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ブラジルポルトガル語学科ブログ RSS

2017/02/16 17:20:00 CPLPを知っていますか(1)

  • Categoryポルトガルのニュース
  • Posted by住田 育法
 CPLPはポルトガル語の Comunidade dos Países de Língua Portuguesa の略語です。ポルトガル語圏諸国共同体と訳しています。加盟国はポルトガル語圏の9か国です。

 アンゴラ、ブラジル、カーボヴェルデ、ギニアビサウ、モザンビーク、ポルトガル、サントメ・プリンシペ、東ティモール,赤道ギニア

 オブザーバーは日本を加えて、非ポルトガル語圏6か国です。

 日本、ジョージア、モーリシャス、ナミビア、セネガル、トルコ、ハンガリー、スロバキア、チェコ、ウルグアイ

 日本の外務省によれば、日本の取組は次のとおりです。
 2014年5月、安倍総理大臣が、現職の総理大臣として史上初めてポルトガルを訪問した際、日本のCPLPへのオブザーバー参加申請の意向を表明し、同年,7月のCPLPサミットにて、日本のオブザーバー参加が全会一致で承認されました。日本のオブザーバー参加を通じて、民主化、経済成長、開発協力等幅広い分野においてCPLPメンバー国との更なる協力が期待されます。2015年3月にポルトガルのコエリョ首相は来日に際して「日本がポルトガル語圏諸国共同体(CPLP)の会合にオブザーバーとして参加する方針も歓迎」し、日本は「ブラジルを含む2億2千万人の同国語圏に発信する機会を広げる狙い」であると紹介されました。

 設立の経緯は以下のとおりです。
 1996年、ポルトガルの首都リスボンでサミット開催、CPLPを正式に設立。今から20年前でした。
 1989年、サルネイ・ブラジル大統領 (当時) の呼びかけにより、ポルトガル語圏諸国の元首が設立に合意。各加盟国が持ち回りで2年に1度、首脳会談を開催。閣僚 (外相) 会合は毎年開催。

 世界のポルトガル語の話者数は、約2億3千万人です。近年は、ブラジル、アンゴラ、モザンビーク、東ティモールなどの目覚ましい経済成長と資源に対する関心の高まりとともに、CPLPの国際社会での存在感も高まりつつあり、特にアフリカでの影響力を強めています。

 活動例
 ① 開発協力(警察・司法、医療、教育など)、
 ② 民主化への相互協力、
 ③ 大学間交流、文化事業、
 ④ 査証・移民問題への取組、
 ⑤ 加盟国の接点を活かした民間企業の対外進出促進支援。

 ブラジルはBRICSで世界と繋がり、ポルトガルはEUでヨーロッパに加わっています。この両者がCPLPで積極的に働くことで、ポルトガル語圏がグローバルなプレゼンスを高めていると言えましょう。
  • CPLP加盟国とオブザーバー諸国の地図
  • リスボン市に2011年に設置された新CPLP本部(ペナフィエル伯宮殿・旧公共事業省庁舎)
  • CPLP創設20周年記念の案内図

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