ページの先頭です。ページの本文へ

ブラジルポルトガル語学科ブログ RSS

お知らせ

2013/12/01 22:50:00 第31回全日本学生ポルトガル語弁論大会結果

  • Categoryお知らせ
  • Posted by全日本学生ポルトガル語弁論大会実行委員会
日時:2013年11月30日(土)
会場:京都外国語大学741教室
主催
京都外国語大学
後援
ポルトガル大使館
カモンイス院
マカオ大学
ブラジル大使館
在京都ポルトガル名誉領事館
在神戸ポルトガル名誉領事館
在大阪ポルトガル名誉領事館
京都新聞社
京都ラテンアメリカ文化協会


2013年の入賞者はつぎのとおりです。

おめでとうございます。

ポルトガル大使賞
山下沙恵子(大阪大学)
タイトル:日本初の日葡国際結婚
Título:Primeiro casamento luso-nipónico

京都外国語大学総長賞
川野 昇(東京外国語大学)
タイトル:後悔の先にあるもの
Título:A saída é lamentar?

京都ポルトガル名誉領事賞
有森 純平(神田外語大学)
タイトル:言葉と文化
Título:Línguas e culturas

神戸ポルトガル名誉領事賞
堀 恵理香(天理大学)
タイトル:恋は盲目
Título:O amor é cego

大阪ポルトガル名誉領事賞
森田 響(東京外国語大学)
タイトル:人とのつながり
Título:Relações humanas

京都新聞社賞
牧田 帆乃香(東京外国語大学)
タイトル: 言葉の力
Título:A força da palavra

京都ラテンアメリカ文化協会
田中 ベアトリス(京都外国語大学)
タイトル:大家族
Título:Família em escadinha

駐日ブラジル大使特別賞
村田 千晶(大阪大学)
タイトル:CPLP の未来や如何に
Título:CPLP, uma comunidade com futuro?

審査員
ポルトガル大使館
参事官
ジョアン・マルティンス・デ・カルヴァーリョ

カモンイス院
理事
イレーネ・パレーデス

ブラジル大使館
大使
アンドレ・アラーニャ・コヘア・ド・ラーゴ

マカオ大学ポルトガル学科
教授
フェルナンダ・ジル・コスタ

フルミネンセ連邦大学
学長
ロベルト・デ・ソウザ・サーレス

アルテルナティーヴァ誌
編集長
エヴェルトン・トバセ

  • 6名の審査員と21名の出場者
  • 京都ラテンアメリカ文化協会賞を獲得し、祝福を受ける本学の出場者
  • 講評を述べる審査委員長のカモンイス院理事

2013/11/23 23:10:00 学科講演会に向けて「ブラジル、多様性の中の統一」を考える

  • Categoryお知らせ
  • Posted by住田 育法
 私にとって、「統一」とは、「ポルトガル語」であり、「多様性」とは、著名な社会学者ジルベルト・フレイレが語った、ブラジル人のルーツである「先住民、アフリカ人、ポルトガル人」という三つの民族の物質と精神のすがたです。この三つは混淆してひとつの価値に収斂しました。

 およそ39年前に私は、ブラジルのフルミネンセ連邦大学に1年間留学し、大学院文学部のマクシミアーノ・カルヴァーリョ・イ・シルヴァ教授の指導により「ブラジル語法」の面からポルトガル語の弱勢人称代名詞の位置の問題について研究し、言語に表われたブラジルのナショナリズムを裏付けました。いわゆる「サンドイッチ」というスタイルの、二重の指導を受けたのです。帰国後、このテーマについて修士論文(1975年)を提出し、ブラジルの文化的ナショナリズム台頭いちじるしい19世紀を強く意識した視座を持つことになります。翌1976年、ブラジル19世紀末の社会変化を扱った論文「<ブラジル奴隷解放>の歴史的意義」を『経済学論叢』(同志社大学)に掲載し、これが私の最初のフラジル史研究の発表となりました。学会誌『ラテン・アメリカ論集』(ラテン・アメリカ政経学会)にも同年、「ブラジル黒人奴隷法について」論文を発表しました。

 今回、このフルミネンセ連邦大学文学部のリヴィア・レイス先生とロベルト・デ・ソウザ・サーレス学長が、「ブラジル、多様性の中の統一」について本学で講演します。

日時 2013年12月2日(月)午後1時30分から2時40分
場所 171教室
受講者数 150人(予定) 
対象 本学学生、本学教職員、一般市民の皆さん
言語 ポルトガル語(日本語への通訳付き)
通訳 安養寺シルヴィア・ルリ Silvia Ruri Anyoji
入場 無料(事前申込不要)

 日本語を母語とする私が、ブラジル統一のシンボルであるポルトガル語でものを考え、多様な人種のブラジル人を想うとき、どうしても、こちらもあちらも受け容れる鷹揚なこころへの問いかけに気持ちが移っていきます。その答えが入った魔法の「箱」が、私には京都の「四季」であるように思えます。南米熱帯のブラジル人の友人たちが紅葉の秋に来日し、「日本」の物質と精神のすがたに何を感じてくれるか、今から楽しみです。
  • シンポジウム「京都の日」でリオの留学体験を語る筆者 サンパウロ大学にて
  • 恩師のマクシミアーノ・カルヴァーリョ・イ・シルヴァ先生 85歳の誕生日(2011年)に奥様と MAC前にて
  • 2013年8月にUFFのリヴィア・レイス先生執務室にて

