2023/11/10 14:10:00 「王子様の耳はロバの耳」を演じてーブラジルポルトガル語研究会より感想文
- イベント
- 岐部雅之/フェリッペ・モッタ
11月4日(土)、本学の学祭の一環としてブラジルポルトガル語研究会が演目「王子様の耳はロバの耳」を披露しました。練習を繰り返した部員たちの努力が報われ、喝采をいただき劇が成功裏に終わりました。
今回の演目について山本千夏部長(3年次)より下記の感想文を寄せていただいたので投稿します。
「ブラジルポルトガル語研究会会長の山本千夏です。 11月4日に語劇祭が行われました。そこで、ブラジルポルトガル語研究会は『王子様の耳はロバの耳』という演題で劇を披露しました。 私は監督という立場で語劇に参加しましたが、初めてのことばかりで、たくさん悩みました。どうしたらより良い劇になるのかを部員と何度も話し合い、たくさんの方々の力を借りて、素敵な劇を作り上げることができました。 私にとって、語劇は言語を学ぶ楽しさを教えてくれたとても貴重な経験です。」
ブラジルポルトガル語研究会のさらなる活動を学科一同で応援したいと思います。
今回の演目について山本千夏部長(3年次)より下記の感想文を寄せていただいたので投稿します。
「ブラジルポルトガル語研究会会長の山本千夏です。 11月4日に語劇祭が行われました。そこで、ブラジルポルトガル語研究会は『王子様の耳はロバの耳』という演題で劇を披露しました。 私は監督という立場で語劇に参加しましたが、初めてのことばかりで、たくさん悩みました。どうしたらより良い劇になるのかを部員と何度も話し合い、たくさんの方々の力を借りて、素敵な劇を作り上げることができました。 私にとって、語劇は言語を学ぶ楽しさを教えてくれたとても貴重な経験です。」
ブラジルポルトガル語研究会のさらなる活動を学科一同で応援したいと思います。
2023/11/04 10:50:00 ブラジルポルトガル語学科で学ぶ意義とは(入学試験のご案内)
- お知らせ
- 岐部雅之/フェリッペ・モッタ
本格的な大学入学試験のシーズンを迎え、進路について悩んでいる受験生も多いかと推察します。
今回は、京都外国語大学外国語学部ブラジルポルトガル語学科で学ぶ意義について、以下のとおりまとめました。
受験する際の参考になれば幸いです。
なお、2024年度の入試日程については、こちらからアクセスしてください。
☆意義その① 多人種の世界を実感できる
ポルトガル語圏には先住民系、ポルトガル系、アフリカ系、ヨーロッパ系、アジア系の人が居住する。
多民族が共存し、それぞれの文化を尊重し合うと同時に、混血が進んだ社会を体験できる。混じり合うことで他者を人種でなく個人として認め、自らも曖昧になることで異なる人種や文化の垣根を容易に乗り越えていく。曖昧であるがゆえに大らかな社会、混沌に見えるかもしれないが緩やかな秩序が存在する。そうして前進する社会。ポルトガル語圏の文化社会を学ぶことは、まさに人類が目指す社会の未来像を実感することである。
☆意義その② 留学する機会が多い
ブラジルに年間6人(最大12人)、ポルトガルに4人(最大8人)、マカオに2人(最大4人)を派遣留学生として送り出している。単位交換制であるため1年留学しても在籍4年間で卒業ができる。そのほかにも認定留学や休学等により自費で留学する学生もいる。
≪協定大学≫
フルミネンセ連邦大学
ブラジリア大学
サンパウロ大学
コインブラ大学
ポルト大学
マカオ大学
☆意義その③ 新たな視座で歴史や国際関係を見ることができる
大航海時代、日本人移民の歴史、日本とポルトガルの交渉の歴史などは学校の歴史の授業や教科書で勉強したことがあるかもしれないが、ブラジルポルトガル語学科で勉強することにより日本史のこれらの出来事を異なる視座から考察でき、世界史・日本史に対する理解も深まるだろう。
☆意義その④ 卒業後は「語学力+人間力」で活躍できる
専攻している学生が少ないにも関わらず、世界的な重要性が高いので、専門家として貴重な存在になれる。社会でも「ポルトガル語圏のエキスパート」として社会人になることができる。
特にブラジルは資源大国であり農業大国であり、日本との関係は切っても切れない。また人口が多く、巨大な国内市場があり、多くの企業が進出している。
ブラジルのような人種的・文化的に多様な社会を経験していることで、ブラジルだけでなく、アフリカや中近東などの第3世界でも大きく活躍できる。
また、ユーラシア大陸の最西端にあるポルトガルとは480年に及ぶ交流の歴史があり、近年の要人往来も盛んに行われていることから、外交のほか文化交流の担い手としても人材が求められています。
ポルトガル語の学力は、留学を経験した者であれば、卒業後すぐにビジネスの世界で通用する。留学が未経験であっても、OJTにより、遅からず戦力になりうる。
☆意義その⑤ 教員や警察官や公務員になるのに有利
定住ブラジル人が多いので、ブラジルの人が多い地方自治体で、ポルトガル語を話す人材が求められている。
