2024/11/28 10:30:00 【学サポ通信】秋学期学生サポーター講習会(前半)
学サポ通信
障がい学生支援室
11月も後半になりました。急に冷え込んできましたので、みなさん暖かくして過ごしてください。
さて、10月には、秋学期新しく登録してくれた学生サポーター対象に講習会を行いました。
本学の講習会は3回シリーズ。
学生サポーターは「車いす利用学生の移動補助」「視覚障がい学生のガイドヘルプ」「テキストデータ作成」の3つを受講します。
各講習を受けた学生の感想や気づきを前半、後半に分けてご紹介します。
=======================
【車いす利用学生の移動補助】
車いすの使い方や補助の仕方について支援室のスタッフから説明を受けたのちに、学生同士が2人一組となり、実際に車いすを使ってキャンパス内で練習を行いました。
【参加学生の声】
学生サポーターのEです。
車椅子は乗ったのも押したのも人生初。だからこそ、実感したことが2つあります。
1つ目はお互いにコミュニケーションを積極的にすること。目的地など大まかな移動ルートは分かっていても、押してくれる人がどう進路を取ろうとしているのか、どこで曲がるのか。
一般的にはスロープを下る時は後ろ向きが推奨されていても、乗っている側は後ろ向きで降りるのが怖いケースもあるかもしれません。押す側の配慮不足で車椅子に乗っている人が怖い思いをしたら?そのたった1回が理由で「こんな怖い補助を受けないと行けない場所なら行くのをやめよう」「次は違う人にしてもらおう」とならないようにお互いに移動開始前にひとこと声を掛けておけば防げることもあるかもしれません。
2つ目は、学生サポートスタッフ有志が車椅子を押す技術を現実の場面にあわせて定期的に練習できる環境や時間を作っていくことの重要性です。学内でのサポート場面は授業の合間など移動にかけられる時間には制限があり、かつ学生でごった返すキャンパス内だからです。
【テキストデータ作成】
視覚障がい学生が学ぶために必要な授業教材のテキストデータを作成するために、どのようなポイントに注意しながら作成するかを学びました。
【参加学生Nさんの声】
今回の学生サポーター養成講座では視覚障害のある学生さんが必要とするテキストデータの作成について学習しました。テキストデータの作成にはいくつかのルールがあり、原稿(原本)で間違った部分があっても、原文に忠実にテキスト化するというのが基本だと教わりました。ただお互いに顔の見える関係の学内のことなので明らかな間違いは修正しておくこともありますが (場合によっては先生に事前に問い合わせをすることもあるとのことです) 、間違った部分もそのままテキスト化することで、サポートを必要とする学生さんもクラスメートと同じものを共有し、「一緒に学んでいる」と実感できる面もあるようです。僕も学生サポーターの一員として、サポートを必要とする学生さんが少しでも楽しく学べるようにこれから頑張っていきたいと思いました。
=======================
後半のテキストデータ編については、また後日お知らせします。
さて、10月には、秋学期新しく登録してくれた学生サポーター対象に講習会を行いました。
本学の講習会は3回シリーズ。
学生サポーターは「車いす利用学生の移動補助」「視覚障がい学生のガイドヘルプ」「テキストデータ作成」の3つを受講します。
各講習を受けた学生の感想や気づきを前半、後半に分けてご紹介します。
=======================
【車いす利用学生の移動補助】
車いすの使い方や補助の仕方について支援室のスタッフから説明を受けたのちに、学生同士が2人一組となり、実際に車いすを使ってキャンパス内で練習を行いました。
【参加学生の声】
学生サポーターのEです。
車椅子は乗ったのも押したのも人生初。だからこそ、実感したことが2つあります。
1つ目はお互いにコミュニケーションを積極的にすること。目的地など大まかな移動ルートは分かっていても、押してくれる人がどう進路を取ろうとしているのか、どこで曲がるのか。
一般的にはスロープを下る時は後ろ向きが推奨されていても、乗っている側は後ろ向きで降りるのが怖いケースもあるかもしれません。押す側の配慮不足で車椅子に乗っている人が怖い思いをしたら?そのたった1回が理由で「こんな怖い補助を受けないと行けない場所なら行くのをやめよう」「次は違う人にしてもらおう」とならないようにお互いに移動開始前にひとこと声を掛けておけば防げることもあるかもしれません。
2つ目は、学生サポートスタッフ有志が車椅子を押す技術を現実の場面にあわせて定期的に練習できる環境や時間を作っていくことの重要性です。学内でのサポート場面は授業の合間など移動にかけられる時間には制限があり、かつ学生でごった返すキャンパス内だからです。
【テキストデータ作成】
視覚障がい学生が学ぶために必要な授業教材のテキストデータを作成するために、どのようなポイントに注意しながら作成するかを学びました。
【参加学生Nさんの声】
今回の学生サポーター養成講座では視覚障害のある学生さんが必要とするテキストデータの作成について学習しました。テキストデータの作成にはいくつかのルールがあり、原稿(原本)で間違った部分があっても、原文に忠実にテキスト化するというのが基本だと教わりました。ただお互いに顔の見える関係の学内のことなので明らかな間違いは修正しておくこともありますが (場合によっては先生に事前に問い合わせをすることもあるとのことです) 、間違った部分もそのままテキスト化することで、サポートを必要とする学生さんもクラスメートと同じものを共有し、「一緒に学んでいる」と実感できる面もあるようです。僕も学生サポーターの一員として、サポートを必要とする学生さんが少しでも楽しく学べるようにこれから頑張っていきたいと思いました。
=======================
後半のテキストデータ編については、また後日お知らせします。