2023/06/29 16:30:00 フルミネンセ連邦大学留学体験記(堀武佐士)
留学生活レポート
岐部雅之
こんにちは! ブラジルポルトガル語学科4年次生の堀武佐士です。
今回は私自身の留学生活を振り返っていきます。これから留学をしてみたい、あるいは検討している方は是非読んでください!
≪あっというあの1年間≫
私は派遣留学Aの制度を利用して、ブラジルのリオデジャネイロ州にあるフルミネンセ連邦大学に留学しました(当時は3年次)。私は将来語学とサッカーに関わった職業(代理人や通訳等)に就きたいと思い、覚悟を持って2学期間留学することを決意しました。留学前は治安や初めての海外生活など不安要素はいろいろありました。しかしながら、自分の夢を実現する為にポルトガル語学習に励み、現地で生活をする時間は充実していてあっという間に過ぎていきました。
どのようにして留学生活を充実させていたか、留学とは何なのかということを2点お伝えします。
1.恥を恐れずとにかく話せ!!
私はこの1年間でポルトガル語の力が伸びたと自信を持って言えます。本学のネイティブの先生や現地の友達にも「留学当初の時期に比べて本当に伸びたね」とよく言われました。というのも、私がブラジルに着いた時のレベルは日常会話も上手く行かず、言いたいこともなかなか伝えられませんでした。その中で、自分は当初「留学をしていれば勝手に語学力が付くだろう」と勘違いしていました。
ところが、最初の1か月は苦労の連続でした。ブラジル人の友達と出掛けたりする機会も多く取りましたが、何を言っているかが分からず、一緒にいてもコミュニケーションを取ることに苦戦していました。その状況を打開するために、まずは授業がない時は家で辞書を使いながらニュースや日常的な読み物を読んで、そこで分からなかった単語をひたすら覚えるという作業をやりました。ここまでの作業であれば日本でもできます。しかし、私はそこで覚えたことをひたすらアウトプットをするようにし、電車やバスの中、行列で待っている時など、とにかく現地の人に話しかけてポルトガル語を使うようにしました。日本人は比較的恥ずかしがり屋で文法を気にして上手く話すことができないと言われがちですが、私はそのマインドを捨ててとにかく人と話すようにしました。リオデジャネイロはかなりオープンな場所なので本当にポルトガル語を伸ばすには素晴らしい環境だったと思います。特にバスの中では色んな人に話しかけられましたし、自分も積極的に話すようになりました。そのおかげで語学力も大幅に伸びましたし、これから留学をしたいと考えている皆さんには是非、恥を恐れずにとにかく話して欲しいです。
2.留学の意義
上記のとおり、留学中はとにかく基礎を勉強して応用のすることの繰り返しでした。しかし、今の時代インターネットの普及や来日する外国人の増加を考慮すると、インプットする機会もアウトプットする機会にはこと欠きません。ポルトガル語のニュース記事はアプリで読めますし、サッカー選手のインタビューでさえもユーチューブで検索すれば簡単に見ることができます。そういった現代の学習環境の中で今回の留学が私に与えてくれたものは「ポルトガル語を勉強する熱意と刺激」です。大学1・2年次の頃はオンライン授業が多かったこともあり、ポルトガル語学習へのモベーションを維持するのも大変でした。そのような中で大学から奨学金を貰い、親が学費だけではなく更に生活費などを支援してくれたおかげで、私のポルトガル語学習に火をつけてくれたと思います。勉強したことが応用できて、現地の人とコミュニケーションが通じたときの喜び、必死にサッカー用語やその会話に関わる単語を覚えて、サッカーの指導者や選手とポルトガル語を通じてお互いの国のフットボール文化についてディスカッションし、盛り上がることのできたあの達成感というのは今でも忘れられません。そういった「熱意と刺激」は日本では得ることが難しいものだと思います。
留学を通じて一番大事なことは「異文化理解」だと考えています。待ち合わせの時間に1時間遅れて到着する友達、平均月収2千レアル(日本円で約5万円)で生活するブラジル人たち、ホームレスの人たちと出会う中で、彼らの心境や環境を理解する重要性を実感しました。自分が今生きている日本の環境は当たり前ではありません。今、自分が屋根の下で生活し、学びたいことを勉強できる環境は本当にありがたいものだと痛感しています。そういった「相手を理解して行動する」ということは、これからの長い人生を通して色々な人と出会う中でも応用できると思います。
以上のように、私は留学を通じて沢山のことを学びました。この経験を活かして社会に貢献できるようにこれからの人生を歩んでいきたいと思います。そして留学の機会を与えてくださった大学の関係者の皆様、両親、自分の留学を応援してくれた友達には本当に感謝しています。ありがとうございました。
最後に今後留学を検討している方へ一つ言いたいことがあります。留学は語学力向上や異文化理解など自信を成長させるには非常に素晴らしい環境だと思います。それでも結局は自分次第です。留学したいのであれば「強い覚悟」を持って行ってください。
今回は私自身の留学生活を振り返っていきます。これから留学をしてみたい、あるいは検討している方は是非読んでください!
