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支援室だより

2021/12/07 10:20:00 【障害者週間コラム③】合理的配慮は思いやり?

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  • Posted by障がい学生支援室
みなさん、こんにちは。
第3回目のテーマは「合理的配慮は思いやり?」です。

最近日本でも耳にすることが多くなった「合理的配慮」ですが、英語では“Reasonable accommodation”と言います。英語を学んでいるみなさんの中には「accommodationってそういう意味だっけ?」と違和感を覚えた人もいるのではないでしょうか。

さて、「配慮」は三省堂の国語辞典によると「相手のために、あれこれと気を使うこと。心づかい」のことだそうです。一方で、「合理的配慮」というのは日本が2014年に批准した障害者権利条約で次のように定義されています。

合理的配慮とは
「障害者が他の者との平等を基礎として全ての人権及び基本的自由を享有し、又は行使することを確保するための必要かつ適当な変更及び調整のことであって、特定の場合において必要とされるものであり、かつ、均衡を失した又は過度の負担を課さないもの」

このように“accommodation”を「配慮」という言葉で表現してしまうことにより、誤ったイメージを与え、必要な変更や調整が「思いやり」や「してあげている」といった全く違う性質のものになってしまうことが懸念されます。

また「合理的配慮」は障害によってこういったもの提供すると決まっているものではありません。同じ障害、同じ診断名であっても希望する対応は異なります。

大事なのは本人のニーズを確認すること、また本人がその場に参加するために「どういうことができるか」という視点でともに話し合うことです。

さて、第4回目の障害者週間コラムでは、いよいよ障害学生の生の声をお届けします。

2021/12/06 10:20:00 【障害者週間コラム②】身近にある色々なバリア

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  • Posted by障がい学生支援室
みなさん、こんにちは。
障害者週間コラム第2回目のテーマは「身近にある色々なバリア」です。

バリアというのは柵や防壁という意味もありますが、障壁や障害物を指します。
たとえば「バリアフリー」という言葉がありますが、これは「バリア(障壁)をフリー(除去)する」という意味です。

さて、ではバリア(障壁)というのはどういうものがあるでしょうか。
たとえば・・・
・車椅子を使う人にとっての階段や段差
・耳が聞こえにくい人にとっての音声アナウンス
・聴覚からの情報が得づらい、理解しづらい人にとって口頭だけの指示や説明
・「“障害があるのに”頑張っていてえらい」、「“障害があるから”できないでしょ」といった思い込みもバリアの一つと言えます。

バリアには、次の4つがあります。
①物理的なバリア(公共交通機関、道路、建物などにおいて、利用者に移動面で困難をもたらす物理的なバリアのこと)
 例:階段しかない建物/狭い通路/段差など

②情報のバリア(情報の伝え方が不十分であるために、必要な情報が平等に得られないバリアのこと)
 例:アクセスしづらいホームページ/手話通訳等の情報保障のない講演会/分かりにくい案内・説明

③制度のバリア(社会のルール、制度によって、障害のある人が能力以前の段階で機会の均等を奪われているバリアのこと)。
 例:障がいや病気があることを理由に入試等で制限される

④意識上のバリア(周囲からの心ない言葉、偏見や差別、無関心など、障害のある人を受け入れないバリアのこと)
 例:障がいがある人は「かわいそう」という思い込み
   支援を受けるのは甘えだといった偏見

これらのバリアがなぜできるかというと、多様な人がいるという前提で考えられていなかったり、準備されていない、制度が作られていないから起きます。

今の社会はいわゆる「大多数」の人に合わせて作られているので、少数派の人にとっては生きづらい社会になっています。そのために特別な変更や調整が必要になることがあります。

また、バリア(障壁)は障害の人だけの問題ではありません。例えば、階段しかない建物は車いすの人だけでなく、ベビーカーを押す人や高齢者にとってのバリアとも言えます。

京都外大の中にも、皆さんの周りにもたくさんのバリアがあります。
自分にとっての便利さが他の人の便利さとは限りません。
まずはバリアに気づくところから始めてみませんか。

2021/12/03 10:20:00 【障害者週間コラム①】「障害」はどこにある?

