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ブラジルポルトガル語学科ブログ RSS

2023/06/08 16:40:00 コインブラ大学留学体験記(牧之瀬薫)

  • Category留学生活レポート
  • Posted by岐部雅之
ブラジルポルトガル語学科4年次の牧之瀬薫です。

私は2022年の9月から1月までコインブラ大学に留学しました(当時は3年次)。
このブログでは留学生活や授業について書こうと思います。

私は大学でポルトガル語文章表現、ポルトガル語口頭表現、ポルトガル語の構造、Callポルトガル語と合計4つの授業を履修しました。どの授業も基本的には日本で学んだ内容をポルトガル語で復習する感じでした。授業が始まる前にはクラス分けのため、テストと面接があり、A2のクラスになりました。同じクラスには様々な国籍や年齢の方がいました。私にとってその環境は新鮮でした。ワクワクする気持ちと同時に、友達ができるのかという不安もありました。自分から話しかけないといけないと思い、東ティモールの女の子に話しかけて仲良くなりました。

授業では会話の練習やグループでの学習を通して、様々な人と会話する機会がありました。その中でもそれぞれの国の文化や気候の話は興味深かったです。休み時間でのクラスメートとの会話は英語で行われるので、ポルトガル語だけでなく英語も勉強しないといけないと感じていました。私は英語も完ぺきではなかったので、会話ではポルトガル語と英語が混ざっていました。その中で感じたことは語学力を上げることはもちろんのこと、自分から伝えようとすることが重要だということです。自分の伝えたいことが伝わる経験は自信にもつながると感じました。

文法を学ぶ授業では定冠詞や不定冠詞などの基礎的な内容から始まりました。ニュアンスや発音の違いを丁寧に学習することが出来ました。しかし、授業内容がやはり易しく感じてしまい、B1やB2 など上のクラスに挑戦するべきでした。また、他に履修できる授業があるのか探しておけばよかったと感じたので、もしクラスのレベルで迷うことがあれば上のクラスに挑戦してみるのもありだと思います。

テスト前は友人と一緒に勉強することがありました。私は話すことに苦手意識があり、友人は文法問題に苦手意識があったので、友人とお互いの分からないところを解消しながら勉強していました。友人とは英語での会話だったのですが、文法を英語で説明するのは自分の語学力を上げるいい経験になったと感じています。

クラス外でできた友人とは定期的に会ってポルトガル語を話す練習をしていました。相手の話す内容が分らないことや自分の伝えたいことが伝わらないこともありましたが、より勉強しようというモチベーションにつながりました。

休みの日には様々なところに行きました。サッカーの試合を観戦したり、東ティモールのダンスや歌を見に行ったり、同じクラスの人とポルトを旅行したり、ご飯会に参加したりしました。

1月には日本語を学んでいるコインブラの学生との交流会がありました。学校以外の場で交流を持つことで言語を使う機会が増え、自分の語学力のなさを感じながらも伝えようとする努力が出来る機会だったと感じています。語学力を伸ばすには地道にコツコツと勉強することが必要だと改めて気づきました。そしてまたコインブラに留学したいという気持ちが強くなりました。

コインブラはとても過ごしやすく、町の人も親切でした。留学先としてコインブラ大学を選択肢に入れてみてはいかかでしょうか。
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