学生相談室だより
2024/10/28 13:00:00 講演会と座談会「快眠のための基本ガイド」を開催しました。
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10月10日の「世界メンタルヘルスデー」でした。
健康支援課では、メンタルヘルスケアへの意識を高める取り組みとして、京都大学大学院 医学部精神神経科ご所属の精神科医五十嵐 裕幸先生を講師にお招きし、10月21日(月)に睡眠についての講演会と座談会「快眠のための基本ガイド」を開催しました。
参加者の睡眠に対する関心度は高く、申込みの際には「寝つきが悪い」、「夜中に何度も目覚めてしまう」、「いくら寝ても疲れが取れない」など多くの悩みが寄せられ、五十嵐先生は各質問に触れながら睡眠についてご講演下さいました。
睡眠の状態とメンタルヘルスには密接な関係があると言われています。五十嵐先生からは、日本人の平均睡眠時間は世界ワーストレベルであることや、睡眠不足が集中力や記憶力を低下させ、学習や人間関係のトラブルを招き、気分を落ち込ませる悪循環を引き起こしやすいというお話しがありました。また、睡眠の状態を良くするためには、睡眠の質が悪くなる習慣を減らしつつ(カフェインやアルコールの摂取を控える、寝室内の光や音を減らすなど)、睡眠の質以上に睡眠時間を増やすことを重視できると良いという助言がありました。
参加者からは、「いい睡眠を摂るための方法を知ることが出来た」、「気になっていたこと(事前アンケートに回答した内容)を回答して頂けたり、自分が疾患?があることに気がつくことが出来ました!本当に意義のある時間でした。」、「講演を参考にして、夜寝る時以外はベッドに近づかないようにしたら、確かに良く眠れました。参考になりました。」といった感想が寄せられ、自分の睡眠を振りかえる良い機会となったようでした。
健康支援課では、これからも様々な心身の健康に関する情報やセルフケアについて紹介していきますので、皆さん是非チェックしてみてください。
健康支援課では、メンタルヘルスケアへの意識を高める取り組みとして、京都大学大学院 医学部精神神経科ご所属の精神科医五十嵐 裕幸先生を講師にお招きし、10月21日(月)に睡眠についての講演会と座談会「快眠のための基本ガイド」を開催しました。
参加者の睡眠に対する関心度は高く、申込みの際には「寝つきが悪い」、「夜中に何度も目覚めてしまう」、「いくら寝ても疲れが取れない」など多くの悩みが寄せられ、五十嵐先生は各質問に触れながら睡眠についてご講演下さいました。
睡眠の状態とメンタルヘルスには密接な関係があると言われています。五十嵐先生からは、日本人の平均睡眠時間は世界ワーストレベルであることや、睡眠不足が集中力や記憶力を低下させ、学習や人間関係のトラブルを招き、気分を落ち込ませる悪循環を引き起こしやすいというお話しがありました。また、睡眠の状態を良くするためには、睡眠の質が悪くなる習慣を減らしつつ(カフェインやアルコールの摂取を控える、寝室内の光や音を減らすなど)、睡眠の質以上に睡眠時間を増やすことを重視できると良いという助言がありました。
参加者からは、「いい睡眠を摂るための方法を知ることが出来た」、「気になっていたこと(事前アンケートに回答した内容)を回答して頂けたり、自分が疾患?があることに気がつくことが出来ました!本当に意義のある時間でした。」、「講演を参考にして、夜寝る時以外はベッドに近づかないようにしたら、確かに良く眠れました。参考になりました。」といった感想が寄せられ、自分の睡眠を振りかえる良い機会となったようでした。
健康支援課では、これからも様々な心身の健康に関する情報やセルフケアについて紹介していきますので、皆さん是非チェックしてみてください。
2024/10/17 15:20:00 忘れものがなんだか多い
学生相談室だより
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みなさんは、忘れ物の経験はどのくらいあるでしょうか。「その日に大学にもっていく予定だった大事なものを家に置いてきてしまう」、「スマホを教室に置き忘れてしまう」、「移動中にふと気が付くと、持っていた荷物のうちの一つがなくなっている」などなど。
忘れ物の種類もさまざまであり、どのような要因で忘れ物が生じているのか、その原因を分析して、対策を立ててみることが役立ちます。
たとえば、「持っていく予定だったものを家に忘れてきてしまう」という忘れ物であれば、以下の要因と工夫が考えられます。
・持っていく準備をしているときに、他のことに気を取られてすっかり忘れてしまう。
→持ち物を一つ一つ確認していくようにする。簡易のチェックリストを作ってもよい。
・2つ以上の動作を同時にしているときに、片方の動作に意識を取られてしまいすぎる。
→一挙一動作を心がける。ながら動作をしない。
・準備するときに何をどこにおいてあるのか、わからなくなってしまう。
→ものを置く配置を固定して、決めておく。
・忘れ物のないよう、持ち物をチェックする時間がない。
→持ち物を確認する時間を確保する。
もちろん、これらはあくまで一例ですし、一度で対策がうまくいくとは限らないので、自分に合った工夫を試行錯誤しながら作っていくことになります。工夫だけではどうにもならないときには、医療機関の受診も検討することが必要でしょう。
もし何か気になるくせやパターンがあって、それがなぜ起きているのかを考えてみたいというときには、学生相談でカウンセラーと一緒に考えることもできます。ご希望の場合には、お気軽にご予約ください。
忘れ物の種類もさまざまであり、どのような要因で忘れ物が生じているのか、その原因を分析して、対策を立ててみることが役立ちます。