ブラジルポルトガル語学科の在学生や卒業生、教員の情報はこちらからアクセスしてください。2020年度以降の主な就職先や進路状況も掲載されています。
今回は、京都外国語大学外国語学部ブラジルポルトガル語学科で学ぶ意義について、以下のとおりまとめました。
受験する際の参考になれば幸いです。
なお、2024年度の入試日程については、こちらからアクセスしてください。
☆意義その① 多人種の世界を実感できる
ポルトガル語圏には先住民系、ポルトガル系、アフリカ系、ヨーロッパ系、アジア系の人が居住する。
多民族が共存し、それぞれの文化を尊重し合うと同時に、混血が進んだ社会を体験できる。混じり合うことで他者を人種でなく個人として認め、自らも曖昧になることで異なる人種や文化の垣根を容易に乗り越えていく。曖昧であるがゆえに大らかな社会、混沌に見えるかもしれないが緩やかな秩序が存在する。そうして前進する社会。ポルトガル語圏の文化社会を学ぶことは、まさに人類が目指す社会の未来像を実感することである。
☆意義その② 留学する機会が多い
ブラジルに年間6人(最大12人)、ポルトガルに4人(最大8人)、マカオに2人(最大4人)を派遣留学生として送り出している。単位交換制であるため1年留学しても在籍4年間で卒業ができる。そのほかにも認定留学や休学等により自費で留学する学生もいる。
≪協定大学≫
フルミネンセ連邦大学
ブラジリア大学
サンパウロ大学
コインブラ大学
ポルト大学
マカオ大学
☆意義その③ 新たな視座で歴史や国際関係を見ることができる
大航海時代、日本人移民の歴史、日本とポルトガルの交渉の歴史などは学校の歴史の授業や教科書で勉強したことがあるかもしれないが、ブラジルポルトガル語学科で勉強することにより日本史のこれらの出来事を異なる視座から考察でき、世界史・日本史に対する理解も深まるだろう。
☆意義その④ 卒業後は「語学力+人間力」で活躍できる
専攻している学生が少ないにも関わらず、世界的な重要性が高いので、専門家として貴重な存在になれる。社会でも「ポルトガル語圏のエキスパート」として社会人になることができる。
特にブラジルは資源大国であり農業大国であり、日本との関係は切っても切れない。また人口が多く、巨大な国内市場があり、多くの企業が進出している。
ブラジルのような人種的・文化的に多様な社会を経験していることで、ブラジルだけでなく、アフリカや中近東などの第3世界でも大きく活躍できる。
また、ユーラシア大陸の最西端にあるポルトガルとは480年に及ぶ交流の歴史があり、近年の要人往来も盛んに行われていることから、外交のほか文化交流の担い手としても人材が求められています。
ポルトガル語の学力は、留学を経験した者であれば、卒業後すぐにビジネスの世界で通用する。留学が未経験であっても、OJTにより、遅からず戦力になりうる。
☆意義その⑤ 教員や警察官や公務員になるのに有利
定住ブラジル人が多いので、ブラジルの人が多い地方自治体で、ポルトガル語を話す人材が求められている。
ブラジルポルトガル語学科の在学生や卒業生、教員の情報はこちらからアクセスしてください。2020年度以降の主な就職先や進路状況も掲載されています。
2023/10/29 12:10:00 語劇祭「王子様の耳はロバの耳」開催のお知らせ
- お知らせ
- 岐部雅之/フェリッペ・モッタ
外大祭のイベントの一つ語劇祭が以下の日程で開催されます。
開催に先立ち、ブラジルポルトガル語研究会のメンバーから意気込みと練習風景などの写真が届いてるので、合わせてご紹介します。
演題:「王子様の耳はロバの耳」
日時:11月4日(土)9時半から(開場は9時)
場所:森田記念講堂
≪メンバーの意気込み≫
●音響担当として語劇に参加しています。演劇に携わるのは初めての経験である上、ポルトガル語を学び始めて間もない私ですが、演者のみなさんのサポートを含め、精一杯頑張りたいです。(奥山紘佑、1年次)
●私は王子役で出演します。芝居をすることに対する不安はありますが、ポルトガル語で演じるという嬉しさも同時に感じています。練習の成果が出せるようベストを尽くして頑張ります。(白井浩士、1年次)
昨年度(2022年度)、ブラジルポルトガル語研究会はディズニーにインスピレーションを得た「Três Felizes Amigos~三人の騎士~」で、最優秀賞など数多くの賞を獲得しました。
今年度も限られた練習時間の中で、メンバー全員が語劇の成功に向けてひたむきに努力しています。
在学生や卒業生のほか、学外の皆様もぜひお越しください。
開催に先立ち、ブラジルポルトガル語研究会のメンバーから意気込みと練習風景などの写真が届いてるので、合わせてご紹介します。
演題:「王子様の耳はロバの耳」
日時:11月4日(土)9時半から(開場は9時)
場所:森田記念講堂
≪メンバーの意気込み≫
●音響担当として語劇に参加しています。演劇に携わるのは初めての経験である上、ポルトガル語を学び始めて間もない私ですが、演者のみなさんのサポートを含め、精一杯頑張りたいです。(奥山紘佑、1年次)