≪あっというあの1年間≫
私は派遣留学Aの制度を利用して、ブラジルのリオデジャネイロ州にあるフルミネンセ連邦大学に留学しました(当時は3年次)。私は将来語学とサッカーに関わった職業(代理人や通訳等)に就きたいと思い、覚悟を持って2学期間留学することを決意しました。留学前は治安や初めての海外生活など不安要素はいろいろありました。しかしながら、自分の夢を実現する為にポルトガル語学習に励み、現地で生活をする時間は充実していてあっという間に過ぎていきました。
どのようにして留学生活を充実させていたか、留学とは何なのかということを2点お伝えします。
1.恥を恐れずとにかく話せ!!
私はこの1年間でポルトガル語の力が伸びたと自信を持って言えます。本学のネイティブの先生や現地の友達にも「留学当初の時期に比べて本当に伸びたね」とよく言われました。というのも、私がブラジルに着いた時のレベルは日常会話も上手く行かず、言いたいこともなかなか伝えられませんでした。その中で、自分は当初「留学をしていれば勝手に語学力が付くだろう」と勘違いしていました。
ところが、最初の1か月は苦労の連続でした。ブラジル人の友達と出掛けたりする機会も多く取りましたが、何を言っているかが分からず、一緒にいてもコミュニケーションを取ることに苦戦していました。その状況を打開するために、まずは授業がない時は家で辞書を使いながらニュースや日常的な読み物を読んで、そこで分からなかった単語をひたすら覚えるという作業をやりました。ここまでの作業であれば日本でもできます。しかし、私はそこで覚えたことをひたすらアウトプットをするようにし、電車やバスの中、行列で待っている時など、とにかく現地の人に話しかけてポルトガル語を使うようにしました。日本人は比較的恥ずかしがり屋で文法を気にして上手く話すことができないと言われがちですが、私はそのマインドを捨ててとにかく人と話すようにしました。リオデジャネイロはかなりオープンな場所なので本当にポルトガル語を伸ばすには素晴らしい環境だったと思います。特にバスの中では色んな人に話しかけられましたし、自分も積極的に話すようになりました。そのおかげで語学力も大幅に伸びましたし、これから留学をしたいと考えている皆さんには是非、恥を恐れずにとにかく話して欲しいです。
2.留学の意義
上記のとおり、留学中はとにかく基礎を勉強して応用のすることの繰り返しでした。しかし、今の時代インターネットの普及や来日する外国人の増加を考慮すると、インプットする機会もアウトプットする機会にはこと欠きません。ポルトガル語のニュース記事はアプリで読めますし、サッカー選手のインタビューでさえもユーチューブで検索すれば簡単に見ることができます。そういった現代の学習環境の中で今回の留学が私に与えてくれたものは「ポルトガル語を勉強する熱意と刺激」です。大学1・2年次の頃はオンライン授業が多かったこともあり、ポルトガル語学習へのモベーションを維持するのも大変でした。そのような中で大学から奨学金を貰い、親が学費だけではなく更に生活費などを支援してくれたおかげで、私のポルトガル語学習に火をつけてくれたと思います。勉強したことが応用できて、現地の人とコミュニケーションが通じたときの喜び、必死にサッカー用語やその会話に関わる単語を覚えて、サッカーの指導者や選手とポルトガル語を通じてお互いの国のフットボール文化についてディスカッションし、盛り上がることのできたあの達成感というのは今でも忘れられません。そういった「熱意と刺激」は日本では得ることが難しいものだと思います。
留学を通じて一番大事なことは「異文化理解」だと考えています。待ち合わせの時間に1時間遅れて到着する友達、平均月収2千レアル(日本円で約5万円)で生活するブラジル人たち、ホームレスの人たちと出会う中で、彼らの心境や環境を理解する重要性を実感しました。自分が今生きている日本の環境は当たり前ではありません。今、自分が屋根の下で生活し、学びたいことを勉強できる環境は本当にありがたいものだと痛感しています。そういった「相手を理解して行動する」ということは、これからの長い人生を通して色々な人と出会う中でも応用できると思います。
