2023/09/08 12:10:00 ブラジリア大学留学体験記(小田果歩、3年次)
留学生活レポート
ペドロ・アイレス
こんにちは。ブラジルポルトガル語学科3年次生の小田果歩です。今回はブラジリアでの留学で感じたことを少し紹介します。
小学生の時にブラジルが紹介されていたテレビ番組を見て以来、ぼんやりと地球の反対側の世界ってどんな感じだろうかと思っていました。その疑問はずっと消えずブラジルに行ってみようと思い、今年度(2023年度)春学期に留学をする事ができました。
ただ、私が抱いていたイメージは良いものではなく、治安が悪くて危険な国でした。ところが、不安や恐怖を抱えながらブラジリア大学の近くにある日本語学校の寮で待っていたのは、ブラジル人からの温かい歓迎ぶりでした。夜遅く着いた日本人のために快く荷物運びや寮の説明、次の日にはスーパーやショッピングモールなどの案内をしてくれたのです。
さらに大学では同じ授業を受けていた人が授業の空き時間にブラジリアの観光地の案内をしてくれたり、一緒にカフェや大学内で過ごしたり、休日は動物園やレストラン、遊園地などへ出かけてとても充実した日を共に過ごす事ができました。
また、寮で同部屋だったブラジル人はミナスジェライス州から来ていた子で、実家へ一緒に連れて行ってもらい、共にリオデジャネイロへ旅行するなど貴重な経験もしました。
ブラジル人と過ごしていく中で、数々の親切さを目の当たりにしました。風を引いてしまった時には授業の前に寮まで薬や食べ物を届けてくれたり、車で寮へ送ってくれたり、理解できないことは理解できるまで丁寧に教えてくれたりしていました。信じられないくらいの温かみを毎日のように感じていました。
私はブラジル人から受けた親切さを忘れずに生きていこうと思います。
地球の反対側には、人種、文化、住んでいる場所は違っていても、充分すぎるほどの親切さを与えてくれる人達がいます。
皆さんも新たな出会いを求めて、ブラジルへ旅立ってみませんか?
小学生の時にブラジルが紹介されていたテレビ番組を見て以来、ぼんやりと地球の反対側の世界ってどんな感じだろうかと思っていました。その疑問はずっと消えずブラジルに行ってみようと思い、今年度(2023年度)春学期に留学をする事ができました。
ただ、私が抱いていたイメージは良いものではなく、治安が悪くて危険な国でした。ところが、不安や恐怖を抱えながらブラジリア大学の近くにある日本語学校の寮で待っていたのは、ブラジル人からの温かい歓迎ぶりでした。夜遅く着いた日本人のために快く荷物運びや寮の説明、次の日にはスーパーやショッピングモールなどの案内をしてくれたのです。
さらに大学では同じ授業を受けていた人が授業の空き時間にブラジリアの観光地の案内をしてくれたり、一緒にカフェや大学内で過ごしたり、休日は動物園やレストラン、遊園地などへ出かけてとても充実した日を共に過ごす事ができました。
また、寮で同部屋だったブラジル人はミナスジェライス州から来ていた子で、実家へ一緒に連れて行ってもらい、共にリオデジャネイロへ旅行するなど貴重な経験もしました。
ブラジル人と過ごしていく中で、数々の親切さを目の当たりにしました。風を引いてしまった時には授業の前に寮まで薬や食べ物を届けてくれたり、車で寮へ送ってくれたり、理解できないことは理解できるまで丁寧に教えてくれたりしていました。信じられないくらいの温かみを毎日のように感じていました。
私はブラジル人から受けた親切さを忘れずに生きていこうと思います。
地球の反対側には、人種、文化、住んでいる場所は違っていても、充分すぎるほどの親切さを与えてくれる人達がいます。
皆さんも新たな出会いを求めて、ブラジルへ旅立ってみませんか?