●私は王子役で出演します。芝居をすることに対する不安はありますが、ポルトガル語で演じるという嬉しさも同時に感じています。練習の成果が出せるようベストを尽くして頑張ります。(白井浩士、1年次)
昨年度(2022年度)、ブラジルポルトガル語研究会はディズニーにインスピレーションを得た「Três Felizes Amigos~三人の騎士~」で、最優秀賞など数多くの賞を獲得しました。
今年度も限られた練習時間の中で、メンバー全員が語劇の成功に向けてひたむきに努力しています。
在学生や卒業生のほか、学外の皆様もぜひお越しください。
2023/10/20 10:40:00 古賀麻里子(1年次)さんがスピーチコンテストで優勝
- お知らせ
- フェリッペ・モッタ
10月4日、本学科の1年次生の古賀麻里子さんが、在名古屋ブラジル総領事館主催第6回スピーチコンテスト(第Ⅳ部門 ブラジル国籍を有しない18歳以上)で第一位を獲得したことが発表されました。
古賀さんは幼いころブラジルに住んだ経験があり、自分のポルトガル語能力を磨こうと思い本学科に入学することを決意しました。大学生になり、講義の傍らポルトガル語の自習にも励む毎日を送っています。学科の教員より在名古屋ブラジル総領事館主催のスピーチコンテストのことを知り、入学から数か月という期間にもかかわらず見事に第一位に輝きました。
入賞の発表に際して、古賀さんは「今回のスピーチコンテストで第一位をいただけたことに対し支えてくれた先生方や友達にMuito obrigadaと感謝の意を伝えたいです! 今回初めてスピーチコンテストに応募してみてブラジル社会との日本社会との深い関係や歴史を知ることができ、そして自分の思ったことをポルトガル語で伝えることができる楽しさが得られたと思います。自分の大好きなポルトガル語をこうした形で発揮することができるのが何よりも嬉しいです。今回の経験を通してより自分のポルトガル語を磨いていきたいと思いました」と述べています。
古賀さん、おめでとうございます!
下記に古賀さんのスピーチ全文をポルトガル語および日本語で記します。
(※古賀さんのスピーチ原文を尊重し、手入れをせず応募されたままにしております。ご了承ください。)
☆☆☆☆☆
Título:A Importância de ter orgulho de si mesmo
Senhoras e senhores, boa tarde! Meu nome é Mariko Koga.
A partir de agora, eu gostaria de falar um pouco sobre a minha experiência quando eu vivi no Brasil e o impacto da sociedade multicultural.
2023 marca o 115º aniversário da chegada do Kasato Maru a Santos. Em primeiro lugar eu quero falar “parabéns!”para a comunidade de nikkei-brasileira.
Deixe-me falar um pouco sobre mim. Eu morei no Brasil por quatro anos. Quando fui para o Brasil como japonesa, a um país que não conhecia, não pude esconder minha surpresa ao notar que havia muitas pessoas com as mesmas raízes que eu do outro lado do mundo.
Antigamente, as pessoas não podiam circular livremente entre os países, então não tinham oportunidade de interagir com outras culturas e pessoas.
Mas agora nós podemos emigrar para outro país por nossa própria vontade. O Brasil é um país multiétnico com pessoas de várias raízes, por isso existem muitas culturas e formas de pensar. Portanto, acho que as pessoas sempre têm o espírito do amor-próprio em seus corações. Pode parecer fácil sentir orgulho de si mesmo, mas não é. Acredito que este é um espírito que não pode nascer sem a diversidade.