以上のように、私は留学を通じて沢山のことを学びました。この経験を活かして社会に貢献できるようにこれからの人生を歩んでいきたいと思います。そして留学の機会を与えてくださった大学の関係者の皆様、両親、自分の留学を応援してくれた友達には本当に感謝しています。ありがとうございました。
最後に今後留学を検討している方へ一つ言いたいことがあります。留学は語学力向上や異文化理解など自信を成長させるには非常に素晴らしい環境だと思います。それでも結局は自分次第です。留学したいのであれば「強い覚悟」を持って行ってください。
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現地の友人たちと
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夜のビーチにて
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パーティを楽しむ
2023/06/22 16:50:00 サンパウロ大学留学体験記(花山あゆみ)
留学生活レポート
岐部雅之
こんにちは。4年次生の花山あゆみです。2学期間サンパウロ大学に留学していました(当時は3年次)。今回、ブラジルでの留学経験について書きたいと思います。
Boa tarde! Eu sou Ayumi Hanayama. Fiz intercâmbio na Universidade de São Paulo por 2 semestres. Desta vez quero escrever minha experiência de intercâmbio no Brasil.
ブラジルに着いてから、授業開始まではモジ・ダス・クルーゼスで親戚と過ごしました。携帯のSIMや身分証明書、銀行口座の開設など留学生活の準備を手伝ってもらいました。レストランに連れて行ってくれるなどとてもよくしてくれました。久しぶりに会えたのでとても嬉しかったです。
Depois que cheguei no Brasil, até começar as aulas, eu fiquei com os meus parentes em Mogi das Cruzes. Eles me ajudaram Sim móvel, fazer meu identificação e abrir a conta. E me trataram muito bem me levaram em vários lugares inclusive em restaurantes. Eu fiquei muito feliz em rever-los depois de muito tempo.
大学が始まってからは、朝に授業を受け、お昼は友達と学食で食べ、その後、図書館に行って勉強するというルーティンで過ごしていました。天気の良い日は芝生で友達と話したり、時々、ブタンタ駅にあるミルクシェイクを飲みに行ったりもしました。大学ではよくパーティーが行われており、私は6月にあったフェスタジュニーナに参加しました。この祭りにしかない食べ物を食べ、ダンスを踊り、とても楽しかったです。
Depois de começar as aulas, minha rotina era assistir as aulas de manhã, almoçar junto com meus amigos no Bandejão e depois estudar na biblioteca. Quando o tempo estava bom, ficávamos conversando na grama da faculdade, as vezes íamos tomar milk shake na lanchonete que tem dentro da estação Butantã.
Na faculdade tem bast festas, eu participei da Festa junina. Eu comi comida típicas e dancei quadrilha e foi muito divertido.
