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ブラジルポルトガル語学科ブログ RSS

2019/07/05 15:50:00 アフロ・ラテンアメリカを語る(1)

  • Categoryブラジル紹介
  • Posted by住田 育法
 以下のとおり、第1回大西洋システムにおけるアフロ・ラテンアメリカ研究会を開催します。学生の皆さんもふるってご参加ください。ラテンアメリカに関心をお持ちの一般の方も歓迎します。

●日時:2019年7月19日、15時40分~19時10分
●場所:京都外国語大学171教室。
●内容:
大西洋システムにおけるアフロ・ラテンアメリカ研究会講演会

 研究会講演者
1. 日本ブラジル中央協会常務理事 岸和田仁 (Hitoshi KISHIWADA)
「ジルベルト・フレイレとアミルカル・カブラル~Lusotropicalismoの功罪」
2. 弘前大学准教授 冨田晃 (Akira TOMITA)
「ルーツとはなにか?ガリフナのアイデンティティ、言語、宗教、遺伝子、音楽から考える『起源』『混交』」(仮題)

 本共同研究の全体の内容は次のとおりです。
 まず第 1 に、研究代表者の住田育法、共同研究者の(学内)牛島万、伊藤秋仁、モイゼス・キルク・カルヴァーリョの4名でアフロ・ラテンアメリカ研究会を発足させて、定期的に議論する場を持つことにより、相互の理解を深めます。
 第 2 に、当該テーマを研究するに当たり、まずは個別の地域研究、つまりブラジル地域と、キューバ、ベネズエラを含むカリブ海地域における実証研究が重要であると考えています。先行研究を洗い直し、より詳細に研究内容を検討します。
 第3に全体を統合してみる場合、理論に頼らなければならないのですが、基本は実証的個別研究がその基盤にあると考えます。

 本研究会においては、対象地域をブラジル地域とメキシコ・カリブ海地域に分けると同時に、両地域をつなぐ「アフロ・ラテンアメリカ研究会」とします。
  • ニカラグアのブルーフィールズに建てられているアフロ民族の像
  • 南米からイベリア半島に飛ぶ機内で映す大西洋路線の地図
  • 岸和田講師の2005年の著書『熱帯の多人種社会―ブラジル文化讃歌』柘植書房新社

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