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2023/02/01 09:20:00 学サポ通信⑧~学生サポーター養成講座~

  • Category支援室だより
  • Posted by学生サポーター
みなさんこんにちは!
先日雪が積もった日に一人雪だるま作りに勤しんでいたところ、バイト先の先輩と遭遇してしまい恥ずかしい思いをした学生サポーターの宮田です。

今回は1月25日・26日の2日間にわたって開催された学生サポーター養成講座についてご報告します。

まず1日目は「障がいとはなんなのか」をテーマに、一般的に想像されているイメージと当事者の目線とのズレについて学びました。

特に障がいの所在についての講義は、私が長年なんとなく抱いていた「障がい者」という言葉の違和感の原因を認識するきっかけにもなりました。以前から私は「障がい者」という言葉があまり好きではなかったのですが、その理由をはっきりと言葉にすることができませんでした。

しかし今回、その原因が「障がい」が「人」を表す言葉として使われていることにあると気が付きました。できれば「障がいのある人」という言葉以外で表現したいのですが、今の私の表現力ではしっくりくるものがまだ見つけられていません。
何かができない「人」に障がいがあるのか、それともその人の活動を妨げている「環境」に障がいがあるのか。「障がい」が人と環境どちらに連なるものなのかを考えることは、学生サポータとしてだけでなく、今後あらゆる場面で必要になってくるのではないかと感じました。

2日目は「情報保障」をテーマに、今回は発達障がい・脳機能障がいの場合を想定して、情報をわかりやすく伝えるにはどうすればいいのかについて学びました。情報を伝える手段の一つとして、「ポイントテイク」にも挑戦しました。
「ポイントテイク」とは、授業などの内容を分かりやすくノートやパソコンにまとめるといった支援のことです。


一口に「脳機能障がい」と言っても、先天的なものと事故などによる後天的なもの、記憶に関するものや社会行動に関するものなど、さまざまな状況があります。個々の学生の状況に応じてわかりやすく情報を伝えるには、どのようにすればいいのかを実践を通して学びました。

この2日間の講座を通して、学生サポーターとして必要とされているのは「特別なスキル」ばかりではなく、「どのくらい相手の立場を想像できるか」なのではないかと感じました。

環境を整えることや、正確な情報伝達は日常生活でも必要なスキルで、何も特別なことではありません。相手のことを思いやり想像力を働かせ、普段の行動のバリエーションを増やすことで、誰もが生きやすい社会に近づくのではないかと感じました。

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