MAUPASSANT,Henri-René-Albert-Guy de
Bel-ami
Paris : 1885
モーパッサン 『ベラミ』
モーパッサン(1850-1893)は、フランスのノルマンディに生まれた。13歳の時両親は離婚し、弟と共に母に引き取られ、自由な幼年期を過ごした。1870年普仏戦争に従軍して、戦争を体験する。戦後パリに出て、海運省、文部省に勤務する傍らフローベールに師事し、1875年頃から詩・劇・短編小説などを新聞雑誌に掲載し始める。
『ベラミ』 は、彼の二番目の長編小説でる。主人公ジョルジュは、鉄道の事務員であったが、新聞記者をしている戦友の紹介で新聞社の社会面の記者となる。彼は美貌と持ち前の手腕で上流社会の夫人達を誘拐、征服し、彼女らを利用して地位と財産を作り上げる。自分の野望しか考えない彼は、勤務している新聞社の令嬢と結婚するために、戦友の妻を罠にかけ、ついに社長令嬢と結婚する。 『ベラミ』 は、世紀末のパリのブルジョワ階級退廃面を描いた社会風俗小説で、自然主義文学の見本として世の注目を集めた。
本書は1885年パリで出版された初版本である。
展示目録 『日仏文化資料展示会』 より |