休みの日にはアベニーダ・パウリスタやリベルダージによく行きました。他にもピナコテッカ美術館、サンパウロ中央市場など色々なところに行きました。イビラプエラ公園でピクニック、友達の誕生日にはバーに集まって祝ったり、ボーリング、お泊まり会、タウバテに連れて行ってもらったりなど友達ともたくさん一緒に過ごしました。ワールドカップ期間は友達の家で集まって観戦し、日本戦は他の日本人留学生達と文協で観戦しました。
Dia de folga, eu fui na avenida paulista, na liberdade frequentemente e fui também, Pinacoteca de São Paulo e Mercado Municipal de São Paulo. E passei bastante tempo com meus amigos, fizermos piquenique, comemoramos aniversário da minha amiga, formos no boliche, fui pousar na casa da minha amiga e fui conhecer Taubaté. Período da copa, quando era jogos do Brasil eu assistia na casa dos meus amigos brasileiros e quando era os jogos do Japão eu assistira no Bunkyo com meus amigos japoneses intercambistas.
サンパウロ以外ではリオ・デ・ジャネイロに行きました。コルコバードのキリスト像やポン・ジ・アスーカルなど有名な観光地を巡りました。景色がとても綺麗でブラジルにいることを実感しました。
Além de São Paulo, conheci o Rio de Janeiro, fui nos lugares turísticos como Cristo redentor e Pão de Açúcar. A paisagem era muito linda e sentir que estava no Brasil.
思い返すと、私の留学生活は周りの人に恵まれ、なんてことのない日々の生活が輝いていて、とても充実していました。留学は何物にも代え難い最高の経験です。一生の中でこのような経験ができたことは幸運だと思います。この留学を通して、ブラジルという国や人のことがより一層好きになりました。
Olhando para atrás percebo que meu intercâmbio foi abençoado com pessoas maravilhosas, meu dia dia foram dias brilhantes e muito gratificante. Através desse intercâmbio passei ha gostar ainda muito mais do Brasil e do povo brasileiro.
ここまで読んでいただきありがとうございました。
Obrigada por ter lido até a final.
Boa tarde! Eu sou Ayumi Hanayama. Fiz intercâmbio na Universidade de São Paulo por 2 semestres. Desta vez quero escrever minha experiência de intercâmbio no Brasil.
ブラジルに着いてから、授業開始まではモジ・ダス・クルーゼスで親戚と過ごしました。携帯のSIMや身分証明書、銀行口座の開設など留学生活の準備を手伝ってもらいました。レストランに連れて行ってくれるなどとてもよくしてくれました。久しぶりに会えたのでとても嬉しかったです。
Depois que cheguei no Brasil, até começar as aulas, eu fiquei com os meus parentes em Mogi das Cruzes. Eles me ajudaram Sim móvel, fazer meu identificação e abrir a conta. E me trataram muito bem me levaram em vários lugares inclusive em restaurantes. Eu fiquei muito feliz em rever-los depois de muito tempo.
大学が始まってからは、朝に授業を受け、お昼は友達と学食で食べ、その後、図書館に行って勉強するというルーティンで過ごしていました。天気の良い日は芝生で友達と話したり、時々、ブタンタ駅にあるミルクシェイクを飲みに行ったりもしました。大学ではよくパーティーが行われており、私は6月にあったフェスタジュニーナに参加しました。この祭りにしかない食べ物を食べ、ダンスを踊り、とても楽しかったです。
Depois de começar as aulas, minha rotina era assistir as aulas de manhã, almoçar junto com meus amigos no Bandejão e depois estudar na biblioteca. Quando o tempo estava bom, ficávamos conversando na grama da faculdade, as vezes íamos tomar milk shake na lanchonete que tem dentro da estação Butantã.
Na faculdade tem bast festas, eu participei da Festa junina. Eu comi comida típicas e dancei quadrilha e foi muito divertido.
