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博物館学芸員資格課程 RSS

2022/09/08 07:20:00 ドイツ・ハイデルベルクより

  • Category履修生によるミュージアム見学報告
  • Posted byドイツ語学科2年次生山本怜依
 みなさん、南です。今、私はコスタリカにいます。2年半ぶりに中米調査に来ています。活動の様子は、ラテンアメリカ研究所または国際文化資料館ブログ「掘れ惚れセントロアメリカダイアリー」を見てくださいね。
 さて、4月から開始した学芸員資格課程ブログ、「履修生によるミュージアム見学報告」コーナーに第1号が届きました。ぜひ読んであげてください。また、みなさんも振るって投稿をお願いします。
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 こんにちは。ドイツ語学科2年次生山本怜依です。
 私は夏休みを利用して、ドイツのハイデルベルクという町で短期の語学留学をしています。
 ミュージアムが城下町にあり先日訪れました。展示の仕方がとても綺麗なところです。ここではただ作品を見るだけでなく、展示の仕方や海外のミュージアムの雰囲気をしっかりと見てくることが出来ました。地上3階、地下1階のとても見応えのあるミュージアムでした。
ハイデルベルク城は様々な人が城主となりましたが、15世紀初頭から17世紀終期のプファルツ継承戦争までプファルツ選帝侯の邸宅となりました。
 1枚目の写真は17世紀初頭に作られたハイデルベルク城の庭園の絵です。この後三十年戦争とプファルツ継承戦争によって、数回の爆破やそれによる城主の移住から酷く荒廃してしまいます。
 2枚目の写真は、銀食器の並べられたダイニングに繋がる部屋です。ここには18世紀のたくさんの細やかなデザインの施された磁器が展示されていました。目を見張るのは、展示品だけではなく各部屋の壁紙の文様です。この部屋は特に、落ち着いたブルーと色とりどりの花が相性よく、華やかであるにも関わらず落ち着くことの出来る部屋だと感じました。
 3枚目の写真は13世紀にハイデルベルクに在った病院のような施設の発掘調査から始まり、医療関係の出土品の展示でした。当時から病人、怪我人の治療はもちろん、老人やお金のない人のための生活支援も行われていたようです。
 ミュージアムだけでなく、お城や街並みもとても素敵です。
 皆さんもドイツ南部や周辺国に訪れる機会がありましたら、是非行ってみてください!

  • 写真1:17世紀初頭に作られたハイデルベルク城の庭園:」
  • 写真2:18世紀のたくさんの細やかなデザインの施された磁器が展示されている
  • 写真3:13世紀にハイデルベルクに在った病院施設の発掘調査から見つかった医療関係の出土品を展示している

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