Eu gostaria de voltar minha atenção para o Japão também.
Acho que os jovens no Japão hoje se preocupam demais com o que os cerca e escondem seu verdadeiro eu. Acho que o mais importante é não se perder de vista, especialmente agora que a verdadeira diversidade tem aumentado devido à globalização. A exposição a culturas e conhecimentos mais diversos do mundo levará gradualmente à autoconfiança.
No futuro, a globalização progredirá e a sociedade se transformará em uma sociedade mais diversificada e diversa. Espero do fundo do meu coração que nos tornemos uma sociedade onde cada um de nós pense que todos são diferentes e todos são bons.
演題:自分に誇りを持つことの大切さ
皆さんこんにちは。私は京都外国大学ブラジルポルトガル語学科一年次の古賀麻里子です。
これからは私が実際にブラジルに駐在して経験した多文化社会がもたらす影響について少しお話したいです。
2023年は笠戸丸の到着から115周年を刻みます。まず日系ブラジル社会に「parabéns!」と伝えたいです。
ここから少し自分のことについて話させていただきます。私はブラジルに四年間滞在していて、そこでたくさんの日系人の方の恩恵を受けました。自分の知らない国に日本人としてブラジルに行った際に、地球の裏に自分と同じルーツの人がたくさんいたことに当時の私は驚きを隠せませんでした。
昔は自由に国を行き来することができず、他国の文化や人と接する機会がありませんでした。
しかし今は自分自身の意思で他国に移住することができます。ブラジルは多民族国家で様々なルーツを持つ人々が暮らしているため、たくさんの文化や考え方があります。そのため人々の心には常に「アイラブミー」の精神があると思います。自分自身に誇りを持つことは一見簡単そうに見えますが、これには多様な人々がいないと生まれない精神であると思います。
すこし日本にも視野を向けていきたいです。
今の日本の若者は周りを気にしすぎて本当の自分を隠しているのではないかと思います。グローバル化によって今後より一層多様な人が増えていく中で、一番大事なのは自分を見失わないことだと思います。より多様な文化にふれ、世界を知ることでだんだんと自分に自信を持てるようになるのでしょうか。
今後、グローバル化が進み、より一層多様な社会へと変化することでしょう。今後みな一人一人が「みんな違ってみんないい」って思えるような社会になって欲しいと心から願っています。
古賀さんは幼いころブラジルに住んだ経験があり、自分のポルトガル語能力を磨こうと思い本学科に入学することを決意しました。大学生になり、講義の傍らポルトガル語の自習にも励む毎日を送っています。学科の教員より在名古屋ブラジル総領事館主催のスピーチコンテストのことを知り、入学から数か月という期間にもかかわらず見事に第一位に輝きました。
入賞の発表に際して、古賀さんは「今回のスピーチコンテストで第一位をいただけたことに対し支えてくれた先生方や友達にMuito obrigadaと感謝の意を伝えたいです! 今回初めてスピーチコンテストに応募してみてブラジル社会との日本社会との深い関係や歴史を知ることができ、そして自分の思ったことをポルトガル語で伝えることができる楽しさが得られたと思います。自分の大好きなポルトガル語をこうした形で発揮することができるのが何よりも嬉しいです。今回の経験を通してより自分のポルトガル語を磨いていきたいと思いました」と述べています。
古賀さん、おめでとうございます!
下記に古賀さんのスピーチ全文をポルトガル語および日本語で記します。
(※古賀さんのスピーチ原文を尊重し、手入れをせず応募されたままにしております。ご了承ください。)
☆☆☆☆☆
Título:A Importância de ter orgulho de si mesmo
Senhoras e senhores, boa tarde! Meu nome é Mariko Koga.
A partir de agora, eu gostaria de falar um pouco sobre a minha experiência quando eu vivi no Brasil e o impacto da sociedade multicultural.
2023 marca o 115º aniversário da chegada do Kasato Maru a Santos. Em primeiro lugar eu quero falar “parabéns!”para a comunidade de nikkei-brasileira.
Deixe-me falar um pouco sobre mim. Eu morei no Brasil por quatro anos. Quando fui para o Brasil como japonesa, a um país que não conhecia, não pude esconder minha surpresa ao notar que havia muitas pessoas com as mesmas raízes que eu do outro lado do mundo.
Antigamente, as pessoas não podiam circular livremente entre os países, então não tinham oportunidade de interagir com outras culturas e pessoas.