休みの日にはアベニーダ・パウリスタやリベルダージによく行きました。他にもピナコテッカ美術館、サンパウロ中央市場など色々なところに行きました。イビラプエラ公園でピクニック、友達の誕生日にはバーに集まって祝ったり、ボーリング、お泊まり会、タウバテに連れて行ってもらったりなど友達ともたくさん一緒に過ごしました。ワールドカップ期間は友達の家で集まって観戦し、日本戦は他の日本人留学生達と文協で観戦しました。
Dia de folga, eu fui na avenida paulista, na liberdade frequentemente e fui também, Pinacoteca de São Paulo e Mercado Municipal de São Paulo. E passei bastante tempo com meus amigos, fizermos piquenique, comemoramos aniversário da minha amiga, formos no boliche, fui pousar na casa da minha amiga e fui conhecer Taubaté. Período da copa, quando era jogos do Brasil eu assistia na casa dos meus amigos brasileiros e quando era os jogos do Japão eu assistira no Bunkyo com meus amigos japoneses intercambistas.
サンパウロ以外ではリオ・デ・ジャネイロに行きました。コルコバードのキリスト像やポン・ジ・アスーカルなど有名な観光地を巡りました。景色がとても綺麗でブラジルにいることを実感しました。
Além de São Paulo, conheci o Rio de Janeiro, fui nos lugares turísticos como Cristo redentor e Pão de Açúcar. A paisagem era muito linda e sentir que estava no Brasil.
思い返すと、私の留学生活は周りの人に恵まれ、なんてことのない日々の生活が輝いていて、とても充実していました。留学は何物にも代え難い最高の経験です。一生の中でこのような経験ができたことは幸運だと思います。この留学を通して、ブラジルという国や人のことがより一層好きになりました。
Olhando para atrás percebo que meu intercâmbio foi abençoado com pessoas maravilhosas, meu dia dia foram dias brilhantes e muito gratificante. Através desse intercâmbio passei ha gostar ainda muito mais do Brasil e do povo brasileiro.
ここまで読んでいただきありがとうございました。
Obrigada por ter lido até a final.
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友人たちとシュラスコを堪能
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大学内の広場で友人と過ごす
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サンパウロ大学のキャンパス
2023/06/15 13:00:00 ポルト大学留学体験記(早川ひなり)
留学生活レポート
岐部雅之
Boa tarde! みなさん、こんにちは
ブラジルポルトガル語学科4年次生の早川ひなりです。
私は、2022年の9月から5か月間ポルトガルのポルト大学に留学をしていました(当時は3年次)。
このブログでは、留学をしようと思った経緯や留学を通して学んだことについて紹介します。
私は、高校生の頃から興味を持っていたポルトガル語を現地で学びたい、日本語が通じない環境での生活に挑戦をしたく、大学の派遣留学制度を利用して留学しました。何事も挑戦してみることが大切だと考えていたので、留学を機に大きく成長したいと思っていました。
実際、ポルトガルへ行ってみると、思っていたポルトガル人の性格とは違っていて驚きました。日本人は消極的で、海外の人たちは誰でも積極的に人と会話しているイメージでした。しかし、大学へ通うと現地のポルトガル人はとても消極的で、自分から話しかけに行かないと話しかけてくることはほとんどありませんでした。のちに、仲良くなったポーランド人の友達から聞いたのですが、ポルトガル人はポルトガル語が得意でない人とあまり話したがらないと言っていました。ポルト大学では留学生同士の交流の方が強く、留学生同士でお互い助け合っていることが多かったです。
