Princess Badoura;
a tale from the Arabian Nights.

ピエール・ルイ 「バドーラ姫の物語」より
[London, 1913.]

 この絵は、 『アラビアンナイト』 の中の「バドーラ姫の物語」をとりあげた豪華本の挿絵である。
 ペルシャ近くの島の王子カマルザマーンとシナの王女バドーラ姫の恋を綴った幻想的な物語を、ローレンス・ハウスマンが本書のために書きなおし、フランス生まれのイギリス人画家として有名なエドモンド・デュラックが、フィナーレとなる結婚式の行列を描いたもので、本書に入れられた10枚の絵の中では最もアラビア情緒を湛えたものでもある。
 本書は、1913年にスタウトン社から750部の限定本として刊行され、巻頭にはデュラックの自筆サインがある。

『GAIDAI BIBLIOTHECA』 98号より


        
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