お知らせ
2024/07/16 21:00:00 ブラジルポルトガル・ウィーク(開催報告)
- お知らせ
- 岐部雅之
日時: 2024年7月10日(水)~7月12日(金)
(プレイベントとして「カモンイス生誕500周年記念ポスター展を開催」【6月26日~7月3日】)
今年度のブラジルポルトガル・ウィークでは、ブラジルとポルトガルの歴史や文化を中心に、ルゾフォニア世界を視野に入れた文学イベントも開催され、大盛況のうちに終わりました。
≪7月11日≫
●本学科卒業生による講演会(同窓会事務局後援)では、ダイハツディーゼル株式会社に勤めている川上ラファエルさんをお招きして、学生時代の思い出や就職活動時の経験、そして営業職として活躍する現在についてお話いただきました。在学生らは大いに刺激を受け、質疑応答も盛り上がりました。
●昨年度の引き続いての開催となった「ポルトガル・ワインセミナー」でも、事前に申し込んだ学生30名以上が参加し、日本ポルトガル商工会議所のパウロ・ラモス会頭のセミナーを受けたあと、3種類のワインの飲み比べを通じて、その奥深さを文字どおり味わいました。
≪7月12日≫
●「文学を通じてルゾフォニア世界を知る」では、主に2年次生が文学研究の面白さを学ぶ機会となりました。特に、ポルトガル語圏文学ゼミに所属する3名の研究紹介が好評で、秋にゼミを選択する際の参考になったとの感想もありました。
●4号館6階を会場となった「カモンイスポスター展HP開設記念会」では、ポルトガルの詩人ルイス・デ・カモンイスの『ウズ・ルジアダス』の日本語訳に関する解説のほか、ネイティブ教員による朗読もあり、参加者はその厳かなポルトガル語の響きを堪能しました。また、「文学を通じて~」のイベントに続いて、一般参加もあり、関心の高さがうかがえました。
≪7月13日≫
●滋賀県にあるラチーノ学院の高校生らをお迎えし、在学生と交流する機会を持ちました。あいにくの天候ではありましたが、ブラジル留学経験のある4年次生らがキャンパスツアーを行ったあと、教員から本学科の特徴や外国語を学ぶことの重要性を紹介しました。
●引き続いて、「カポエイラ・ワークショップ」では、京都で活動するカポエイラ団体の講師をお招きして、カポエイラの歴史を知り、そして実際にその動きを実践するなど大いに盛り上がりました。軽食を食べながらの交流会でも、留学未経験の2年次生がラチーノ学院の高校生らとポルトガル語で会話するなど、入学して1年半ほどの学習成果を発揮する場面が見られ、教員として嬉しく思いました。
関係者の皆様、ご来場いただいた皆様に心から感謝申し上げます。
在学生、卒業生、日系ブラジル人学生のつながりを大切にしながら、広く一般の方々にも関心を持ってもらえるよう、次年度以降も様々な企画を考えていきます。
(プレイベントとして「カモンイス生誕500周年記念ポスター展を開催」【6月26日~7月3日】)
今年度のブラジルポルトガル・ウィークでは、ブラジルとポルトガルの歴史や文化を中心に、ルゾフォニア世界を視野に入れた文学イベントも開催され、大盛況のうちに終わりました。
≪7月11日≫
●本学科卒業生による講演会(同窓会事務局後援)では、ダイハツディーゼル株式会社に勤めている川上ラファエルさんをお招きして、学生時代の思い出や就職活動時の経験、そして営業職として活躍する現在についてお話いただきました。在学生らは大いに刺激を受け、質疑応答も盛り上がりました。
●昨年度の引き続いての開催となった「ポルトガル・ワインセミナー」でも、事前に申し込んだ学生30名以上が参加し、日本ポルトガル商工会議所のパウロ・ラモス会頭のセミナーを受けたあと、3種類のワインの飲み比べを通じて、その奥深さを文字どおり味わいました。
≪7月12日≫
●「文学を通じてルゾフォニア世界を知る」では、主に2年次生が文学研究の面白さを学ぶ機会となりました。特に、ポルトガル語圏文学ゼミに所属する3名の研究紹介が好評で、秋にゼミを選択する際の参考になったとの感想もありました。
●4号館6階を会場となった「カモンイスポスター展HP開設記念会」では、ポルトガルの詩人ルイス・デ・カモンイスの『ウズ・ルジアダス』の日本語訳に関する解説のほか、ネイティブ教員による朗読もあり、参加者はその厳かなポルトガル語の響きを堪能しました。また、「文学を通じて~」のイベントに続いて、一般参加もあり、関心の高さがうかがえました。
≪7月13日≫
●滋賀県にあるラチーノ学院の高校生らをお迎えし、在学生と交流する機会を持ちました。あいにくの天候ではありましたが、ブラジル留学経験のある4年次生らがキャンパスツアーを行ったあと、教員から本学科の特徴や外国語を学ぶことの重要性を紹介しました。