街の風景でも文化の違いを感じました。街並みが違うのはもちろんポルトガルではあらゆるところに、ゴミ箱が設置されており、いつでもゴミを捨てられる点がとても良いなと感じました。私は留学中にスペインやイタリアなどヨーロッパ各国を観光しましたが、他の地域でも同様に街のあらゆる場所にゴミ箱が設置してありとても便利でした。日本はヨーロッパの国々に比べ路上喫煙やゴミのポイ捨ても少なく綺麗な街ですが、街中へのゴミ箱の設置は日本でも導入して欲しいなと思いました。
また、ポルトガルはすごく多様性に富んでいる国であると感じました。ポルトガルは白人が多い国であると思っていました。しかし、実際はアジア人や、アフリカ系の黒人、中東系の人など多くの人種がともに暮らしていて驚きました。また、恋愛に関する価値観も日本とは異なっており、ジェンダーに対する考え方で寛容で同性同士の恋愛が街中でも見られました。
留学に挑戦してみて私は大きく成長することができました。初めの1か月は言語を理解すること、話すことに苦労しましたが、だんだん慣れていき最後にはイタリアへ1人旅行することができるほどの行動力を身につけることができました。海外の友達ができたこと、多くの場所を訪れることができたこと、たくさんの文化に触れることができたこと留学の全てがかけがえのない経験となりました。
留学に行く私を応援してくれた両親、準備を手伝ってくれた先生方には本当に感謝しています。ありがとうございました。この経験を生かしてこれからも積極的に行動していきたいです。
ブラジルポルトガル語学科4年次生の早川ひなりです。
私は、2022年の9月から5か月間ポルトガルのポルト大学に留学をしていました(当時は3年次)。
このブログでは、留学をしようと思った経緯や留学を通して学んだことについて紹介します。
私は、高校生の頃から興味を持っていたポルトガル語を現地で学びたい、日本語が通じない環境での生活に挑戦をしたく、大学の派遣留学制度を利用して留学しました。何事も挑戦してみることが大切だと考えていたので、留学を機に大きく成長したいと思っていました。
実際、ポルトガルへ行ってみると、思っていたポルトガル人の性格とは違っていて驚きました。日本人は消極的で、海外の人たちは誰でも積極的に人と会話しているイメージでした。しかし、大学へ通うと現地のポルトガル人はとても消極的で、自分から話しかけに行かないと話しかけてくることはほとんどありませんでした。のちに、仲良くなったポーランド人の友達から聞いたのですが、ポルトガル人はポルトガル語が得意でない人とあまり話したがらないと言っていました。ポルト大学では留学生同士の交流の方が強く、留学生同士でお互い助け合っていることが多かったです。
街の風景でも文化の違いを感じました。街並みが違うのはもちろんポルトガルではあらゆるところに、ゴミ箱が設置されており、いつでもゴミを捨てられる点がとても良いなと感じました。私は留学中にスペインやイタリアなどヨーロッパ各国を観光しましたが、他の地域でも同様に街のあらゆる場所にゴミ箱が設置してありとても便利でした。日本はヨーロッパの国々に比べ路上喫煙やゴミのポイ捨ても少なく綺麗な街ですが、街中へのゴミ箱の設置は日本でも導入して欲しいなと思いました。
また、ポルトガルはすごく多様性に富んでいる国であると感じました。ポルトガルは白人が多い国であると思っていました。しかし、実際はアジア人や、アフリカ系の黒人、中東系の人など多くの人種がともに暮らしていて驚きました。また、恋愛に関する価値観も日本とは異なっており、ジェンダーに対する考え方で寛容で同性同士の恋愛が街中でも見られました。
留学に挑戦してみて私は大きく成長することができました。初めの1か月は言語を理解すること、話すことに苦労しましたが、だんだん慣れていき最後にはイタリアへ1人旅行することができるほどの行動力を身につけることができました。海外の友達ができたこと、多くの場所を訪れることができたこと、たくさんの文化に触れることができたこと留学の全てがかけがえのない経験となりました。
留学に行く私を応援してくれた両親、準備を手伝ってくれた先生方には本当に感謝しています。ありがとうございました。この経験を生かしてこれからも積極的に行動していきたいです。
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夕焼けのポルト市
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ポルト大学の友人たち
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日本語を学ぶ学生たちとの交流会
