ページの先頭です。ページの本文へ

ロシア語学科ブログ RSS

2023/06/05 16:40:00 ウズベキスタンに行ってきました!

  • Category学生だより
  • Posted byС. Маэда
 ロシア語学科2年の前田修吾です。
 2月にロシア語学科3年の須崎龍茉さんと2年の池田春太郎さんと3人でウズベキスタンに行ってきました。今回はそのときの様子をご紹介します。

 日本を出発して13時間半。タシュケント国際空港に到着しました。ウズベキスタンに入国して最初に現金1万円を現地の通貨に換金し、Beelineという地元の通信会社のSIMカードを購入しました。その後、空港の外に出て「ヤンデックスタクシー」というタクシーアプリでタクシーを手配し、ホテルまで行きました。

 数日間は、タシュケントで観光を行いました。ロシア正教会、モスク、公園、博物館、バザールなど数々の有名な観光スポットを見て回りました。私が特に気に入った場所は、プロフセンターです。大きな釜で本場のプロフを作っているところを見学できます。その後はもちろんそのプロフを食事することができます。私は1年生の時にプロフセンターの様子をYouTubeで初めて見ました。その時に、友人と死ぬまでには一度訪れてみたいことを話していました。それが、一年後には実際に行くことができました。私のbucket listの一つを叶えた瞬間です。

 次に、Afrosiyobという高速鉄道でサマルカンドまで行きました。タシケントから約2時間でサマルカンドまで行くことができます。そこでも数日間滞在し、観光しました。サマルカンドは、紀元前から存在する古い都市なので数々の歴史的建造物がありました。グーリ・アミール廟では日本語が話せるガイドにも出会うことができ、14世紀にこの地で活躍したアミール・ティムールについて学ぶことができました。彼の歴史は大変興味深いものが多いので、彼について勉強したいと思いました。サマルカンドでは友人が風邪をひいて体調を崩しました。そこで、ホテルにお医者を呼んで診察をしてもらったのですが、驚くことに、お金は特に必要がないということでした。無料で診断してもらえるとは思いもしませんでした。また、ホテルの近くには現地の定番料理「サムサ」のローカルレストランがあって、とても気に入りました。サムサの生地がとてもしっかりしていて歯応えもあり美味しかったです。

 サマルカンドの観光の次は、鉄道でブハラに行きました。駅からブハラの中心までは距離があるため、タクシーで移動しました。しかし、この街は都会ではないので「ヤンデックスタクシー」でタクシーを呼ぶことが難しくなりました。なので、駅に集まっているタクシーのおっちゃんに頼むことにしました。ブハラでは2日間ほど観光をしました。ブハラの観光地は比較的街の中心に集まっているので、すべての観光地に歩いて行くことができました。道中では子供達が遊んでいて、そばではおじいちゃんが見守っていました。もう日本ではなかなか見られない光景でそこの人々の間には愛があり、「これぞ平和の象徴だ。」と感じました。街は、全体的に砂の色をしている建物が占めていました。落ち着いた異世界のような雰囲気がありとても気に入りました。

 次は、ブハラからヒヴァまで寝台列車で行きました。寝台列車では4人部屋でしたが、その部屋は私たち3人だけでした。電車の揺れが心地よく眠りに入りやすかったです。

 ヒヴァでは、城壁に囲われた市街地イチャン・カラに行きました。そこでは、ロシア語と英語が話せるガイドと観光しました。しかし、私はそこまでロシア語が理解できなかったので、友人たちの通訳で街を巡りました。イチャン・カラは、多くの歴史的な建造物が建ち並ぶので博物館都市として街全体が保存されています。なので、ここではガイドがいたら、より楽しめると思います。
 この街では「Sofra」というレストランに頻繁に通っていました。ヒヴァに来る日本人は少ないのかすぐに顔を覚えてくれました。レストランの店員も親切に対応していただき、料理もとても美味しかったです。

 ヒヴァの観光を終えた後は、タシュケントまで長い時間をかけて寝台列車で帰りました。長い旅の疲れと緊張からタシュケントに戻ると安心しました。タシュケントでは再び数日間滞在しました。特に思い出深いのはホテルの地下にスパがあり2時間貸し切って遊んだことです。スパには、ビリヤード、バーニャ、プールなどがありました。そこで、初めてのバーニャを体験することができました。バーミャはサウナのような場所なのですが、日本のサウナと違って高湿度中温度です。ここで旅の疲れを存分に癒しました。

 そして、最終日。空港へはヤンデックスタクシーで向かいウズベキスタン航空でカザフスタンまでフライトした後アシアナ航空で韓国そして日本へ戻りました。

 ウズベキスタンは、伝統的な文化や歴史的な建造物が数多くあり、フレンドリーで優しい人もたくさんいます。なので、今回の旅行も楽しむことができました。今このブログを書いている時点で、早くもう一度行きたい気持ちでいっぱいなのと同時にウズベク料理が恋しいです。是非、みなさんも日本とかけ離れた世界のウズベキスタンへ一度は訪れてみてください。
  • プロフセンター。ほんのり甘い味がします。香辛料とフルーツを感じるような甘さがマッチして非常に食べやすかったです。
  • サマルカンドのサムサ。香辛料のスパイスが肉の美味しさをより引き出していました。外を覆うパンの生地がしっかりしていたので、歯応えも良く美味しかったです。
  • イチャン・カラ。たくさんの露店があり、主にお土産が売られています。特にパパーハというコーカサス地方で着用されている羊の毛皮の帽子が多く見られました。

Page top