HUGO,Victor
"Les contemplations "
Paris : 1856

ユゴー 『静観詩集』

  ユゴー(1802-1885)は、フランスのブザンソンに生まれる。少年時代はナポレオン一世配下の将軍の父の転勤や両親の不和のために各地を転々とし、1814年以降パリで教育を受けた。文学に惹かれ、アカデミーの懸賞論文に入賞してから文学活動を始める。1851年ナポレオン三世のクーデターに反対して、国外追放され、イギリスで19年間の亡命生活を送る。亡命中は一切の政治活動から開放されて、執筆に没頭する。
  『静観詩集』 は1856年イギリス亡命中にパリとベルギーのブリュセルで同時出版され、大好評を得た。この詩集の出版の動機は、愛娘レオポルディンヌの死と1851年のクーデターによって国外逃亡したことである。2巻よりなる。1巻「過ぎし日」は7月革命から愛娘の死まで、2巻「今」は、愛娘の魂との対話となっている。亡命中のイギリスの島で一切の政治活動から開放され、自然の中でユゴーの思想は次第に人間と宇宙との対話という哲学大系を形成した。
  本書は、1856年パリで出版された初版本である。

展示目録 『日仏文化資料展示会』 より


        
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