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ブラジルポルトガル語学科ブログ RSS

2016/11/20 01:10:00 東アジア南蛮空間の旅(1)

  • Categoryマカオのニュース
  • Posted by住田 育法
 2016年の4月と11月、マカオを2度、訪問しました。4月は国際学会での研究発表のため、今回はポルトガル人の友人との学術交流のためでした。

 2016年11月1日火曜日、朝10時18分、関西空港で全日空機香港行きのB767-300に搭乗。香港時間は朝9時18分。香港時間の9時33分に離陸、13時30分に香港空港に着陸。港で3時間余り待ち、17時6分にマカオ行きのターボジョットで出発、18時11分にマカオに到着しました。港から宿泊のホテル・シントラまでホテルのリムジンバスで移動。乗客は私たち夫婦のみです。街は11月17日からのマカオグランプリの準備でレースのための華やいだ光景がカジノの街のネオンを引き立たせていました。

 私の目的は、グランプリでもカジノでもありません。素朴な南蛮の香りを味わうことです。街角の交通標示は中国語とポルトガル語。たとえ出会う人々が中国人でも、食べるものが中華料理でも、私の心は南蛮のエキゾチックな気分に浸ることができるのです。ホテルの部屋のテレビはポルトガル語のマカオ放送、新聞もポルトガル語版が複数あります。通貨はパタカ。

 いつもマカオ大学関係者に会いますが、アジアの地で、ポルトガルを懐かしみながら、東洋人である私とポルトガル語でおしゃべりができる出会いを、マカオのポルトガル人の友人たちは楽しんでいるようです。

 毎回、1週間以内の滞在ですが、毎日、南蛮の風景の中で、懐かしい出会いを体験できます。いつも妻がそばにいますが、私はもっぱらポルトガルのワインを楽しみ、妻は中国茶です。ポルトガル語圏特区のマカオはポルトガルの祭日も休みなので、日本の彼岸のような11月2日の死者の日は、大学の友人とコロアネ島黒沙のポルトガル料理のフェルナンドでおしゃべりと食事を楽しみました。

 古い友人のルイ・ロッシャさんが中国茶の店を開いているので、そこに立ち寄りました (写真)。アルコールではなく、お茶を楽しむポルトガル人です。

 11月4日金曜日、朝11時31分、マカオ港をターボジェットで出発。12時46分、香港飛行場の港に到着。香港空港発関空行きの全日空機のB767-300に搭乗を終え、15時30分に離陸。香港時間18時、日本時間17時に関空に無事、着陸し、京都への帰路につきました。
  • マカオ大学マルティンス副学長執務室で副学長やコスタ教授と情報交換
  • コロアネのポルトガル料理店「フェルナンド」で大学関係者といっしょに
  • 中国の緑茶をいれる旧友のルイ・ロッシャさん、彼のお店で大学の皆さんと

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