●引き続いて、「カポエイラ・ワークショップ」では、京都で活動するカポエイラ団体の講師をお招きして、カポエイラの歴史を知り、そして実際にその動きを実践するなど大いに盛り上がりました。軽食を食べながらの交流会でも、留学未経験の2年次生がラチーノ学院の高校生らとポルトガル語で会話するなど、入学して1年半ほどの学習成果を発揮する場面が見られ、教員として嬉しく思いました。
関係者の皆様、ご来場いただいた皆様に心から感謝申し上げます。
在学生、卒業生、日系ブラジル人学生のつながりを大切にしながら、広く一般の方々にも関心を持ってもらえるよう、次年度以降も様々な企画を考えていきます。
2024/06/21 16:40:00 ブラジルポルトガル・ウィーク開催のご案内
- お知らせ
- 岐部雅之
今年度のブラジルポルトガル・ウィークが開催されます。
プレイベント:6月26日(水)~7月3日(水)
そのほか :7月10日(水)~7月12日(金)
すべての学生・教職員/一般対象のイベントは以下のとおりです(それ以外は本学科の学生のみ対象)。
★ポスター展(プレイベント)
4号館1階:期間中終日
★本学科卒業生による講演会
11号館2階ラウンジ:16時~17時
★文学を通じてルゾフォニア世界を知る
842教室:13時50分~15時半
★カモンイスポスター展HP開設記念会
4号館6階:15時40分~17時20分
ぜひお越しください。
ポスターのダウンロードはこちらから。
プレイベント:6月26日(水)~7月3日(水)
そのほか :7月10日(水)~7月12日(金)
すべての学生・教職員/一般対象のイベントは以下のとおりです(それ以外は本学科の学生のみ対象)。
★ポスター展(プレイベント)
4号館1階:期間中終日
★本学科卒業生による講演会
11号館2階ラウンジ:16時~17時
★文学を通じてルゾフォニア世界を知る
842教室:13時50分~15時半
★カモンイスポスター展HP開設記念会
4号館6階:15時40分~17時20分
ぜひお越しください。
ポスターのダウンロードはこちらから。
2024/06/08 12:30:00 第42回全日本学生ポルトガル語弁論大会(ポスター掲示)
- お知らせ
- 岐部雅之
11月16日(土)に本学で開催される第42回全日本学生ポルトガル語弁論大会のポスターが、学科共同研究室(12号館5階)や学科掲示板(保健室前)に掲示されています。
原稿作成や練習に余裕をもって取り組むことはもちろん、「1大学5名まで」という条件もあるので、出場希望者はできるだけ早めに専任教員へ相談してください。
ポスターのダウンロード(PDF)はこちらから。
原稿作成や練習に余裕をもって取り組むことはもちろん、「1大学5名まで」という条件もあるので、出場希望者はできるだけ早めに専任教員へ相談してください。
ポスターのダウンロード(PDF)はこちらから。
2024/05/09 08:10:00 1º Ciclo em Português
- お知らせ
- ペドロ・アイレス
A Faculdade de Letras da Universidade de Coimbra vai organizar, em conjunto com o Departamento de Estudos Luso-Brasileiros (DELB) da Universidade de Estudos Estrangeiros de Quioto (KUFS), uma sessão integrada no 1º Ciclo em Português. A conferência será sobre o ensino de português na KUFS e contará com a participação do Prof. Pedro Aires e de alunos do DELB.
O evento será realizado online no dia 15 de maio, quarta-feira, a partir das 18:00 (10:00 em Portugal).
A participação é livre, via Zoom, com o ID 932 3146 6533 e a senha 178969.
コインブラ大学文学部と京都外国語大学ブラジルポルトガル語学科による「第一回ポルトガル語オンラインセッション」が共同開催されます。このセッションでは、京都外国語大学におけるポルトガル語教育についてペドロ・アイレス准教授による講演があり、ブラジルポルトガル語学科の学生も参加します。
日時: 2024年5月15日(水) 18:00~ (ポルトガルの10:00から)
場所: オンライン (Zoom)
参加方法:
ZoomミーティングID: 932 3146 6533
パスワード: 178969
O evento será realizado online no dia 15 de maio, quarta-feira, a partir das 18:00 (10:00 em Portugal).