2023/06/08 16:40:00 コインブラ大学留学体験記(牧之瀬薫)
留学生活レポート
岐部雅之
ブラジルポルトガル語学科4年次の牧之瀬薫です。
私は2022年の9月から1月までコインブラ大学に留学しました(当時は3年次)。
このブログでは留学生活や授業について書こうと思います。
私は大学でポルトガル語文章表現、ポルトガル語口頭表現、ポルトガル語の構造、Callポルトガル語と合計4つの授業を履修しました。どの授業も基本的には日本で学んだ内容をポルトガル語で復習する感じでした。授業が始まる前にはクラス分けのため、テストと面接があり、A2のクラスになりました。同じクラスには様々な国籍や年齢の方がいました。私にとってその環境は新鮮でした。ワクワクする気持ちと同時に、友達ができるのかという不安もありました。自分から話しかけないといけないと思い、東ティモールの女の子に話しかけて仲良くなりました。
授業では会話の練習やグループでの学習を通して、様々な人と会話する機会がありました。その中でもそれぞれの国の文化や気候の話は興味深かったです。休み時間でのクラスメートとの会話は英語で行われるので、ポルトガル語だけでなく英語も勉強しないといけないと感じていました。私は英語も完ぺきではなかったので、会話ではポルトガル語と英語が混ざっていました。その中で感じたことは語学力を上げることはもちろんのこと、自分から伝えようとすることが重要だということです。自分の伝えたいことが伝わる経験は自信にもつながると感じました。
文法を学ぶ授業では定冠詞や不定冠詞などの基礎的な内容から始まりました。ニュアンスや発音の違いを丁寧に学習することが出来ました。しかし、授業内容がやはり易しく感じてしまい、B1やB2 など上のクラスに挑戦するべきでした。また、他に履修できる授業があるのか探しておけばよかったと感じたので、もしクラスのレベルで迷うことがあれば上のクラスに挑戦してみるのもありだと思います。
テスト前は友人と一緒に勉強することがありました。私は話すことに苦手意識があり、友人は文法問題に苦手意識があったので、友人とお互いの分からないところを解消しながら勉強していました。友人とは英語での会話だったのですが、文法を英語で説明するのは自分の語学力を上げるいい経験になったと感じています。
クラス外でできた友人とは定期的に会ってポルトガル語を話す練習をしていました。相手の話す内容が分らないことや自分の伝えたいことが伝わらないこともありましたが、より勉強しようというモチベーションにつながりました。
休みの日には様々なところに行きました。サッカーの試合を観戦したり、東ティモールのダンスや歌を見に行ったり、同じクラスの人とポルトを旅行したり、ご飯会に参加したりしました。
1月には日本語を学んでいるコインブラの学生との交流会がありました。学校以外の場で交流を持つことで言語を使う機会が増え、自分の語学力のなさを感じながらも伝えようとする努力が出来る機会だったと感じています。語学力を伸ばすには地道にコツコツと勉強することが必要だと改めて気づきました。そしてまたコインブラに留学したいという気持ちが強くなりました。
コインブラはとても過ごしやすく、町の人も親切でした。留学先としてコインブラ大学を選択肢に入れてみてはいかかでしょうか。
私は2022年の9月から1月までコインブラ大学に留学しました(当時は3年次)。
このブログでは留学生活や授業について書こうと思います。
私は大学でポルトガル語文章表現、ポルトガル語口頭表現、ポルトガル語の構造、Callポルトガル語と合計4つの授業を履修しました。どの授業も基本的には日本で学んだ内容をポルトガル語で復習する感じでした。授業が始まる前にはクラス分けのため、テストと面接があり、A2のクラスになりました。同じクラスには様々な国籍や年齢の方がいました。私にとってその環境は新鮮でした。ワクワクする気持ちと同時に、友達ができるのかという不安もありました。自分から話しかけないといけないと思い、東ティモールの女の子に話しかけて仲良くなりました。
授業では会話の練習やグループでの学習を通して、様々な人と会話する機会がありました。その中でもそれぞれの国の文化や気候の話は興味深かったです。休み時間でのクラスメートとの会話は英語で行われるので、ポルトガル語だけでなく英語も勉強しないといけないと感じていました。私は英語も完ぺきではなかったので、会話ではポルトガル語と英語が混ざっていました。その中で感じたことは語学力を上げることはもちろんのこと、自分から伝えようとすることが重要だということです。自分の伝えたいことが伝わる経験は自信にもつながると感じました。
