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2017年12月18日

 2017年度「人権週間」の行事の一つ、「何を怖れる―フェミニズムを生きた女たち―」と題した講演会が12月15日、7号館4階741教室で開催されました。講師には、ジェンダー論、女性学で著名な上野千鶴子氏(社会学者、東京大学名誉教授)が登壇。寒さ増す初冬の夕刻開始にもかかわらず、集まった学生は約90人。関心の高さがうかがえました。

 講演会はまず、一昨年制作のドキュメンタリー映画『何を怖れる―フェミニズムを生きた女たち―』の上映会から始まりました。「ユキエ」「折り梅」などで有名なこの松井久子氏の監督作品は、ウーマンリブから始まった70年代初頭、20代30代だった彼女たちが社会に向け、“NO!”と叫んだ生き方を真摯に描いたもの。その彼女たちが老年期を迎え、「時代に何を遺そうとしたのか」「次の世代に何を伝えようとしているのか」を問うドキュメンタリー映画となっています。

 その主人公たる女たちの中の一人である上野千鶴子氏。上映終了後、トークを始める前に、彼女は学生の座る席に近づき、このドキュメンタリー映画についての率直な感想や質問に耳を傾けました。闘った、生きた、老いた、彼女たちのリブが現代の若い人にはどのように受け入れられるのか。上野氏のフランクな話術もあって、世代の壁を乗り越え、時間を共有した感のある有意義な場となったようでした。自らをすすんで「フェミニスト」と名のり、何も怖れずに闘ってきた、彼女たちのその強い意思は、老年期を迎えた今も、みずみずしい女であることを証明しているかのようでした。

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