A participação é livre, via Zoom, com o ID 932 3146 6533 e a senha 178969.
コインブラ大学文学部と京都外国語大学ブラジルポルトガル語学科による「第一回ポルトガル語オンラインセッション」が共同開催されます。このセッションでは、京都外国語大学におけるポルトガル語教育についてペドロ・アイレス准教授による講演があり、ブラジルポルトガル語学科の学生も参加します。
日時: 2024年5月15日(水) 18:00~ (ポルトガルの10:00から)
場所: オンライン (Zoom)
参加方法:
ZoomミーティングID: 932 3146 6533
パスワード: 178969
2024/04/23 14:00:00 Estabelecimento da Cátedra Luís Fróis / ルイス・フロイス学術講座の設置
- お知らせ
- 学科教員一同
No dia 18 de abril de 2024, quinta-feira, foi assinado na Sala Nobre da nossa universidade um Protocolo de Cooperação entre a Universidade de Estudos Estrangeiros de Quioto (KUFS) e o Camões – Instituto da Cooperação e da Língua I.P. (Camões, I.P.), instituição ímpar para a promoção da língua e cultura lusófonas da República Portuguesa, criando, assim, a primeira Cátedra de Estudos Portugueses no Japão. Essa iniciativa reafirma a contínua cooperação para com a nossa universidade do Governo Português e do Camões, I.P, representados na cerimônia pelas excelentíssimas presenças da Presidente do Camões, I.P, Dra. Ana Paula Fernandes, e de S.Exa.Embaixador de Portugal no Japão, Dr. Vítor Sereno.
Adequadamente nomeada de Luís Fróis, a nova Cátedra tem como objetivo "promover a internacionalização da língua portuguesa no Japão". É válido notar que a assinatura do Protocolo ocorreu no ano seguinte ao marco dos 480 anos da chegada dos primeiros portugueses em terras nipónicas, em 1543.
Luís Fróis foi um missionário jesuíta que viveu 34 anos no Japão, onde veio a falecer. Entre os muitos encontros com figuras históricas conhecidas por qualquer japonês destaca-se as suas relações com Oda Nobunaga, figura proeminente no processo de unificação do país no século XVI.
A relação entre Luís Fróis e a cidade de Quioto é, desta maneira, muito rica. Não só ele foi um dos poucos estrangeiros a conhecer profundamente a capital japonesa da época, como a sua obra mais importante, a monumental "História do Japão", marca o início do que hoje chamamos de Japonologia, ou Estudos Japoneses. Tal obra foi meticulosamente traduzida para o idioma japonês por dois Professores Eméritos da nossa universidade, já falecidos, Kiichi Matsuda e Momota Kawasaki. Nada mais apropriado, portanto, do que a KUFS receber, em Quioto, a honra de ter uma Cátedra que leva o nome de tão eminente figura.
A Cerimônia de Assinatura contou com a presença, entre outros, do reitor da universidade, Professor Takahiro Ono, e do Presidente da instituição, Professor Tetsushi Horikawa. Docentes e alunos do Departamento de Estudos Luso-Brasileiros também compareceram.
Nesta honrosa ocasião, gostaríamos de reiterar os nossos mais profundos agradecimentos ao Camões, I.P e à Embaixada de Portugal no Japão pelo contínuo apoio e suporte. Estamos certos de que a nova Cátedra Luís Fróis será responsável pela promoção e disseminação da cultura e da língua lusófona no Japão.
