学生相談室だより
2024/12/04 12:00:00 先延ばしの良し悪し
学生相談室だより
学生相談室
皆さんは物事を先延ばしにしてしまうことはありませんか。
テキパキとやるべきことを進められると本当はいいのだけども、ついついやるべきことを後回しにしたり、先延ばしにしてしまったり。人によっては、好きなことや趣味に関わることなら次々に取り組めるけど、大学の授業や勉強に関することだとついつい先延ばしにしてしまう、と場面によって変わるという人もいるかもしれませんね。
先延ばしをし過ぎて、いつまで経ってもやるべきことに取り組めないことが続くと困ることが多くなるのも事実です。締め切り間際に焦ってしまったり、十分に時間が取れずに不十分なままで終わってしまったり。「まだやれていない」と思い焦ってしまうし、いつもギリギリになってしまうので直したいと思いつつ、先延ばしを止められないという人もいるのではないでしょうか。
ただし、先延ばしは悪いことばかりではありません。嫌なことや負担なことをいったん先延ばしにすることで、気持ちを切り替えて落ち着きをとりもどせるという面があります。また、いったん物事を棚上げすることで、時間が経った後でよいアイデアや解決方法を思いつくということもあります。
つまり、先延ばしは「考えを寝かしておく」ことにもなり、その間に別のやるべきこともこなせるので効率的ともいえるでしょうか。先延ばしが良いか悪いかもその程度や状況次第といえます。このように先延ばしをすること自体は必ずしも悪いことばかりではありません。ただし、それによって生活で困ることが増えると問題になってきます。
自分がどんなときに先延ばしにしてしまうのか、それでどのくらい困っているのか、生活を見直してみるといいかもしれません。
テキパキとやるべきことを進められると本当はいいのだけども、ついついやるべきことを後回しにしたり、先延ばしにしてしまったり。人によっては、好きなことや趣味に関わることなら次々に取り組めるけど、大学の授業や勉強に関することだとついつい先延ばしにしてしまう、と場面によって変わるという人もいるかもしれませんね。
先延ばしをし過ぎて、いつまで経ってもやるべきことに取り組めないことが続くと困ることが多くなるのも事実です。締め切り間際に焦ってしまったり、十分に時間が取れずに不十分なままで終わってしまったり。「まだやれていない」と思い焦ってしまうし、いつもギリギリになってしまうので直したいと思いつつ、先延ばしを止められないという人もいるのではないでしょうか。
ただし、先延ばしは悪いことばかりではありません。嫌なことや負担なことをいったん先延ばしにすることで、気持ちを切り替えて落ち着きをとりもどせるという面があります。また、いったん物事を棚上げすることで、時間が経った後でよいアイデアや解決方法を思いつくということもあります。
つまり、先延ばしは「考えを寝かしておく」ことにもなり、その間に別のやるべきこともこなせるので効率的ともいえるでしょうか。先延ばしが良いか悪いかもその程度や状況次第といえます。このように先延ばしをすること自体は必ずしも悪いことばかりではありません。ただし、それによって生活で困ることが増えると問題になってきます。
自分がどんなときに先延ばしにしてしまうのか、それでどのくらい困っているのか、生活を見直してみるといいかもしれません。
2024/11/27 13:00:00 ゆるここアワー「マンガ・アニメ好きあつまれ!」を開催しました
学生相談室だより
学生相談室
11月26日(火)の昼休みに「ゆるここアワー」を開催しました。今回のテーマは「マンガ・アニメ好きあつまれ!」でした。
参加者同士で自分が好きなマンガやアニメについて紹介しあいました。「周りに好きなマンガやアニメについて話せる人がいないから話したかった」「去年参加しようと思ったけどできなかったから今年は絶対参加したかった」と参加してくれた学生さんもいました。
誰かがおすすめを話すと歓声や賛同の声が上がったり、知らないものがあれば調べてみたりとどんどん話が膨らんでいました。留学生も参加してくれ、日本との共通点や違いを知ることもできました。マンガやグッズを持ってきてくれたり、Tシャツを着て参加してくれた人もいて、好きなものへの熱い想いは尽きることなく盛り上がり、早くも次回開催を期待する声があがっていました。
「ゆるここアワー」では、これからもゆる~くセルフケアや推し活について取り上げていきますので、皆さん気軽に参加してください!
