2018/04/06 23:20:00 地球儀を俯瞰 (ふかん) して熱帯を歩く (3)
ブラジル紹介
住田 育法
私は、夏が好きです。
真夏の太陽光線の照りかえる昼下がり、冷たいシャワーを浴びて、豊かな樹木の陰でのんびりと過ごすことができれば幸せです。特にさわやかな海からの風が感じられると、喜びは増します。
アジアのインドのゴアのベランダは、その喜びを満喫できる空間を提供します(写真)。京都外国語大学大学院修士課程を終えたバロス・ペレイラ月王さんの故郷のゴアには、ポルトガルの伝統を活かした建物が保存されています。
バロス・ペレイラ月王さんの説明を論文から引用しましょう。
筆者の父はポルトガル系インド人であり、ゴアに先祖の住居を所有している。過去 7 回父の故郷を訪問しているが、筆者の生活圏は京都である。本論文において、ポルトガル語を 2007年以来大学で学んできた専門を生かして、アジアのポルトガル語圏ゴアの伝統文化を詳しく調査し、筆者のルーツを考察するに至った。
2012年2月20日から同年3月31日までの約40日間、ゴアに滞在し、父の親類、友人、また現地に居住する大学教員(ゴア大学)や建築家、政治家たちの家屋を可能な限り訪問し、資料を収集した。また一部にはインタビューも行った。ゴアの滞在期間中は父の家に宿泊し、詳しく調査を行った。
2002年制作の映画 "Língua - Vidas em Português"がポルトガル語を話し、ポルトガル音楽を演奏してその文化を楽しみ、カトリックを信仰する人々の生活を紹介しています。ゴアの人たちの素敵な熱帯ポルトガル語圏の日常です。
ゴアの位置:
北緯 15度
東経 74度
中米ニカラグアのブルーフィールズで出会った風景も、豊かな熱帯の森に面したベランダで海の風を受けながらハンモックでゆったりできるものでした (写真)。建物の住人は現地の大学 BICUの元副学長 キャロル・レイ・ハリソンさん、夫人はブラジル人のアンジェリカ・クレスポさん。ハリソンさんの祖先はイギリス人。カリブ海の海賊の子孫かもしれません。街角で多くみかける黒い肌の人たちは襲われた奴隷貿易船で運ばれていたのでしょう。私、住田とポルトガル語でおしゃべりしたクレスポさんはブラジル南部の出身でした。湿潤な熱帯におけるハンモックの使用はブラジルのアマゾンを連想させるものです。ハンモックは中南米先住民の伝統文化ですね。
ブルーフィールズの位置:
北緯 11度
西経 83度
三つ目は、ブラジルのリオの伝統家屋です。「地球儀を俯瞰 (ふかん) して熱帯を歩く (2)」で、レヴィ=ストロース著『悲しき熱帯』を取り上げましたが、その「新世界 グヮナバラ」のリオです。「入江に、心臓のあたりまで喰い込まれている」という湾に面したパン・デ・アスーカルの麓の高級な住宅街ウルカの空間です。
ゴアやブルーフィールズと同じく、リオも熱帯の風景にうまく適応しています。ベランダの窓は広く、外から風を取り入れる仕組みになっています (写真)。
リオの位置:
南緯 22度
西経 43度
今回紹介するゴア、ブルーフィールズ、リオの熱帯の自然に適応した家屋は、快適な日常生活に不可欠な文化財となっています。
私は常夏の熱帯が大好きです。
真夏の太陽光線の照りかえる昼下がり、冷たいシャワーを浴びて、豊かな樹木の陰でのんびりと過ごすことができれば幸せです。特にさわやかな海からの風が感じられると、喜びは増します。
アジアのインドのゴアのベランダは、その喜びを満喫できる空間を提供します(写真)。京都外国語大学大学院修士課程を終えたバロス・ペレイラ月王さんの故郷のゴアには、ポルトガルの伝統を活かした建物が保存されています。
バロス・ペレイラ月王さんの説明を論文から引用しましょう。
筆者の父はポルトガル系インド人であり、ゴアに先祖の住居を所有している。過去 7 回父の故郷を訪問しているが、筆者の生活圏は京都である。本論文において、ポルトガル語を 2007年以来大学で学んできた専門を生かして、アジアのポルトガル語圏ゴアの伝統文化を詳しく調査し、筆者のルーツを考察するに至った。
2012年2月20日から同年3月31日までの約40日間、ゴアに滞在し、父の親類、友人、また現地に居住する大学教員(ゴア大学)や建築家、政治家たちの家屋を可能な限り訪問し、資料を収集した。また一部にはインタビューも行った。ゴアの滞在期間中は父の家に宿泊し、詳しく調査を行った。
2002年制作の映画 "Língua - Vidas em Português"がポルトガル語を話し、ポルトガル音楽を演奏してその文化を楽しみ、カトリックを信仰する人々の生活を紹介しています。ゴアの人たちの素敵な熱帯ポルトガル語圏の日常です。
ゴアの位置:
北緯 15度
東経 74度
中米ニカラグアのブルーフィールズで出会った風景も、豊かな熱帯の森に面したベランダで海の風を受けながらハンモックでゆったりできるものでした (写真)。建物の住人は現地の大学 BICUの元副学長 キャロル・レイ・ハリソンさん、夫人はブラジル人のアンジェリカ・クレスポさん。ハリソンさんの祖先はイギリス人。カリブ海の海賊の子孫かもしれません。街角で多くみかける黒い肌の人たちは襲われた奴隷貿易船で運ばれていたのでしょう。私、住田とポルトガル語でおしゃべりしたクレスポさんはブラジル南部の出身でした。湿潤な熱帯におけるハンモックの使用はブラジルのアマゾンを連想させるものです。ハンモックは中南米先住民の伝統文化ですね。
ブルーフィールズの位置:
北緯 11度
西経 83度
三つ目は、ブラジルのリオの伝統家屋です。「地球儀を俯瞰 (ふかん) して熱帯を歩く (2)」で、レヴィ=ストロース著『悲しき熱帯』を取り上げましたが、その「新世界 グヮナバラ」のリオです。「入江に、心臓のあたりまで喰い込まれている」という湾に面したパン・デ・アスーカルの麓の高級な住宅街ウルカの空間です。
ゴアやブルーフィールズと同じく、リオも熱帯の風景にうまく適応しています。ベランダの窓は広く、外から風を取り入れる仕組みになっています (写真)。
リオの位置:
南緯 22度
西経 43度
今回紹介するゴア、ブルーフィールズ、リオの熱帯の自然に適応した家屋は、快適な日常生活に不可欠な文化財となっています。
私は常夏の熱帯が大好きです。
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バロス・ペレイラ月王さんの故郷ゴアの住居のベランダ。
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ニカラグアのブルーフィールズの大学教授の自然の中の住居。ハンモックに揺られる時間は最高です。
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ブラジルのリオのおしゃれな住宅地区の伝統家屋。治安よりも便利さを優先させているのが面白い。