2013/10/28 01:40:00 ジャパンウィーク 講演会

  • Categoryお知らせ
  • Posted by長濵 拓磨
ブラジルポルトガル語学科・日本語学科共催講演会
 
ナショナル・リテラチュールの規範を逸脱する作者・読者 
エドワード・トーマス・マック先生(ワシントン大学准教授)

日本語・日本文学・日本文化とは何か。日本人が日本で生活をして日本語を話し日本語で書かれた本を読んでいる時は、当たり前すぎてほとんど意識しません。ですが、日本人が外国で生活をする時、反対に外国人が日本で生活をする時、強く意識せざるを得ません。今回はブラジルを舞台に日系ブラジル人がどのようにして日本語・日本文学・日本文化を享受していったのかを中心に講演をしていただきます。この機会にあらためて日本語・日本文学・日本文化そしてブラジルについて考えてみませんか。

日時:10月29日(火) 5講時
午後4時40分~6時10分
場所:京都外国語大学 1号館4F 141教室
講師:エドワード・トーマス・マック先生

※講演は日本語で行われます。たくさんの方のご来場をお待ちいたしております。
  • マック先生
  • さあ行かう一家をあげて南米へ
  • ブラジル移民80周年記念切手

2013/06/23 20:10:00 二十歳を迎えた交流協定(2) 祝世界文化遺産登録決定

  • Categoryお知らせ
  • Posted by住田 育法
今から24年前の1989年、コインブラ大学文学部ルイス・レイス・トルガル教授が「コインブラ大学―700年間の歴史」と題して本学で講演を行いました。そしてきょう、2013年6月22日、1290年にポルトガル王ディニスⅠ世によって創立され、720年以上の歴史を誇る大学が、コインブラ市の高い地区アルタと低い地区ソフィアを含めて、世界文化遺産に登録されることを決めたのです。

おめでとうございます。

カンボジアのプノンペンで開催されている第37回ユネスコ世界遺産委員会で審議が為され、世界遺産一覧表に「記載」されることが決定されました。一覧表への正式な記載日は、第37回世界遺産委員会の審議最終日である6月26日になるそうです。

以下のネットからコインブラ大学のJoão Gabriel Silva学長のメッセージにアクセスできます。
http://ucv.uc.pt/ucv/podcasts/universo-uc/universidade-de-coimbra-alta-e-sofia-patrimonio-mu
  • コインブラ大学法学部前にて
  • コインブラ大学文学部前にて
  • ソフィア地区でファドを歌う学生たち

2013/06/17 14:30:00 二十歳を迎えた交流協定(1)

  • Categoryお知らせ
  • Posted by住田 育法
20年まえの1993年、第11回全日本学生ポルトガル語弁論大会が開催された11月27日(土)に、コインブラ大学との交流協定が調印されました。学術研究および教育の質的向上を目的として、日本とポルトガル両国の親善および相互理解を深めるためです。本学理事長・総長森田嘉一先生ならびに、コインブラ大学シルヴァ学長の代理として、文学部歴史学のジョゼ・アマド・メンデス教授が協定書に署名しました。もうひとり文学部地理学のルーシオ・クーニャ教授が同行して来日しました。

調印の4年まえの1989年11月、コインブラ大学文学部ルイス・レイス・トルガル教授が「コインブラ大学―700年間の歴史」と題して本学で講演を行い、同大学との関係がスタートしています。翌1990年2・3月のヨーロッパセミナー・ポルトガル班を私が引率したとき、コインブラ大学でトルガル教授に再会しました。そのときの研修地はリスボンだったので、トルガル教授経由で、当時のコインブラ大学の学長宛に、本学が「コインブラにおける<京都セミナー>を望んでいる」旨の連絡をしました。1992年2・3月にヨーロッパセミナー・ポルトガル班がコインブラ大学で始まり、これが今日まで続いています。

2002年11月18日にトルガル教授が、本学科創設35周年記念の公開講座の「映像と文化2002」で、「20世紀ポルトガルの映画―その美学と思想」と題して講演を行いました。4年後の2006年11月4日の「映像と文化2006年」では、同文学部アナ・パウラ・ドス・サントス・アルノー先生が、「ジョゼ・サラマーゴ―不安の文学」について講演しました。さらに2009年11月17日には同文学部長カルロス・アンドレー教授が、公開講座「映像と文化2009」において、「カモンイス―往時より今に生きる詩人」の題目で、生きたポルトガルの言語・文化情報を提供しました。

今年は種子島に鉄砲が伝わって470年目の記念の年です。日本・ポルトガル交流の歴史を祝う「南蛮」や「大航海時代」をキーワードとする行事が、コインブラ大学で進められているそうです。
  • トルガル教授夫妻とポルトガル北部ラメーゴ大聖堂の中庭にて 2010年9月3日
  • 講演会でカモンイスについて語るアンドレー教授 2009年11月17日
  • アルノー先生とコインブラで再会 2010年9月

Page top