参加者同士で自分が好きなマンガやアニメについて紹介しあいました。「周りに好きなマンガやアニメについて話せる人がいないから話したかった」「去年参加しようと思ったけどできなかったから今年は絶対参加したかった」と参加してくれた学生さんもいました。
誰かがおすすめを話すと歓声や賛同の声が上がったり、知らないものがあれば調べてみたりとどんどん話が膨らんでいました。留学生も参加してくれ、日本との共通点や違いを知ることもできました。マンガやグッズを持ってきてくれたり、Tシャツを着て参加してくれた人もいて、好きなものへの熱い想いは尽きることなく盛り上がり、早くも次回開催を期待する声があがっていました。
「ゆるここアワー」では、これからもゆる~くセルフケアや推し活について取り上げていきますので、皆さん気軽に参加してください!
2024/10/28 13:00:00 講演会と座談会「快眠のための基本ガイド」を開催しました。
学生相談室だより
学生相談室
10月10日の「世界メンタルヘルスデー」でした。
健康支援課では、メンタルヘルスケアへの意識を高める取り組みとして、京都大学大学院 医学部精神神経科ご所属の精神科医五十嵐 裕幸先生を講師にお招きし、10月21日(月)に睡眠についての講演会と座談会「快眠のための基本ガイド」を開催しました。
参加者の睡眠に対する関心度は高く、申込みの際には「寝つきが悪い」、「夜中に何度も目覚めてしまう」、「いくら寝ても疲れが取れない」など多くの悩みが寄せられ、五十嵐先生は各質問に触れながら睡眠についてご講演下さいました。
睡眠の状態とメンタルヘルスには密接な関係があると言われています。五十嵐先生からは、日本人の平均睡眠時間は世界ワーストレベルであることや、睡眠不足が集中力や記憶力を低下させ、学習や人間関係のトラブルを招き、気分を落ち込ませる悪循環を引き起こしやすいというお話しがありました。また、睡眠の状態を良くするためには、睡眠の質が悪くなる習慣を減らしつつ(カフェインやアルコールの摂取を控える、寝室内の光や音を減らすなど)、睡眠の質以上に睡眠時間を増やすことを重視できると良いという助言がありました。
参加者からは、「いい睡眠を摂るための方法を知ることが出来た」、「気になっていたこと(事前アンケートに回答した内容)を回答して頂けたり、自分が疾患?があることに気がつくことが出来ました!本当に意義のある時間でした。」、「講演を参考にして、夜寝る時以外はベッドに近づかないようにしたら、確かに良く眠れました。参考になりました。」といった感想が寄せられ、自分の睡眠を振りかえる良い機会となったようでした。
健康支援課では、これからも様々な心身の健康に関する情報やセルフケアについて紹介していきますので、皆さん是非チェックしてみてください。
健康支援課では、メンタルヘルスケアへの意識を高める取り組みとして、京都大学大学院 医学部精神神経科ご所属の精神科医五十嵐 裕幸先生を講師にお招きし、10月21日(月)に睡眠についての講演会と座談会「快眠のための基本ガイド」を開催しました。
参加者の睡眠に対する関心度は高く、申込みの際には「寝つきが悪い」、「夜中に何度も目覚めてしまう」、「いくら寝ても疲れが取れない」など多くの悩みが寄せられ、五十嵐先生は各質問に触れながら睡眠についてご講演下さいました。
睡眠の状態とメンタルヘルスには密接な関係があると言われています。五十嵐先生からは、日本人の平均睡眠時間は世界ワーストレベルであることや、睡眠不足が集中力や記憶力を低下させ、学習や人間関係のトラブルを招き、気分を落ち込ませる悪循環を引き起こしやすいというお話しがありました。また、睡眠の状態を良くするためには、睡眠の質が悪くなる習慣を減らしつつ(カフェインやアルコールの摂取を控える、寝室内の光や音を減らすなど)、睡眠の質以上に睡眠時間を増やすことを重視できると良いという助言がありました。
