzaro, Antonio (アントーニオ・フォガッツアーロ) 1842-1911
 ヴィチェンツァ生まれの小説家、詩人。韻文小説で有名になり、国民的な小説として広く読まれた。小説の内容は論理的で宗教的問題を扱ったものが多い。
 
De Amicis, Edmondo (エドモンド・デ・アミーチス) 1846-1908
 ピエモンテ地方のオネーリア生まれの作家。特に児童文学 『クレオ』 Cuore を書いて有名。
 
Giacosa, Giuseppe (ジュゼッペ・ジャコーザ) 1847-1906
 コッルレットで生まれ、同地で没す。トスカーナ出身。19世紀演劇の最後の代表者。 代表作に 『勝負一局』 Una partita a scacchi がある。
 
Di Giacomo, Salvatore (サルヴァトーレ・ディ・ジャコモ) 1860-1934
 ナポリで生まれ、南イタリアを中心に展開されたヴェリズモの作家の一人で、ナポリをテーマに劇作や詩作をした。
 
Svevo, Italo (イタロ・ズヴェーヴォ) 1861-1928
 小説家。トリエステで生まれ、リヴェンツァ(トレヴィスコ)で没した。本名は Schmitz Ettore。代表作に 『ある生涯』 Una vita がある。
 
D'Annunzio, Gabriele (ガブリエール・ダンヌンツィオ) 1863-1938
 20世紀最大の詩人。ペスカーラにで生まれる。代表作に 『早春』 Prima vere がある。
 
Pirandello, Luigi (ルイージ・ピランデッロ) 1867-1936
 シチリア島ジルジェント(現アグリジェント)生まれの劇作家、小説家。代表作 『作者をさがす六人の登場人物』 Sei personaggi in cerca di autore は、20世紀演劇の革命的な改革者の一人として、認められた。ノーベル文学賞受賞(1934年度)。
 
Deledda, Grazia (グラッツィア・デレッダ) 1871-1936
 ヴェリズモ文学を代表する女流作家。ヌオーロで生まれ、ローマで没す。サルデーニャ地方をテーマにした作品が多い。代表作に 『灰』 Cenere がある。ノーベル文学賞受賞(1926年度)。
 
Bontempelli, Massimo (マッシモ・ボンテンペッリ) 1878-1960
 詩人、小説家。コモで生まれ、ローマで没す。代表作に 『二人の母と子』 Il figlio di due madri がある。
 
Papini, Giovanni (ジョヴァンニ・パピーニ) 1881-1956
 フィレンツェ生まれの小説家、思想家。未来派の作家の一人。代表作に 『盲目の飛行士』 Il pilota cieco などがある。
 
Moretti, Marino (マリーノ・モレッティ) 1885-1979
 チェゼナーティコ生まれの詩人、小説家。作中の主人公の献身、忍耐および諦めが、現実生活の辛酸を堪え忍ばせる精神的態度であることをテーマにした小説が多い。抒情詩の作品もある。
 
Campana, Dino (ディーノ・カンパーナ) 1885-1932
 フィレンツェ生まれの劇作家、小説家。抒情的散文の中に、優れた詩才を示すものがある。
 
Pascoli, Giovanni (ジョヴァンニ・パスコリ) 1855-1912
 サン・マウロ・ディ・ロマーニャ生まれの詩人。ダンヌンツィオとともに新時代の詩人と評されている。代表作には 『小詩篇集』 Poemetti がある。
 
Palazzeschi, Aldo (アルド・パラッツェスキ) 1885-1974
 詩人、小説家。フィレンツェで生まれる。筆名は Aldo Giurlani。代表作として 『白い馬』 I cavalli bianchi がある。
 
Bacchelli, Riccardo (リッカルド・バッケッリ) 1891- 1985
 ボローニャで生まれ、ミラノで没した歴史小説家。代表作には 『ルードヴィコ・クローネの不思議の糸』 Il filo meraviglioso di Ludovico Clo などがある。
 
Tomasi di Lampedusa, Giuseppe (ジュゼッペ・トマージ・ディ・ランペドウーサ) 1896-1957
 代表作 『山猫』 Il gattopardo の出現と成功が、イタリアの戦後文学の転機をはっきり示 したものと評価されている。パレルモで生まれ、ローマで没した。
 
Montale, Eugenio (エウゲニオ・モンターレ) 1896-1981
 詩人、評論家。ジェノヴァで生まれ、ミラノで没した。代表作に 『烏賊の骨』 Ossi di seppia がある。ノーベル文学賞受賞(1975年度)。
 
Quasimodo, Salvatore (サルヴァトーレ・クワジーモド) 1901-1968
 詩人。シチリアの小都市モーディカにで生まれ、ナポリで没した。代表作には 『水と土』 Acque e terre などがある。ノーベル文学賞受賞(1959年度)。
 