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  • Posted by障がい学生支援室
みなさん、こんにちは。
記念すべき障害者週間コラム第1回目のテーマは「『障害』はどこにある?」です。

みなさん、「障害」はどこにあると思いますか。

目が見えない、耳が聞こえない、体が動かない、あるいは心の病気など、その状態そのものを「障害」と思っている人も少なくないのではないでしょうか。

みなさんの中で視力が悪くて眼鏡やコンタクトレンズを使っている人はいませんか。こういった見ることを補助してくれる道具を使うことで、視力の悪い人は見ることができ、不自由なく生活を送ることができています。

では、もし通っている学校や会社の中で「明日から眼鏡やコンタクトレンズは禁止です。裸眼で生活しなければなりません」と言われたらどうでしょうか。

途端に、生活をするのに困る人も出てくるかもしれません。
また「自分の努力で見えるようにしてください。みんなできているし、できますよね。特別扱いはしません」と言われたらどうでしょうか。やはり困ってしまってしまいますよね。

この例のように「障害」は本人の中にあるのではなく、本人を取り巻く周りの環境(社会)側にあるという考え方を「障害の社会モデル」と呼び、日本だけではなく世界の「障害」に対する考え方のスタンダードとなっています。私たち障がい学生支援室もこの考え方に基づき支援を行っています。

明日、第2回目のテーマは「身近にある色々なバリア」です。
よければまたご覧ください。

2021/12/02 10:50:00 明日は何の日?

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  • Posted by障がい学生支援室
みなさん、こんにちは。
今日は一段と寒いですね。

さて、みなさんは明日は何の日か知っていますか。

明日12月3日は国連によって定められた国際デーの1つ
「国際障害者デー(International Day of People with Disability)」
です。

また、日本では12月3日から12月9日までを「障害者週間」とし、障がいのある人たちを取り巻く現状や課題等に対して理解を深めるため様々なイベントが企画されています。

私たちも障害者週間の間に2つの企画を予定しています。
①オンライン講演会
2021年12月3日(金)17:30~19:30 オンライン(ZOOM)
「人生は工夫次第で楽しめる」
講師:牧野 友香子氏(株式会社デフサポ 代表取締役)

②障害者週間コラム
12月3日から9日までの障害者週間の間、毎日ミニコラムをブログに掲載します。
障害に関するコラム、学生の声や障がい学生支援室の取り組みも紹介します。よければご覧ください。

「障害」というと何か難しく考えてしまったり、
何かしないといけないと考える人もいるかもしれません。

見た目、言葉、考え方、習慣、好み、セクシュアリティなど、私たちには様々な違いがありますよね。障がいも同じように違いの一つです。

違いがあるから、誤解やすれ違いがうまれることもありますが、
違いがあるから、面白かったり、知らなかった世界が広がることもありますよね。

この企画がひとりひとり違いに気づくちょっとしたきっかけになればと願っています。

2021/11/29 12:30:00 京都府立盲学校との交流会

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  • Posted by障がい学生支援室
みなさん、こんにちは。
さらに寒くなり、京都は紅葉が見頃になりました。

さて、今日は11月に行った京都府立盲学校との交流会をご紹介します。

今回来てくださったのは京都府立盲学校の高等部の1年生、2年生の6名と引率の先生5名です。本学からは京都府立盲学校の専攻科を卒業し、現在本学在学中の視覚障害の学生2名(1年次Oさん、2年次Kさん)と障がい学生支援室のスタッフが参加し、感染予防を行いながら対面で交流会を行いました。

はじめに参加者の自己紹介を行った後、Oさん、Kさんのふたりから、どのような感じで大学生活を過ごしているか、大学の支援はどのような感じか、受験に向けてやっておいた方がよいことなどのお話がありました。

特に、高校までと違って自分で行動したり、援助を求めることの大切さや色々な人とのコミュニケーションの大切さ、何より目が見えないからと自分のやりたいことの限界を決めてしまわず、やりたいことは「思い切ってやってみる、思い切って周囲に伝えてみる」ことが大事という話が印象に残りました。

また、Kさんがリスエストに答えて、専攻しているロシア語で自己紹介をしてくれると、会場からは歓声が上がりました。

交流会後、障がい学生支援室の見学や構内を少しだけ見学し、大学の雰囲気を感じてもらいました。

参加してくださった生徒さんからは、「頑張って夢に向かってすればできるという言葉が印象に残った」、「見学して進路を考えるのに役立つことがあった」、「障害をもつ学生への配慮が知れてよかった」、「大学の楽しさや難しさを感じた」といった感想が後日寄せられました。

京都府立盲学校のみなさん、Oさん、Kさんありがとうございました。


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*障がい学生支援室オンライン講演会のお知らせ*
2021年12月3日(金)17:30~19:30 オンライン(ZOOM)※事前申し込み要
「人生は工夫次第で楽しめる」 牧野 友香子氏(株式会社デフサポ 代表取締役)
参加申し込み方法:下記のURLからお申し込みください【〆切:11/30(火)】。
https://forms.gle/WbRigiFScmFsuLXz8

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