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TENNYSON, Alfred
"Enoch Arden"
London, 1864
テニソン 『イーノック・アーデン』
アルフレッド・テニソン(1809 − 92)は、ヴィクトリア朝の代表的な詩人で、イギリスの詩聖と
もいわれている。サマズビーに牧師の子として生まれ、ケンブリッジに学んだ。作品は、美しい措辞
と韻律をもち、我が国でも広く愛読されてきた。
1826 年、詩人である兄と共に詩集を出したのを手初めとして、1830 年には自身の処女詩集を出
版した。その後1842 年『Poems by Alfred Tennyson』で名を高め、王室費から年金を授けられる
ようになった。1847 年の『The Princess』で彼の名を不朽なものとし、ワーズワースの後を承けて
桂冠詩人となった。
1884 年には男爵となり、1892 年にアルドワースの別荘で逝去して、ウェストミンスター寺院に
葬られた。
本書は、1864 年の作品で、最初は『Idylls of the hearth』(炉辺牧歌)と題して、たちまち6 万
部を売ったといわれている。内容は、平和な漁村を背景にした、一女性をめぐる二人の若者の美しく
悲しい愛の物語詩である。哀恋切々たるテニソン一流の流麗な筆によって描き出されたこの詩は、読
者に深い感動を与えずにはおかない。
原寸 17.8×10.9cm
「GAIDAI BIBLIOTHECA」159号より |