Mas agora nós podemos emigrar para outro país por nossa própria vontade. O Brasil é um país multiétnico com pessoas de várias raízes, por isso existem muitas culturas e formas de pensar. Portanto, acho que as pessoas sempre têm o espírito do amor-próprio em seus corações. Pode parecer fácil sentir orgulho de si mesmo, mas não é. Acredito que este é um espírito que não pode nascer sem a diversidade.
Eu gostaria de voltar minha atenção para o Japão também.
Acho que os jovens no Japão hoje se preocupam demais com o que os cerca e escondem seu verdadeiro eu. Acho que o mais importante é não se perder de vista, especialmente agora que a verdadeira diversidade tem aumentado devido à globalização. A exposição a culturas e conhecimentos mais diversos do mundo levará gradualmente à autoconfiança.
No futuro, a globalização progredirá e a sociedade se transformará em uma sociedade mais diversificada e diversa. Espero do fundo do meu coração que nos tornemos uma sociedade onde cada um de nós pense que todos são diferentes e todos são bons.
演題:自分に誇りを持つことの大切さ
皆さんこんにちは。私は京都外国大学ブラジルポルトガル語学科一年次の古賀麻里子です。
これからは私が実際にブラジルに駐在して経験した多文化社会がもたらす影響について少しお話したいです。
2023年は笠戸丸の到着から115周年を刻みます。まず日系ブラジル社会に「parabéns!」と伝えたいです。
ここから少し自分のことについて話させていただきます。私はブラジルに四年間滞在していて、そこでたくさんの日系人の方の恩恵を受けました。自分の知らない国に日本人としてブラジルに行った際に、地球の裏に自分と同じルーツの人がたくさんいたことに当時の私は驚きを隠せませんでした。
昔は自由に国を行き来することができず、他国の文化や人と接する機会がありませんでした。
しかし今は自分自身の意思で他国に移住することができます。ブラジルは多民族国家で様々なルーツを持つ人々が暮らしているため、たくさんの文化や考え方があります。そのため人々の心には常に「アイラブミー」の精神があると思います。自分自身に誇りを持つことは一見簡単そうに見えますが、これには多様な人々がいないと生まれない精神であると思います。
すこし日本にも視野を向けていきたいです。
今の日本の若者は周りを気にしすぎて本当の自分を隠しているのではないかと思います。グローバル化によって今後より一層多様な人が増えていく中で、一番大事なのは自分を見失わないことだと思います。より多様な文化にふれ、世界を知ることでだんだんと自分に自信を持てるようになるのでしょうか。
今後、グローバル化が進み、より一層多様な社会へと変化することでしょう。今後みな一人一人が「みんな違ってみんないい」って思えるような社会になって欲しいと心から願っています。
2023/10/15 17:00:00 2023年日本ポルトガル・ブラジル学会(AJELB)大会が本学で開催
- イベント
- ペドロ・アイレス/フェリッペ・モッタ
10月14日(土)、2023年 日本ポルトガル・ブラジル学会(AJELB)大会が京都外国語大学4号館433室で開催されました。パンデミックの間にオンライン開催になっていた本大会ですが、この度はハイブリッド型で開かれ、会場およびオンラインで多くの会員にご参加いただきました。
4人の登壇者による刺激的な報告があり、盛んな質疑応答と議論の時間を設け、成功裏に終わりました。
本学科より岐部雅之講師は「リマ・バレットの短篇「ガブリエラの息子」にみる偽善へのまなざし」と題して、ブラジル人作家リマ・バレット(Lima Barreto:1881年~1922年)の作品群から奴隷制の影や社会の不条理が巧妙に描かれる作品を取り上げ分析しました。
岐部講師に加えて、東京外国語大学と上智大学、大阪大学のポルトガル語圏専門家よりご報告があり、歴史学、文学や言語学などの観点から斬新な研究が紹介され、大変に有意義な時間になりました。
4人の登壇者による刺激的な報告があり、盛んな質疑応答と議論の時間を設け、成功裏に終わりました。
本学科より岐部雅之講師は「リマ・バレットの短篇「ガブリエラの息子」にみる偽善へのまなざし」と題して、ブラジル人作家リマ・バレット(Lima Barreto:1881年~1922年)の作品群から奴隷制の影や社会の不条理が巧妙に描かれる作品を取り上げ分析しました。
岐部講師に加えて、東京外国語大学と上智大学、大阪大学のポルトガル語圏専門家よりご報告があり、歴史学、文学や言語学などの観点から斬新な研究が紹介され、大変に有意義な時間になりました。