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ブラジルポルトガル語学科ブログ RSS


2023/06/15 13:00:00 ポルト大学留学体験記(早川ひなり)

  • Category留学生活レポート
  • Posted by岐部雅之
Boa tarde! みなさん、こんにちは
ブラジルポルトガル語学科4年次生の早川ひなりです。

私は、2022年の9月から5か月間ポルトガルのポルト大学に留学をしていました(当時は3年次)。
このブログでは、留学をしようと思った経緯や留学を通して学んだことについて紹介します。

私は、高校生の頃から興味を持っていたポルトガル語を現地で学びたい、日本語が通じない環境での生活に挑戦をしたく、大学の派遣留学制度を利用して留学しました。何事も挑戦してみることが大切だと考えていたので、留学を機に大きく成長したいと思っていました。

実際、ポルトガルへ行ってみると、思っていたポルトガル人の性格とは違っていて驚きました。日本人は消極的で、海外の人たちは誰でも積極的に人と会話しているイメージでした。しかし、大学へ通うと現地のポルトガル人はとても消極的で、自分から話しかけに行かないと話しかけてくることはほとんどありませんでした。のちに、仲良くなったポーランド人の友達から聞いたのですが、ポルトガル人はポルトガル語が得意でない人とあまり話したがらないと言っていました。ポルト大学では留学生同士の交流の方が強く、留学生同士でお互い助け合っていることが多かったです。

街の風景でも文化の違いを感じました。街並みが違うのはもちろんポルトガルではあらゆるところに、ゴミ箱が設置されており、いつでもゴミを捨てられる点がとても良いなと感じました。私は留学中にスペインやイタリアなどヨーロッパ各国を観光しましたが、他の地域でも同様に街のあらゆる場所にゴミ箱が設置してありとても便利でした。日本はヨーロッパの国々に比べ路上喫煙やゴミのポイ捨ても少なく綺麗な街ですが、街中へのゴミ箱の設置は日本でも導入して欲しいなと思いました。

また、ポルトガルはすごく多様性に富んでいる国であると感じました。ポルトガルは白人が多い国であると思っていました。しかし、実際はアジア人や、アフリカ系の黒人、中東系の人など多くの人種がともに暮らしていて驚きました。また、恋愛に関する価値観も日本とは異なっており、ジェンダーに対する考え方で寛容で同性同士の恋愛が街中でも見られました。

留学に挑戦してみて私は大きく成長することができました。初めの1か月は言語を理解すること、話すことに苦労しましたが、だんだん慣れていき最後にはイタリアへ1人旅行することができるほどの行動力を身につけることができました。海外の友達ができたこと、多くの場所を訪れることができたこと、たくさんの文化に触れることができたこと留学の全てがかけがえのない経験となりました。

留学に行く私を応援してくれた両親、準備を手伝ってくれた先生方には本当に感謝しています。ありがとうございました。この経験を生かしてこれからも積極的に行動していきたいです。
  • 夕焼けのポルト市
  • ポルト大学の友人たち
  • 日本語を学ぶ学生たちとの交流会

2023/06/08 16:40:00 コインブラ大学留学体験記(牧之瀬薫)

  • Category留学生活レポート
  • Posted by岐部雅之
ブラジルポルトガル語学科4年次の牧之瀬薫です。

私は2022年の9月から1月までコインブラ大学に留学しました(当時は3年次)。
このブログでは留学生活や授業について書こうと思います。

私は大学でポルトガル語文章表現、ポルトガル語口頭表現、ポルトガル語の構造、Callポルトガル語と合計4つの授業を履修しました。どの授業も基本的には日本で学んだ内容をポルトガル語で復習する感じでした。授業が始まる前にはクラス分けのため、テストと面接があり、A2のクラスになりました。同じクラスには様々な国籍や年齢の方がいました。私にとってその環境は新鮮でした。ワクワクする気持ちと同時に、友達ができるのかという不安もありました。自分から話しかけないといけないと思い、東ティモールの女の子に話しかけて仲良くなりました。

