Hans Andersen's Fairy Tales Illustration
by W.Heath Robinson
Nottingham. n.d.

『アンデルセンの童話』

 デンマークの童話作家、ハンス・アンデルセンは世界の少年、少女達に多くの夢を与えた。中でも「小さい人魚姫」の物語は特に有名で、子供向けの絵本はもとより、多くの挿絵画家がいろいろな場面の絵を文章の中に描いて本にしている。
 この絵はイギリスのウィリアム・ロビンソン(William Heath Robinson 1872-1944)の作品で、海底の城に住む6人姉妹の末娘である小さい人魚姫の作った庭を紹介したものである。彼の絵はファンタステックな雰囲気を持っていることから高い人気をはくし、他にも 『ドンキ・ホーテ』、『アラビアン・ナイト』、エドガー・アラン・ポーの詩などに挿画を交えて刊行した。また、“The Illus-trated London News"をはじめとした有名な雑誌にも作品を載せるなどして活躍した人物である。
 本書は、「小さい人魚姫」をはじめとして、「野の白鳥」、「ナイチンゲール」、「皇帝の新しい着物」など17の物語にロビンソンのカラー挿絵16枚を入れて編集されたものである。

『GAIDAI BIBLIOTHECA』 118号より



        
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