たとえば、「持っていく予定だったものを家に忘れてきてしまう」という忘れ物であれば、以下の要因と工夫が考えられます。
・持っていく準備をしているときに、他のことに気を取られてすっかり忘れてしまう。
→持ち物を一つ一つ確認していくようにする。簡易のチェックリストを作ってもよい。
・2つ以上の動作を同時にしているときに、片方の動作に意識を取られてしまいすぎる。
→一挙一動作を心がける。ながら動作をしない。
・準備するときに何をどこにおいてあるのか、わからなくなってしまう。
→ものを置く配置を固定して、決めておく。
・忘れ物のないよう、持ち物をチェックする時間がない。
→持ち物を確認する時間を確保する。
もちろん、これらはあくまで一例ですし、一度で対策がうまくいくとは限らないので、自分に合った工夫を試行錯誤しながら作っていくことになります。工夫だけではどうにもならないときには、医療機関の受診も検討することが必要でしょう。
もし何か気になるくせやパターンがあって、それがなぜ起きているのかを考えてみたいというときには、学生相談でカウンセラーと一緒に考えることもできます。ご希望の場合には、お気軽にご予約ください。
2024/07/17 10:10:00 「寝床」(寝る場所)での過ごし方
学生相談室だより
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だんだん暑くなり、これから寝苦しい夜も増えてきますね。また課題や趣味などで夜更かしをして睡眠リズムが崩れたり、なかなか寝付けないなどといった睡眠の問題を抱えている人もいるのではないでしょうか?よりよい睡眠のためのポイントはいくつかありますが、今回は寝床(ベッドや布団など寝る場所)での過ごし方について3つのポイントを紹介したいと思います。
1つめはリラックスして眠りにつくことです。眠るために大切なことはリラックスすることです。「寝なければ!」と頑張っている状態では焦りと緊張が高まり、目が冴えてますます眠れなくなるという悪循環に陥ってしまいます。しばらく眠れなかったら寝るのを一旦諦めてベッドや布団から出てリラックスできることをやってみましょう。そして眠くなってから寝床に戻るようにしましょう。
2つめは悩みや考え事は翌朝以降の明るい時間に考えるということです。気になることがあると頭の中に引っかかってなかなか眠れない…という経験はないでしょうか?不安な状態だと寝つけず浅い眠りになるため、ベッドや布団の中で悩んだり考えたりしないようにしましょう。暗いところで目を閉じて横になっているとネガティブな思考になりやすい傾向があります。もしベッドや布団で横になっているときに悩みや考え事が思い浮かんでもそのときは考えずに、メモしておくなどしてひとまず頭を空っぽにし、翌朝以降の明るい時間に考えるようにしましょう。
3つめは寝床を「寝る場所」だと意識づけることです。ベッドの上や布団の中でテレビを観たり、スマホを触ったりすることが習慣になっていると、脳は寝床を寝る場所ではなくダラダラ過ごす場所として認識してしまい、睡眠モードに入りにくくなります。そのためベッドの上や布団の中では睡眠と関係のない行動をしないようにしましょう。ベッドや布団では寝るだけにして「寝る場所」だと意識づけできるとベッドや布団に入ると自然と眠くなるようになります。
必要な睡眠時間は個人差があり、年齢、日中の活動量、体調、季節などによっても変わってきます。ある程度眠れていて日中に強い眠気がない場合は心配いらないことが多いようです。学生相談室ではカウンセリングのほか、精神科医による健康相談も行っていますので気になる方は利用を検討してみてくださいね。
1つめはリラックスして眠りにつくことです。眠るために大切なことはリラックスすることです。「寝なければ!」と頑張っている状態では焦りと緊張が高まり、目が冴えてますます眠れなくなるという悪循環に陥ってしまいます。しばらく眠れなかったら寝るのを一旦諦めてベッドや布団から出てリラックスできることをやってみましょう。そして眠くなってから寝床に戻るようにしましょう。
2つめは悩みや考え事は翌朝以降の明るい時間に考えるということです。気になることがあると頭の中に引っかかってなかなか眠れない…という経験はないでしょうか?不安な状態だと寝つけず浅い眠りになるため、ベッドや布団の中で悩んだり考えたりしないようにしましょう。暗いところで目を閉じて横になっているとネガティブな思考になりやすい傾向があります。もしベッドや布団で横になっているときに悩みや考え事が思い浮かんでもそのときは考えずに、メモしておくなどしてひとまず頭を空っぽにし、翌朝以降の明るい時間に考えるようにしましょう。
3つめは寝床を「寝る場所」だと意識づけることです。ベッドの上や布団の中でテレビを観たり、スマホを触ったりすることが習慣になっていると、脳は寝床を寝る場所ではなくダラダラ過ごす場所として認識してしまい、睡眠モードに入りにくくなります。そのためベッドの上や布団の中では睡眠と関係のない行動をしないようにしましょう。ベッドや布団では寝るだけにして「寝る場所」だと意識づけできるとベッドや布団に入ると自然と眠くなるようになります。
必要な睡眠時間は個人差があり、年齢、日中の活動量、体調、季節などによっても変わってきます。ある程度眠れていて日中に強い眠気がない場合は心配いらないことが多いようです。学生相談室ではカウンセリングのほか、精神科医による健康相談も行っていますので気になる方は利用を検討してみてくださいね。
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ゆっくり眠れますように。
2024/04/18 17:30:00 「タイパ」効率を上げる意外な方法とは?