参加者からは、「いい睡眠を摂るための方法を知ることが出来た」、「気になっていたこと(事前アンケートに回答した内容)を回答して頂けたり、自分が疾患?があることに気がつくことが出来ました!本当に意義のある時間でした。」、「講演を参考にして、夜寝る時以外はベッドに近づかないようにしたら、確かに良く眠れました。参考になりました。」といった感想が寄せられ、自分の睡眠を振りかえる良い機会となったようでした。
健康支援課では、これからも様々な心身の健康に関する情報やセルフケアについて紹介していきますので、皆さん是非チェックしてみてください。
2024/10/17 15:20:00 忘れものがなんだか多い
学生相談室だより
学生相談室
みなさんは、忘れ物の経験はどのくらいあるでしょうか。「その日に大学にもっていく予定だった大事なものを家に置いてきてしまう」、「スマホを教室に置き忘れてしまう」、「移動中にふと気が付くと、持っていた荷物のうちの一つがなくなっている」などなど。
忘れ物の種類もさまざまであり、どのような要因で忘れ物が生じているのか、その原因を分析して、対策を立ててみることが役立ちます。
たとえば、「持っていく予定だったものを家に忘れてきてしまう」という忘れ物であれば、以下の要因と工夫が考えられます。
・持っていく準備をしているときに、他のことに気を取られてすっかり忘れてしまう。
→持ち物を一つ一つ確認していくようにする。簡易のチェックリストを作ってもよい。
・2つ以上の動作を同時にしているときに、片方の動作に意識を取られてしまいすぎる。
→一挙一動作を心がける。ながら動作をしない。
・準備するときに何をどこにおいてあるのか、わからなくなってしまう。
→ものを置く配置を固定して、決めておく。
・忘れ物のないよう、持ち物をチェックする時間がない。
→持ち物を確認する時間を確保する。
もちろん、これらはあくまで一例ですし、一度で対策がうまくいくとは限らないので、自分に合った工夫を試行錯誤しながら作っていくことになります。工夫だけではどうにもならないときには、医療機関の受診も検討することが必要でしょう。
もし何か気になるくせやパターンがあって、それがなぜ起きているのかを考えてみたいというときには、学生相談でカウンセラーと一緒に考えることもできます。ご希望の場合には、お気軽にご予約ください。
忘れ物の種類もさまざまであり、どのような要因で忘れ物が生じているのか、その原因を分析して、対策を立ててみることが役立ちます。
たとえば、「持っていく予定だったものを家に忘れてきてしまう」という忘れ物であれば、以下の要因と工夫が考えられます。
・持っていく準備をしているときに、他のことに気を取られてすっかり忘れてしまう。
→持ち物を一つ一つ確認していくようにする。簡易のチェックリストを作ってもよい。
・2つ以上の動作を同時にしているときに、片方の動作に意識を取られてしまいすぎる。
→一挙一動作を心がける。ながら動作をしない。
・準備するときに何をどこにおいてあるのか、わからなくなってしまう。
→ものを置く配置を固定して、決めておく。
・忘れ物のないよう、持ち物をチェックする時間がない。
→持ち物を確認する時間を確保する。
もちろん、これらはあくまで一例ですし、一度で対策がうまくいくとは限らないので、自分に合った工夫を試行錯誤しながら作っていくことになります。工夫だけではどうにもならないときには、医療機関の受診も検討することが必要でしょう。
もし何か気になるくせやパターンがあって、それがなぜ起きているのかを考えてみたいというときには、学生相談でカウンセラーと一緒に考えることもできます。ご希望の場合には、お気軽にご予約ください。
2024/07/17 10:10:00 「寝床」(寝る場所)での過ごし方
学生相談室だより
学生相談室