文法を学ぶ授業では定冠詞や不定冠詞などの基礎的な内容から始まりました。ニュアンスや発音の違いを丁寧に学習することが出来ました。しかし、授業内容がやはり易しく感じてしまい、B1やB2 など上のクラスに挑戦するべきでした。また、他に履修できる授業があるのか探しておけばよかったと感じたので、もしクラスのレベルで迷うことがあれば上のクラスに挑戦してみるのもありだと思います。
テスト前は友人と一緒に勉強することがありました。私は話すことに苦手意識があり、友人は文法問題に苦手意識があったので、友人とお互いの分からないところを解消しながら勉強していました。友人とは英語での会話だったのですが、文法を英語で説明するのは自分の語学力を上げるいい経験になったと感じています。
クラス外でできた友人とは定期的に会ってポルトガル語を話す練習をしていました。相手の話す内容が分らないことや自分の伝えたいことが伝わらないこともありましたが、より勉強しようというモチベーションにつながりました。
休みの日には様々なところに行きました。サッカーの試合を観戦したり、東ティモールのダンスや歌を見に行ったり、同じクラスの人とポルトを旅行したり、ご飯会に参加したりしました。
1月には日本語を学んでいるコインブラの学生との交流会がありました。学校以外の場で交流を持つことで言語を使う機会が増え、自分の語学力のなさを感じながらも伝えようとする努力が出来る機会だったと感じています。語学力を伸ばすには地道にコツコツと勉強することが必要だと改めて気づきました。そしてまたコインブラに留学したいという気持ちが強くなりました。
コインブラはとても過ごしやすく、町の人も親切でした。留学先としてコインブラ大学を選択肢に入れてみてはいかかでしょうか。
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コインブラ大学
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クラスメート
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下宿前の通り
2023/04/19 08:20:00 イタマール・ヴィエイラ・ジュニオール氏講演会の開催(実施報告)
イベント
フェリッペ・モッタ/岐部雅之
4月17日(月)、ブラジル人作家イタマール・ヴィエイラ・ジュニオール氏の長篇小説『曲がった鋤(Torto arado)』日本語訳(武田千香・江口佳子訳)の出版を記念して、講演会が開催されました(ブラジルポルトガル語学科、在名古屋ブラジル総領事館共催)。
「過去を鋤く:脱植民地化したブラジル文学」と題して、『曲がった鋤』を執筆するに至った動機に始まり、随所で具体的なエピソードを交えながら作品の重要性を丁寧に語っていただきました。加えて、読書は他者性、つまり、異なる者との共存を取り戻す強力な実践の源となるとの指摘も印象的でした。
幾分難しい内容もあったかもしれませんが、ポルトガル語を学習している今こそ、時代を映し出す鏡でもある文学作品を手にして、多様性に溢れるブラジル文化に親しんでほしいと思います。
なお、『曲がった鋤』は2022年のブラジル独立200周年を記念して、ブラジル現代文学コレクション(水声社)の一冊として刊行されました。
この貴重な機会の実現を可能にした、作家のイタマール・ヴィエイラ・ジュニオール氏のご厚意、そしてサポートしていただいたブラジル大使館とブラジル総領事館にこの場を借りて感謝申し上げます。
「過去を鋤く:脱植民地化したブラジル文学」と題して、『曲がった鋤』を執筆するに至った動機に始まり、随所で具体的なエピソードを交えながら作品の重要性を丁寧に語っていただきました。加えて、読書は他者性、つまり、異なる者との共存を取り戻す強力な実践の源となるとの指摘も印象的でした。
幾分難しい内容もあったかもしれませんが、ポルトガル語を学習している今こそ、時代を映し出す鏡でもある文学作品を手にして、多様性に溢れるブラジル文化に親しんでほしいと思います。
なお、『曲がった鋤』は2022年のブラジル独立200周年を記念して、ブラジル現代文学コレクション(水声社)の一冊として刊行されました。
この貴重な機会の実現を可能にした、作家のイタマール・ヴィエイラ・ジュニオール氏のご厚意、そしてサポートしていただいたブラジル大使館とブラジル総領事館にこの場を借りて感謝申し上げます。
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開会の挨拶を述べられるルイス・フェルナンド・アボッチ・ガウヴォン総領事
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講演中のイタマール・ヴィエイラ・ジュニオール氏
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講演会後の集合写真