学生相談室だより
学生相談室
少し前に話題になった「コスパ(コストパフォーマンス)」。“最小のコストで最大の成果を得たい”という価値観を表す言葉ですが、最近ではそれに代わって「タイパ(タイムパフォーマンス)」を重視する風潮になってきているようです。
特に忙しい外大生の皆さんにとっては、短時間でいかに多くのタスクをこなすか、日々の満足感を得るかというのは、とても大事なことですよね。
そこで、今回はタイパ効率を上げるための方法を一つ紹介したいと思います。
結論から言うと、その方法とは「ボーっとする時間を作ること」です。
意外ですよね。ボーっとすることはタイパとは正反対の行動で、むしろ大敵のようにさえ思えます。しかし、実はボーっとする時間を作ることで却って後の作業効率が上がったり、クリエイティブな発想が生まれやすくなったりすることが、カリフォルニア大学の研究などで明らかになっています。
実際に、古代の哲学者や有名な発明家、芸術家などが、ボーっとしているときにひらめきを得ているという話は有名です。脳に良いパフォーマンスをさせるには、しっかり休息することが不可欠なのでしょう。
だからこそタイパを重視したい人は、一日のスケジュールの中に30分くらい敢えてボーっとする時間を組み込んでみてください。通学中の電車で、お風呂に入っているとき、寝る前など、できればスマホは見ずに、ただひたすらボーっと……。きっと30分だけでも頭がスッキリするかと思います。ぜひ試してみてください。
特に忙しい外大生の皆さんにとっては、短時間でいかに多くのタスクをこなすか、日々の満足感を得るかというのは、とても大事なことですよね。
そこで、今回はタイパ効率を上げるための方法を一つ紹介したいと思います。
結論から言うと、その方法とは「ボーっとする時間を作ること」です。
意外ですよね。ボーっとすることはタイパとは正反対の行動で、むしろ大敵のようにさえ思えます。しかし、実はボーっとする時間を作ることで却って後の作業効率が上がったり、クリエイティブな発想が生まれやすくなったりすることが、カリフォルニア大学の研究などで明らかになっています。
実際に、古代の哲学者や有名な発明家、芸術家などが、ボーっとしているときにひらめきを得ているという話は有名です。脳に良いパフォーマンスをさせるには、しっかり休息することが不可欠なのでしょう。
だからこそタイパを重視したい人は、一日のスケジュールの中に30分くらい敢えてボーっとする時間を組み込んでみてください。通学中の電車で、お風呂に入っているとき、寝る前など、できればスマホは見ずに、ただひたすらボーっと……。きっと30分だけでも頭がスッキリするかと思います。ぜひ試してみてください。
2024/04/01 12:20:00 ご入学おめでとうございます
学生相談室だより
健康支援課
新入生の皆さん、ご入学おめでとうございます。
春のあたたかい日差しを感じる日も増えてきました。
新しく始まる大学生活、楽しみだけでなく、うまくやっていけるかな?どんな授業があるの
かな?など、不安を感じている人もいるかもしれませんね。
健康支援課では、保健室、学生相談室、障がい学生支援室の3室が連携し、
学生の皆さんが安心して学生生活を送れるようサポートしています。
大学生活の心配ごと・困りごとがある時は、相談に来てくださいね。
春のあたたかい日差しを感じる日も増えてきました。
新しく始まる大学生活、楽しみだけでなく、うまくやっていけるかな?どんな授業があるの
かな?など、不安を感じている人もいるかもしれませんね。
健康支援課では、保健室、学生相談室、障がい学生支援室の3室が連携し、
学生の皆さんが安心して学生生活を送れるようサポートしています。
大学生活の心配ごと・困りごとがある時は、相談に来てくださいね。