授業では会話の練習やグループでの学習を通して、様々な人と会話する機会がありました。その中でもそれぞれの国の文化や気候の話は興味深かったです。休み時間でのクラスメートとの会話は英語で行われるので、ポルトガル語だけでなく英語も勉強しないといけないと感じていました。私は英語も完ぺきではなかったので、会話ではポルトガル語と英語が混ざっていました。その中で感じたことは語学力を上げることはもちろんのこと、自分から伝えようとすることが重要だということです。自分の伝えたいことが伝わる経験は自信にもつながると感じました。

文法を学ぶ授業では定冠詞や不定冠詞などの基礎的な内容から始まりました。ニュアンスや発音の違いを丁寧に学習することが出来ました。しかし、授業内容がやはり易しく感じてしまい、B1やB2 など上のクラスに挑戦するべきでした。また、他に履修できる授業があるのか探しておけばよかったと感じたので、もしクラスのレベルで迷うことがあれば上のクラスに挑戦してみるのもありだと思います。

テスト前は友人と一緒に勉強することがありました。私は話すことに苦手意識があり、友人は文法問題に苦手意識があったので、友人とお互いの分からないところを解消しながら勉強していました。友人とは英語での会話だったのですが、文法を英語で説明するのは自分の語学力を上げるいい経験になったと感じています。

クラス外でできた友人とは定期的に会ってポルトガル語を話す練習をしていました。相手の話す内容が分らないことや自分の伝えたいことが伝わらないこともありましたが、より勉強しようというモチベーションにつながりました。

休みの日には様々なところに行きました。サッカーの試合を観戦したり、東ティモールのダンスや歌を見に行ったり、同じクラスの人とポルトを旅行したり、ご飯会に参加したりしました。

1月には日本語を学んでいるコインブラの学生との交流会がありました。学校以外の場で交流を持つことで言語を使う機会が増え、自分の語学力のなさを感じながらも伝えようとする努力が出来る機会だったと感じています。語学力を伸ばすには地道にコツコツと勉強することが必要だと改めて気づきました。そしてまたコインブラに留学したいという気持ちが強くなりました。

コインブラはとても過ごしやすく、町の人も親切でした。留学先としてコインブラ大学を選択肢に入れてみてはいかかでしょうか。
  • コインブラ大学
  • クラスメート
  • 下宿前の通り

2023/04/19 08:20:00 イタマール・ヴィエイラ・ジュニオール氏講演会の開催(実施報告)

  • Categoryイベント
  • Posted byフェリッペ・モッタ/岐部雅之
4月17日(月)、ブラジル人作家イタマール・ヴィエイラ・ジュニオール氏の長篇小説『曲がった鋤(Torto arado)』日本語訳(武田千香・江口佳子訳)の出版を記念して、講演会が開催されました(ブラジルポルトガル語学科、在名古屋ブラジル総領事館共催)。

「過去を鋤く:脱植民地化したブラジル文学」と題して、『曲がった鋤』を執筆するに至った動機に始まり、随所で具体的なエピソードを交えながら作品の重要性を丁寧に語っていただきました。加えて、読書は他者性、つまり、異なる者との共存を取り戻す強力な実践の源となるとの指摘も印象的でした。

幾分難しい内容もあったかもしれませんが、ポルトガル語を学習している今こそ、時代を映し出す鏡でもある文学作品を手にして、多様性に溢れるブラジル文化に親しんでほしいと思います。

なお、『曲がった鋤』は2022年のブラジル独立200周年を記念して、ブラジル現代文学コレクション(水声社)の一冊として刊行されました。


この貴重な機会の実現を可能にした、作家のイタマール・ヴィエイラ・ジュニオール氏のご厚意、そしてサポートしていただいたブラジル大使館とブラジル総領事館にこの場を借りて感謝申し上げます。
  • 開会の挨拶を述べられるルイス・フェルナンド・アボッチ・ガウヴォン総領事 開会の挨拶を述べられるルイス・フェルナンド・アボッチ・ガウヴォン総領事
  • 講演中のイタマール・ヴィエイラ・ジュニオール氏 講演中のイタマール・ヴィエイラ・ジュニオール氏
  • 講演会後の集合写真 講演会後の集合写真

