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ブラジルポルトガル語学科ブログ RSS

2022/06/13 21:10:00 Minha Vida Universitária ②

  • Category在学生の声
  • Posted by岐部雅之
សួស្តី! (スォ スダイ):こんにちは!

先週に引き続きブログを担当する木山七海です。
今回と次回の2回、私が今行っている主な活動を紹介していきます!

「将来自分のやりたいことってなんやろう?」

これは誰もが人生の中で一度は考えたことのある、いや考えないといけないことですよね(笑)。私もずっと何がしたいのかよくわからなかったです。でも去年(2021年)、そんな思いを変える出来事がありました!

コロナ禍によるオンライン授業の1年間が終わり、2年次になった時、なにかサークルに入ろう! と思いました。もともとボランティアがしたかったこと、カンボジアの歴史に興味があったということで、学内のPicture Books for Cambodian Children (PCC)というカンボジアの子どもたちに手作りの絵本をお届けする団体に所属しました。

なぜカンボジアの子どもたちに絵本を提供しているのか? カンボジアには今から40年前のポルポト政権により、学校教育の廃止や教員、学生、医者といった知識人の虐殺、多くの書物が燃やされてしまった過去があります。このような歴史的背景があり、現在もカンボジアの子どもたちの教育環境は決して良いとは言い切れず、識字率も80%と高いとは言えない状況です。そこで私たちは、少しでも多くの子どもたちに言葉に触れてもらうきっかけ作りのために絵本を作成しています。

去年はコロナウイルスのこともあって、オンラインで交流会を行いました。私はいわゆる発展途上国に行ったことがなく、オンラインでも伝わる現地の状況はとても新鮮かつリアルなものでした。

交流会も中盤に差し掛かり、あるカンボジアの女の子に「将来の夢はなんですか?」と聞くと「医者になりたい」と答えが返ってきました。その時、「あ~これだけ発展途上だと医者になるのも難しそうだなあ」と、無意識ながら思ってしまう自分がいたのです。この違和感は交流会の後もずっと続きました。そしてある日、自分はカンボジアの子どもたちに何も貢献できていないし、環境も変えられていないのに、そんな思いを持ってしまったことに悔しさを感じました。これから取り組みたいことや学んでいきたいことが決まった瞬間でした。

「夢を持つこと、自分のやりたいことを見つけること」

これらは凄く時間のかかることかもしれません。反対にもしかしたら私がPCCに出逢ったみたいに運命的にみつかるかもしれません。でもとりあえず行動してみないとなにも分からないと思うので、もし興味のあることがあったらなんでもやってみるべきです!

ただ、新しい環境に入ることはなかなか勇気がいりますよね……分かります。私自身もどちらかと言うと内向的な人間で、PCCの入会も締め切り前日に出したほどです。
それでもやるかやらないかで迷っているなら、やってみましょう! やりたい自分がいるのにやらないのはもったいない! それで自分に合わなければ、また別の道を探すだけです。

PCCのメンバーはどんな話でも語りあえる仲間で、とても尊敬できます。それに、環境もこれ以上にないほど素敵です! みんなが出すアイディアや行動力は常に私の刺激になっています! いつもありがとう~~!!

さて、ここまで読んでくださった皆さんは最初の挨拶が何語なのかわかって頂けたことと思います!

最後まで読んでくださってありがとうございました。次回も私が普段行っている活動紹介になります。よろしくお願いします。

  • PCCの素敵な仲間たち

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