だんだん暑くなり、これから寝苦しい夜も増えてきますね。また課題や趣味などで夜更かしをして睡眠リズムが崩れたり、なかなか寝付けないなどといった睡眠の問題を抱えている人もいるのではないでしょうか?よりよい睡眠のためのポイントはいくつかありますが、今回は寝床(ベッドや布団など寝る場所)での過ごし方について3つのポイントを紹介したいと思います。
1つめはリラックスして眠りにつくことです。眠るために大切なことはリラックスすることです。「寝なければ!」と頑張っている状態では焦りと緊張が高まり、目が冴えてますます眠れなくなるという悪循環に陥ってしまいます。しばらく眠れなかったら寝るのを一旦諦めてベッドや布団から出てリラックスできることをやってみましょう。そして眠くなってから寝床に戻るようにしましょう。
2つめは悩みや考え事は翌朝以降の明るい時間に考えるということです。気になることがあると頭の中に引っかかってなかなか眠れない…という経験はないでしょうか?不安な状態だと寝つけず浅い眠りになるため、ベッドや布団の中で悩んだり考えたりしないようにしましょう。暗いところで目を閉じて横になっているとネガティブな思考になりやすい傾向があります。もしベッドや布団で横になっているときに悩みや考え事が思い浮かんでもそのときは考えずに、メモしておくなどしてひとまず頭を空っぽにし、翌朝以降の明るい時間に考えるようにしましょう。
3つめは寝床を「寝る場所」だと意識づけることです。ベッドの上や布団の中でテレビを観たり、スマホを触ったりすることが習慣になっていると、脳は寝床を寝る場所ではなくダラダラ過ごす場所として認識してしまい、睡眠モードに入りにくくなります。そのためベッドの上や布団の中では睡眠と関係のない行動をしないようにしましょう。ベッドや布団では寝るだけにして「寝る場所」だと意識づけできるとベッドや布団に入ると自然と眠くなるようになります。
必要な睡眠時間は個人差があり、年齢、日中の活動量、体調、季節などによっても変わってきます。ある程度眠れていて日中に強い眠気がない場合は心配いらないことが多いようです。学生相談室ではカウンセリングのほか、精神科医による健康相談も行っていますので気になる方は利用を検討してみてくださいね。
1つめはリラックスして眠りにつくことです。眠るために大切なことはリラックスすることです。「寝なければ!」と頑張っている状態では焦りと緊張が高まり、目が冴えてますます眠れなくなるという悪循環に陥ってしまいます。しばらく眠れなかったら寝るのを一旦諦めてベッドや布団から出てリラックスできることをやってみましょう。そして眠くなってから寝床に戻るようにしましょう。
2つめは悩みや考え事は翌朝以降の明るい時間に考えるということです。気になることがあると頭の中に引っかかってなかなか眠れない…という経験はないでしょうか?不安な状態だと寝つけず浅い眠りになるため、ベッドや布団の中で悩んだり考えたりしないようにしましょう。暗いところで目を閉じて横になっているとネガティブな思考になりやすい傾向があります。もしベッドや布団で横になっているときに悩みや考え事が思い浮かんでもそのときは考えずに、メモしておくなどしてひとまず頭を空っぽにし、翌朝以降の明るい時間に考えるようにしましょう。
3つめは寝床を「寝る場所」だと意識づけることです。ベッドの上や布団の中でテレビを観たり、スマホを触ったりすることが習慣になっていると、脳は寝床を寝る場所ではなくダラダラ過ごす場所として認識してしまい、睡眠モードに入りにくくなります。そのためベッドの上や布団の中では睡眠と関係のない行動をしないようにしましょう。ベッドや布団では寝るだけにして「寝る場所」だと意識づけできるとベッドや布団に入ると自然と眠くなるようになります。
必要な睡眠時間は個人差があり、年齢、日中の活動量、体調、季節などによっても変わってきます。ある程度眠れていて日中に強い眠気がない場合は心配いらないことが多いようです。学生相談室ではカウンセリングのほか、精神科医による健康相談も行っていますので気になる方は利用を検討してみてくださいね。
-
ゆっくり眠れますように。