Marotta, Giuseppe (ジュゼッペ・マロッタ) 1902-1963
 ナポリで生まれ、ナポリの庶民生活の貧しさと「楽天主義」をテーマに多くの作品を書いた。代表作 『ナポリの黄金』 L'oro di Napoli は有名。
 
Levi, Carlo (カルロ・レーヴィ) 1902-1975
 戦後ネオレアリズモ文学の代表者の一人。トリノで生まれ、ローマで没した。代表作には 『キリストはエボリに止まりぬ』 Cristo si e fermato a Eboli などがある。
 
La Capria, Raffaele (ラッファエーレ・ラ・カープリア) 1922-
 ナポリ生まれの小説家。代表作として 『待ちわびる一日』 Un giorno d'impazienza などがある。
 
Buzzati, Dino (ディーノ・ブッツアーティ) 1906-1972
 ベルーノ生まれの小説家。作風は写実主義に象徴的要素を交えたものでカフカの影響が見られる。
 
Pavese, Cesare (チェーザレ・パヴェーゼ) 1908-1950
 詩人、小説家。サント・ステーファノ・ベルボ(クネオ)で生まれ、トリノで没した。 代表作として 『働き疲れて』 Lavorare stanca がある。
 
Vittorini, Elio (エリオ・ヴィトリーニ) 1908-1966
 シラクーサで生まれ、ミラノで没した作家。パヴェーゼやプラトリーニらともに、第二次大戦直後のイタリア文学、文化との動向に強い影響を及ぼした。
 
Dessi, Giuseppe (ジュゼッペ・デッシー) 1909-1977
 ヴィラチードロ(カリアリ)で生まれた。プルーストの影響を受け、サルデーニャの地方の自然と歴史と民間伝承の幻想的な作品を著した。ローマで没す。
 
Bernari, Carlo (カルロ・ベルナーリ) 1909-1992
 フランス系のイタリア人としてナポリで生まれる。ネオレアリズムの創始者の一人で、ナポリの民衆の生活をテーマとして書き続けた。本名はCarlo Bernard。
 
Tobino, Mario (マリオ・トビーノ) 1910-1991
 ヴィアレッジョ(ルッカ)で生まれ、アグリジェントで没す。レジスタンスを主題とする作品や自伝的テーマを背景とする作品が多い。代表作に 『リビアの砂漠』 Il deserto della Libia などがある。
 
Bassani, Giorgio (ジョルジョ・バッサーニ) 1916-2000
 カッソーと並んで50年代半ばから60年代にかけての「抒情的リアリズム」の代表者。 ボローニャでで生まれる。代表作に 『フェラーラの五つの物語』 Cinque storie ferraresi などがある。
 
Fenoglio, Beppe (ベッペ・フェノーリョ) 1922-1963
 小説家。アルバ(クネオ)で生まれ、トリノで没した。 『アルバの町の23日間』 I ventitre giorni della cita di Alba などの作品がある。
 
Calvino, Italo (イタロ・カルヴィーノ) 1923-1985
 小説家。サンチャゴ・デ・ラスヴェガス(キューバ)で生まれ、シエナで没した。代表作品には 『不在の騎士』 Cavaliere inesistente などがある。
 
Del Buono, Oreste (オレステ・デル・ブオーノ) 1923-2003
 パッジョ生まれの戦後ネオレアリスモ文学者。自伝的テーマを背景にした作品が多く、その代表作として 『われらが人生最悪の時代』 I peggiori anni della nostra vita などがある。
 
Testori, Giovanni (ジョヴァンニ・テストーリ) 1923-1993
 ミラノ近郊生まれの小説家、劇作家。 『ミラノの秘密』 I segreti di Milano は 、ミラノの民衆社会の底辺をテーマにとりあつかった代表作品である。
 
Fo, Dario (ダイリオ・フォ) 1926-
 ナポリ生まれの劇作家、俳優。代表作品には 『あるアナーキストの事故死』 Morte accidentale di un anarchico などがある。ノーベル文学賞受賞(1997年度)。
 
Arpino, Giovanni (ジョヴァンニ・アルピーノ) 1927-1987
 ポラで生まれ、トリノで没した小説家。心理的手法の作品が多く、また、バックグランドは一貫してトリノとその近郊農村である。代表作品には 『丘の影』 L'ombra delle colline などがある。
 
Mastronardi, Lucio (ルーチョ・マストロナルディ) 1930-1979
 ヴィジェヴァノ(パヴィア)で生まれ、同地で没する。南イタリアの工業化にともなう工業的な主題の作品が多い。代表作品に 『ヴィジェーヴァノの靴屋』 Il calzolaio di Vigevano などがある。
 
Eco, Umberto (ウンベルト・エーコ) 1932-
 アレキサンドリア生まれの小説家、記号学者。著者には 『ばらの名前』 Il nome della rosa などがある。