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帰国前日の寮にて
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ブラジル人と日本人でのリオ旅行でのバー
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世界三大瀑布の一つ、イグアスの滝
2023/09/01 09:30:00 コインブラ大学留学体験記(小林龍生、4年次)
留学生活レポート
岐部雅之
こんにちは。4年次生の小林龍生です。
私は2022年の9月から2023年の6月までの2学期間、ポルトガルのコインブラ大学に留学しました。
留学の動機は幼い頃から抱いていたヨーロッパでの生活とフットボールへの憧れです。
1学期は文法、文章・口頭表現、Callを履修し、日本で学んできたことの復習とポルトガル語を扱ううえでの土台を作ることができました。
2学期は上記の科目に地理、歴史、芸術を加えて履修しました。
冬期休暇中には時間があったため、大学が開講している短期のインテンシブコースを別途授業料を支払い受講しました。
約9か月間途切れることなく授業を受け続けることができたため、語学力を順調に向上させられたと思っています。
私が所属していたのは外国人向けのポルトガル語コースだったため、ネイティブスピーカーは1人もクラスメイトにはいませんでした。留学においては一見ネガティブな材料とも捉えられますが、多国籍の生徒たちと交流する中で様々な国の言語や文化に触れることができ、自分にとっては寧ろ興味深い経験でした。またクラス外で現地の友人を作るのは自分次第で可能であるため問題にはなりません。
ポルトガルに留学することの最大のメリットは、ポルトガルのポルトガル語を学べる点です。あくまでも個人的な視点ですが、国内外問わず、非ネイティブが学ぶことができるポルトガル語はほとんどがブラジルのものです。留学することによって現地で受け継がれてきたポルトガルのポルトガル語を学ぶことができたのは私の誇りです。
コインブラの立地と国の面積が小さいことの恩恵を受けて、気軽に旅行することができました。海とご飯が私のお気に入りです。
まとまった休みには国外旅行もしました。スペインのいくつかの都市、パリ、ロンドンなどを訪れました。現地で外国語を使って、コミュニティに入っていくことが楽しかったです。
成功体験を得ることで言語学習に前向きに取り組めるようになり、さらに扱うことができる言語数を増やしたいと思うようになりました。
留学の実現に関わってくださった皆さんありがとうございました。
私は2022年の9月から2023年の6月までの2学期間、ポルトガルのコインブラ大学に留学しました。
留学の動機は幼い頃から抱いていたヨーロッパでの生活とフットボールへの憧れです。
1学期は文法、文章・口頭表現、Callを履修し、日本で学んできたことの復習とポルトガル語を扱ううえでの土台を作ることができました。
2学期は上記の科目に地理、歴史、芸術を加えて履修しました。
冬期休暇中には時間があったため、大学が開講している短期のインテンシブコースを別途授業料を支払い受講しました。
約9か月間途切れることなく授業を受け続けることができたため、語学力を順調に向上させられたと思っています。
私が所属していたのは外国人向けのポルトガル語コースだったため、ネイティブスピーカーは1人もクラスメイトにはいませんでした。留学においては一見ネガティブな材料とも捉えられますが、多国籍の生徒たちと交流する中で様々な国の言語や文化に触れることができ、自分にとっては寧ろ興味深い経験でした。またクラス外で現地の友人を作るのは自分次第で可能であるため問題にはなりません。
ポルトガルに留学することの最大のメリットは、ポルトガルのポルトガル語を学べる点です。あくまでも個人的な視点ですが、国内外問わず、非ネイティブが学ぶことができるポルトガル語はほとんどがブラジルのものです。留学することによって現地で受け継がれてきたポルトガルのポルトガル語を学ぶことができたのは私の誇りです。
コインブラの立地と国の面積が小さいことの恩恵を受けて、気軽に旅行することができました。海とご飯が私のお気に入りです。
まとまった休みには国外旅行もしました。スペインのいくつかの都市、パリ、ロンドンなどを訪れました。現地で外国語を使って、コミュニティに入っていくことが楽しかったです。
成功体験を得ることで言語学習に前向きに取り組めるようになり、さらに扱うことができる言語数を増やしたいと思うようになりました。
留学の実現に関わってくださった皆さんありがとうございました。
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教室からの眺め
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コインブラの街並み
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FC Porto ホームスタジアム
2023/08/25 15:00:00 ブラジリア大学留学体験記(山本音衣菜、3年次)
留学生活レポート
フェリッペ・モッタ
こんにちは。ブラジルポルトガル語学科3年次生の山本音衣菜です。
この度、1学期間ブラジルのブラジリア大学に留学してきたので、体験談を綴ります。
留学しようと思った理由は、ブラジルに行かないと学べないことが沢山あると考えたからです。実際、文化の違いや話し言葉の言い回しなど、現地ならではの学びを得ました。
