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ブラジルポルトガル語学科ブログ RSS

2022/12/20 13:00:00 ブラジルでW杯を観戦してみてー堀さん(3年次)の特別投稿

  • Category在学生の声
  • Posted byフェリッペ・モッタ
2022年のワールドカップはアルゼンチン代表の3回目の優勝で終わりました。ブラジル、ポルトガルと日本は決勝トーナメントで敗退してしまいましたが、特にサムライブルーの皆様は素晴らしいプレイを見せてくれました。今回の投稿は、本学科の中でも屈指のサッカー通である堀武佐士さんにブラジルでのワールドカップ観戦記を綴っていただきました。

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皆さん、こんにちは。現在、リオデジャネイロのフルミネンセ連邦大学に留学中の堀武佐士(3年次)です。
今回のブログではW杯開催時のブラジルの様子について書かせていただきたいと思います。

今大会では、日本は強豪国スペイン、ドイツを破り、歴史的な快挙を上げ、かなり盛り上がったでしょう。その中、サッカー大国であるブラジルのW杯の期間中は、日本とは比べ物にならないくらい、文化の違い、熱狂的な雰囲気を感じる事が出来ました。

まず、セレソン(ポ語: seleção、「ブラジル代表」という意味)の試合がある日は、大学の授業が休講になり、お店や公的機関も一時閉店をしていました。スーパーでは通常の3倍の列が出来ていて、多くの人が家族や友達と集まって家で試合を観戦する準備をしていました。そしてショッピングモールやビーチ等のパブリックビューイング会場では、ビールを飲みながらサッカーを観戦し、多くの人で賑わっていました。

会場周辺には屋台やセレソンのグッズ販売が至る所であり、まるでお祭りの様な雰囲気でした。平日の昼間なのにも関わらず多くの人で賑わい、サッカーを楽しんでいたこのW杯開催期間は、曜日感覚も狂ってしまいました。私自身も試合がある度にバーやパブリックビューイングの会場に行ったり、友達の家で試合観戦をしたり等色々な形でW杯を楽しむ事が出来ました。そして、ブラジルがクロアチアに敗戦した後には全力でライバル国であるアルゼンチンの対戦相手を応援する姿勢もとても面白い物でした。また、日本とドイツが対戦した時には同じ大学に通うドイツ人の留学生とバーで集まり、試合を観ました。ちなみに、試合後には8年前にブラジルがドイツに7ー1で負けた「ミネイランの悲劇」(”Tragédia do Mineirão”)の影響もあり、多くのブラジル人が日本のユニフォームを来ている僕を祝福してくれました。

これらのW杯期間中の出来事は留学生活の中で本当に良い思い出になりました。改めて4年に一度開催されるW杯をここブラジルで過ごすことが出来て本当に良かったと思っています。

そして、日本とブラジルでは文化的な違いも多くあります。日常的にストリートサッカーがされていたり、多くの人が初対面の時に好きなチームの質問をしたり、クラブの育成環境が整っていたり等書くとキリがありません。

サッカーが好きで且つポルトガル語を学んでいる学生の皆さんにとっては間違いなく刺激的な日々を送る事が出来るでしょう。私自身の残りの留学生活は既に1ヶ月を切りましたが帰国する日まで悔いのないように過ごして行きたいと思います。

最後まで読んでいただきありがとうございました。
  • ドイツ人留学生と試合を観戦した様子 ドイツ人留学生と試合を観戦した様子
  • 試合当日のコパカバーナ周辺の様子 試合当日のコパカバーナ周辺の様子
  • 多くのブラジル人は快晴の空の下でビールを飲みながら観戦していました 多くのブラジル人は快晴の空の下でビールを飲みながら観戦していました

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