☆☆☆☆☆
2024年4月18日(木)、京都外国語大学とポルトガル共和国の言語と文化を促進する重要な機関であるカモインス院との間で、日本初となるポルトガル研究の学術講座を設置する協定書が調印されました。これは、カモインス院総長アナ・パウラ・フェルナンデス様と、ポルトガル駐日大使ヴィトル・セレーノ閣下のご協力の下、本学とポルトガル政府の持続的な協力を約束するものです。
ルイス・フロイス学術講座と名付けられた本講座の目的は、「日本におけるポルトガル語の国際化を促進すること」です。日本に最初のポルトガル人が到着して480周年を迎えた翌年となる2024年に調印が行われたのは特筆すべきことです。
ルイス・フロイスは34年間、日本で過ごし、日本で亡くなったイエズス会宣教師でした。日本の歴史上の多くの人物との出会いの中で、16世紀に天下統一を目指した織田信長との関係が注目に値します。
ルイス・フロイスと京都市には緊密な関係があります。彼は当時の都に通暁していた数少ない外国人の一人であるだけでなく、最も重要な著作である『日本史』は、現在の日本学及び日本研究の嚆矢となっています。この作品は、本学の名誉教授であった故・松田毅一先生と故・川崎桃太先生によって日本語に翻訳されています。この縁を通じて、フロイスの名を冠した学術講座が、本学に設置された意義は極めて大きいと言えるでしょう。
調印式には、堀川徹志理事長や小野隆啓学長のほか、ブラジルポルトガル語学科の教員および学生が参列しました。
この名誉ある機会において、カモインス院とポルトガル大使館に継続的な支援と協力に対する深い感謝を申し上げます。ルイス・フロイス学術講座が、日本におけるポルトガル文化と言語の普及に必ずや貢献できると確信しております。
Adequadamente nomeada de Luís Fróis, a nova Cátedra tem como objetivo "promover a internacionalização da língua portuguesa no Japão". É válido notar que a assinatura do Protocolo ocorreu no ano seguinte ao marco dos 480 anos da chegada dos primeiros portugueses em terras nipónicas, em 1543.
Luís Fróis foi um missionário jesuíta que viveu 34 anos no Japão, onde veio a falecer. Entre os muitos encontros com figuras históricas conhecidas por qualquer japonês destaca-se as suas relações com Oda Nobunaga, figura proeminente no processo de unificação do país no século XVI.
A relação entre Luís Fróis e a cidade de Quioto é, desta maneira, muito rica. Não só ele foi um dos poucos estrangeiros a conhecer profundamente a capital japonesa da época, como a sua obra mais importante, a monumental "História do Japão", marca o início do que hoje chamamos de Japonologia, ou Estudos Japoneses. Tal obra foi meticulosamente traduzida para o idioma japonês por dois Professores Eméritos da nossa universidade, já falecidos, Kiichi Matsuda e Momota Kawasaki. Nada mais apropriado, portanto, do que a KUFS receber, em Quioto, a honra de ter uma Cátedra que leva o nome de tão eminente figura.
A Cerimônia de Assinatura contou com a presença, entre outros, do reitor da universidade, Professor Takahiro Ono, e do Presidente da instituição, Professor Tetsushi Horikawa. Docentes e alunos do Departamento de Estudos Luso-Brasileiros também compareceram.
Nesta honrosa ocasião, gostaríamos de reiterar os nossos mais profundos agradecimentos ao Camões, I.P e à Embaixada de Portugal no Japão pelo contínuo apoio e suporte. Estamos certos de que a nova Cátedra Luís Fróis será responsável pela promoção e disseminação da cultura e da língua lusófona no Japão.
☆☆☆☆☆
2024年4月18日(木)、京都外国語大学とポルトガル共和国の言語と文化を促進する重要な機関であるカモインス院との間で、日本初となるポルトガル研究の学術講座を設置する協定書が調印されました。これは、カモインス院総長アナ・パウラ・フェルナンデス様と、ポルトガル駐日大使ヴィトル・セレーノ閣下のご協力の下、本学とポルトガル政府の持続的な協力を約束するものです。
ルイス・フロイス学術講座と名付けられた本講座の目的は、「日本におけるポルトガル語の国際化を促進すること」です。日本に最初のポルトガル人が到着して480周年を迎えた翌年となる2024年に調印が行われたのは特筆すべきことです。
ルイス・フロイスは34年間、日本で過ごし、日本で亡くなったイエズス会宣教師でした。日本の歴史上の多くの人物との出会いの中で、16世紀に天下統一を目指した織田信長との関係が注目に値します。
ルイス・フロイスと京都市には緊密な関係があります。彼は当時の都に通暁していた数少ない外国人の一人であるだけでなく、最も重要な著作である『日本史』は、現在の日本学及び日本研究の嚆矢となっています。この作品は、本学の名誉教授であった故・松田毅一先生と故・川崎桃太先生によって日本語に翻訳されています。この縁を通じて、フロイスの名を冠した学術講座が、本学に設置された意義は極めて大きいと言えるでしょう。
調印式には、堀川徹志理事長や小野隆啓学長のほか、ブラジルポルトガル語学科の教員および学生が参列しました。
この名誉ある機会において、カモインス院とポルトガル大使館に継続的な支援と協力に対する深い感謝を申し上げます。ルイス・フロイス学術講座が、日本におけるポルトガル文化と言語の普及に必ずや貢献できると確信しております。