2023/04/14 18:00:00 本学科の教員3名が編集・一部翻訳した『ブラジル文学傑作短篇集』が刊行

  • Categoryお知らせ
  • Posted byフェリッペ・モッタ/岐部雅之
昨年(2022年)、ブラジルは独立200周年を迎えました。
本学科では節目となる年に向けて2021年春に教員3名と学外研究者2名による共同研究会を発足させ、翻訳と研究を重ねながら、このたびブラジル現代文学コレクションの一冊として『ブラジル文学傑作短篇集』(岐部雅之編集、水声社)を刊行しました。

文学は人間の生き方を扱うことから、取り上げられるテーマも実に多種多様です。
身近なところで言えば、家族や子どもをはじめ、恋愛と結婚、嫉妬、死などが挙げられますし、ブラジル文学ではそれらに人種や階級格差の問題等が絡んできます。

本短篇集には、20世紀に活躍した作家6名の手による計12篇の作品が収められています。書かれた当時の時代を映し出す鏡としての面もある各作品を読めば、ブラジルが今もなお直面する諸問題の歴史を考える参考になるかもしれませんし、現代の価値観との違いから、わずか100年ほどで大きく変化する社会の姿を感じられると思います。

新訳も含まれていますが、多くは本邦初訳です。
ブラジル文学への入口として、「知られざる名作」が揃う短篇集を手に取ってみませんか。

本書は学内共同研究「ブラジル短編小説アンソロジーを編む―20世紀ブラジル社会の再構築の試み」(2021年度~2022年度)の成果のひとつです。刊行に際して、国際言語平和研究所から出版助成を受けました。この場をお借りして感謝申し上げます。


学科教員が担当したのは以下のとおりです。
伊藤秋仁教授
オリージェネス・レッサ「慰問」
マルケス・ヘベーロ「扉を開けてくれたステラ」
岐部雅之講師
アニーバル・マシャード「タチという名の少女」
ジョズエ・モンテロ「明かりの消えた人生」
オリージェネス・レッサ「エスペランサ・フットボールクラブ」
マルケス・ヘベーロ「嘘の顛末」
訳者あとがき
フェリッペ・モッタ講師
リジア・ファグンジス・テーリス「肩に手が……」
アニーバル・マシャード「サンバガールの死」

≪書誌情報≫
書名:ブラジル文学傑作短篇集
編者:岐部雅之
訳者:伊藤秋仁、岐部雅之、フェリッペ・モッタ ほか
出版社:水声社
発行日:2023年3月30日
体裁:ハードカバー、207頁
ISBN:978-4-8010-0721-5
定価:2000円+税
  • 『ブラジル文学傑作短篇集』

2023/04/13 16:20:00 修学前オリエンテーション開催

  • Categoryイベント
  • Posted by岐部雅之
4月12日(水)、新入生対象の修学前オリエンテーションを開催しました。

プログラムは以下のとおりです。
≪第I部≫
・教員紹介
・学生スタッフによるプレゼンテーション
 ① 年間スケジュール
 ② サンパウロ大学での留学生活(派遣留学)
 ③ 全日本学生ポルトガル語弁論大会
 ④ ポルトガルセミナー&検定試験
 ⑤ ブラジルポルトガル語研究会の活動
 ⑥ ランゲージセンターNINJA紹介

≪第II部≫
・ポルトガル語圏の音楽について
・ブラジル音楽コンサート(ショーロ)
 2021年度のナショナルウィークでも演奏していただいた梶原雄太さんと加藤顕充さんをお招きしました。多様な音楽がミックスされたショーロの軽やかで洗練された音色にうっとりしたかと思えば、軽快なトークで笑いも起こり、和やかな時間となりました。
 新入生からは「2つの楽器が奏でる演奏が素晴らしく、どこか懐かしくなるようなホッとするひと時でした」や「音楽に国境はなく、みんなが楽しめるコミュニケーション・ツールだと感じた」、「ショーロの中でもゆっくりしたリズムや情熱的なものがあり、違いを味わいながら聴けた」などの感想が寄せられました。

  • 学科教員の挨拶
  • ブラジルポルトガル語研究会の紹介
  • ブラジル音楽コンサートの様子

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