ブラジリアはブラジルの中でも治安がかなり良く、住みやすい所でした。寮では朝から晩までブラジル人と関わることが出来るし、定期的にシュラスコなどのパーティーが開催され、楽しく過ごせました。寮外でもよく、日本祭りを含む様々なイベントがあり、それらの運営に携わって充実していました。
大学ではポルトガル語、日本文化、中国語、手話の授業を受けていました。それぞれの授業で友達ができ、一緒に出かけたり旅行に行ったりなどしました。日本語学科もあるので、友達を作りやすかったです。また、日本語とポルトガル語の相互学習のためのプロジェクトを行ったり、日本語の授業のモニターとして会話活動を行ったりしました。
旅行は、リオ・デ・ジャネイロ、サルヴァドール、イグアス、サンパウロに行きました。特にサルヴァドールは、歴史的な街並みや素晴らしい景色が広がり、最高に素敵な場所でした。
正直、半年だけでは時間が全然足りませんでした。留学前よりは確実に語学力は伸びましたが、円滑に聞いたり話したりするにはもっと経験を積まないといけないと感じています。イベントや旅行に関しても、もうあと半年ブラジルにいれば経験できたことが2倍以上にあると思うので、少し惜しいと感じるところはあります。取り敢えず半年間で学んできたことをしっかり身につけて、また日本で勉強を続けていきたいと思います。
最後に、ブラジリアには何も無いと言われがちですが、そこに留学したことは大正解だったと思っています。上述した通り、留学においてとても良い環境が整っています。ブラジルに行きたいと考えている人は、是非ブラジリア大学への留学を検討してみてください。
この度、1学期間ブラジルのブラジリア大学に留学してきたので、体験談を綴ります。
留学しようと思った理由は、ブラジルに行かないと学べないことが沢山あると考えたからです。実際、文化の違いや話し言葉の言い回しなど、現地ならではの学びを得ました。
ブラジリアはブラジルの中でも治安がかなり良く、住みやすい所でした。寮では朝から晩までブラジル人と関わることが出来るし、定期的にシュラスコなどのパーティーが開催され、楽しく過ごせました。寮外でもよく、日本祭りを含む様々なイベントがあり、それらの運営に携わって充実していました。
大学ではポルトガル語、日本文化、中国語、手話の授業を受けていました。それぞれの授業で友達ができ、一緒に出かけたり旅行に行ったりなどしました。日本語学科もあるので、友達を作りやすかったです。また、日本語とポルトガル語の相互学習のためのプロジェクトを行ったり、日本語の授業のモニターとして会話活動を行ったりしました。
旅行は、リオ・デ・ジャネイロ、サルヴァドール、イグアス、サンパウロに行きました。特にサルヴァドールは、歴史的な街並みや素晴らしい景色が広がり、最高に素敵な場所でした。
正直、半年だけでは時間が全然足りませんでした。留学前よりは確実に語学力は伸びましたが、円滑に聞いたり話したりするにはもっと経験を積まないといけないと感じています。イベントや旅行に関しても、もうあと半年ブラジルにいれば経験できたことが2倍以上にあると思うので、少し惜しいと感じるところはあります。取り敢えず半年間で学んできたことをしっかり身につけて、また日本で勉強を続けていきたいと思います。
最後に、ブラジリアには何も無いと言われがちですが、そこに留学したことは大正解だったと思っています。上述した通り、留学においてとても良い環境が整っています。ブラジルに行きたいと考えている人は、是非ブラジリア大学への留学を検討してみてください。
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日本祭りで出会った友達と
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ICOというイベントで出会った友達と
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サルヴァドールの街並み
2023/08/18 15:00:00 カポエイラ講座&デモンストレーション(伊達神威、4年次)
在学生の声
フェリッペ・モッタ
こんにちは! ブラジルポルトガル語学科4年次生の伊達神威です。
今回は7月7日に行われたカポエイラ講座&デモンストレーションについて書いていきます。
まず、カポエイラとは何なのか。
カポエイラとはブラジル発祥の伝統武術のことで、音楽に合わせて即興で蹴りやアクロバットを出して相手とコミュニケーションを取ることが特徴的です。また、その昔ブラジルに連れてこられた奴隷たちが生み出したとされていて、現在では、ブレイクダンスや、フロアムーブを多く使うムーブメント(アクロダンス)、蹴りとアクロバットを組み合わせた競技であるトリッキングにカポエイラの動きが用いられたり、応用して新たな動きが作り出されたりしている点から、様々な分野に影響を与えています。
今回来てくださった京都カポエイラアカデミアの皆さんがカポエイラ実演して下さったり、参加した学生の人もカポエイラを体験したりして、終始楽しい雰囲気だったのではないかと思いました。私も改めてカポエイラの魅力を再確認することができたので、貴重な時間となりました。
12年ほどカポエイラをしていて、私が思うカポエイラの魅力はズバりジョーゴ(組み手)を通して価値観の近い人と仲良くなって、さらに観衆を楽しませて一つのアートを作り上げることにあると考えています。
今回の西村先生のカポエイラの指導に対する考え方は共感することも多く、とても勉強になりました。
最後に来てくださった京都カポエイラアカデミアの西村晃輔先生、企画してくださったモイゼス・カルヴァーリョ先生に感謝申し上げます。
Obrigado, Prof. Pica-Pau!!! Salve Capoeira Gerais!!
今回は7月7日に行われたカポエイラ講座&デモンストレーションについて書いていきます。
まず、カポエイラとは何なのか。
カポエイラとはブラジル発祥の伝統武術のことで、音楽に合わせて即興で蹴りやアクロバットを出して相手とコミュニケーションを取ることが特徴的です。また、その昔ブラジルに連れてこられた奴隷たちが生み出したとされていて、現在では、ブレイクダンスや、フロアムーブを多く使うムーブメント(アクロダンス)、蹴りとアクロバットを組み合わせた競技であるトリッキングにカポエイラの動きが用いられたり、応用して新たな動きが作り出されたりしている点から、様々な分野に影響を与えています。
今回来てくださった京都カポエイラアカデミアの皆さんがカポエイラ実演して下さったり、参加した学生の人もカポエイラを体験したりして、終始楽しい雰囲気だったのではないかと思いました。私も改めてカポエイラの魅力を再確認することができたので、貴重な時間となりました。
12年ほどカポエイラをしていて、私が思うカポエイラの魅力はズバりジョーゴ(組み手)を通して価値観の近い人と仲良くなって、さらに観衆を楽しませて一つのアートを作り上げることにあると考えています。
今回の西村先生のカポエイラの指導に対する考え方は共感することも多く、とても勉強になりました。
最後に来てくださった京都カポエイラアカデミアの西村晃輔先生、企画してくださったモイゼス・カルヴァーリョ先生に感謝申し上げます。
Obrigado, Prof. Pica-Pau!!! Salve Capoeira Gerais!!
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満席の会場
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カポエイラに欠かせない楽器
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デモンストレーション
2023/08/06 18:50:00 ポルトガルワインセミナー(伊達神威、4年次)
在学生の声
ペドロ・アイレス
こんにちは! ブラジルポルトガル語学科4年次生の伊達神威(だてかむい)です。今回は7月5日に行われたポルトガルワインセミナーについて書きます。
セミナーでは、まずポルトガルワインや、チーズ、オリーブオイルついての紹介を受けて、試飲と試食をしました。 今回テイスティングしたポルトガルワインは、アレンテージョ地方の赤ワインとポルトガル北部で造られている酒精強化ワインのポルトワイン、それから北西部で造られているヴィーニョヴェルデ(白ワイン)の3種類でした。中でもヴィーニョヴェルデはアルコール度数が9%ほどと従来のワインと比べ低く、微発泡で飲みやすく爽やかな飲み口となっていたため、評判が良かったです。
私自身、以前に何回かヴィーニョヴェルデを飲んだことがあるのですが、やっぱりこの夏の季節にキンキンに冷えたヴィーニョヴェルデを堪能するのは格別だなと感じました。皆さんもぜひ、ヴィーニョヴェルデを飲んでみてはいかがでしょうか。
私は卒業論文でポルトガルワインについて研究しているのですが、このイベントでポルトガルワインに関する知識をたくさん得ることができ、おかげで研究が捗っています。
最後に、講演していただいた日本ポルトガル商工会議所のパウロ・ラモスさん、学科の先生方に心より感謝申し上げます。
貴重な時間をどうもありがとうございました。
セミナーでは、まずポルトガルワインや、チーズ、オリーブオイルついての紹介を受けて、試飲と試食をしました。 今回テイスティングしたポルトガルワインは、アレンテージョ地方の赤ワインとポルトガル北部で造られている酒精強化ワインのポルトワイン、それから北西部で造られているヴィーニョヴェルデ(白ワイン)の3種類でした。中でもヴィーニョヴェルデはアルコール度数が9%ほどと従来のワインと比べ低く、微発泡で飲みやすく爽やかな飲み口となっていたため、評判が良かったです。
私自身、以前に何回かヴィーニョヴェルデを飲んだことがあるのですが、やっぱりこの夏の季節にキンキンに冷えたヴィーニョヴェルデを堪能するのは格別だなと感じました。皆さんもぜひ、ヴィーニョヴェルデを飲んでみてはいかがでしょうか。
私は卒業論文でポルトガルワインについて研究しているのですが、このイベントでポルトガルワインに関する知識をたくさん得ることができ、おかげで研究が捗っています。
最後に、講演していただいた日本ポルトガル商工会議所のパウロ・ラモスさん、学科の先生方に心より感謝申し上げます。
貴重な時間をどうもありがとうございました。
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ワインセミナーの様子
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パウロ・ラモスさん(写真の奥左)