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ブラジルポルトガル語学科ブログ RSS


2024/07/31 12:10:00 私の留学経験 ~サンパウロ大学~ 越前勇人(4年次)

  • Category留学生活レポート
  • Posted byフェリッペ・モッタ
 サンパウロ大学に1年間留学していた越前勇人です。今回は、ブラジル留学の経験について書きます。

 僕がブラジルで感じたことは、色んな意味で多様性が認められていることです。ブラジルは、移民を沢山受けいれていたので、様々な人種がいます。それだけではなく、色々な人がいて、日本では白い目で見られるかもしれない人もいます。でも、そういった他と変わった人を誰も差別しません。特に思ったのは同姓愛です。日本では隠す人が多いですが、ブラジルではそれを隠すことがおかしいようでした。街中を歩いていると、男同士、女同士が手を繋いるのは当たり前です。これだけ多くの人種がいるので、当然みんな同じ価値観、文化を持っているわけではありません。だから、当然一人一人違って当たり前なんだなと強く思いました。

 幸い、無事に過ごせた1年間でした。夜道を一人で歩くのを避けるだけでも充分な安全対策となります。大使館や領事館の安全情報などを見て、行動することをお勧めします。

 最後に、ブラジルの中で行って良かった所を3つ紹介します。1つはイグアスの滝。自然が作り出す大迫力の滝は、人生で1度は見ておいた方がいいと思います。2つ目は、パラチーです。船に乗って、島を回るツアーに申し込み、船で絶景を見ながら、くつろぎ、食事をしたり、綺麗な海で泳いだりできます。最後はボニートです。かなりお金のかかる旅行にはなりますが、名前の通り、本当に綺麗なところです。ブラジルに行ったなら、必ず行った方がいいです。

 みなさん、ブラジルは本当に楽しい国ですよ。
  • パラチーの海 パラチーの海
  • ボニートの川 ボニートの川
  • イグアスの滝(アルゼンチン側) イグアスの滝(アルゼンチン側)

2024/07/23 10:10:00 私の留学経験 ~コインブラ大学~ 叶梨花(4年次)

  • Category留学生活レポート
  • Posted byペドロ・アイレス
私は2023年の9月から2024年の1月までポルトガルのコインブラ大学へ留学しました。

京都外国語大学ではブラジルのポルトガル語を学ぶことが多く、私の場合は発音や文法もブラジルポルトガル語で染み付いていたので、留学したての頃はポルトガルのポルトガル語が全く聞き取れずに苦労しました。コインブラ大学での授業も全てポルトガル語で行われるので、初めは授業についていくのに精一杯でした。しかしLaboratório というポルトガル語の発音の授業で、ポルトガルのポルトガル語の発音を理解することで聴き取りやすくなり、他の授業も初めに比べて理解できるようになりました。先生やクラスメイトもとても明るくて、プレゼンテーションの際は皆リアクションをとってくれたり、たくさん質問してくれたりして和やかな雰囲気だったのがとても印象的でした。


コインブラで住む部屋を貸してくださったオーナーのJoãoさんはとても優しく、コインブラに着いた時はポルトガル料理をふるまってくださいました。また会うたびに最近行った旅行の話やら家周辺のオススメのお店などを教えてくださいました。

もともとポルトガルは治安が良い国であるという事は知っていましたが、コインブラに来てとてもそれを実感しました。フレンドリーな方も多いですし、流石に1人では不安ですが夜に友達と外を歩いていても危ないと感じた事は一度もありませんでした。


ポルトガルではもちろんポルトガル語が話されていますが、英語も多く話されていました。私は英語がとても苦手で今まで英語の勉強を少し避けていたので、もっと勉強しておけばよかったなと思いました。しかしこれをきっかけに英語にも興味がわき、英語の勉強を最近また新たに始めました。

1学期間でポルトガル語を完全に理解し会話することはとても難しいです。ですが、現地のポルトガル語を聴き、文化に直接触れるという貴重な体験ができた事は本当に素晴らしいことだと思います。

  • クリスマスマーケットにあったサンタへのお手紙ボックス クリスマスマーケットにあったサンタへのお手紙ボックス
  • ジェロニモス修道院 ジェロニモス修道院
  • 夜のコインブラ 夜のコインブラ

2024/07/16 21:00:00 ブラジルポルトガル・ウィーク(開催報告)

  • Categoryお知らせ
  • Posted by岐部雅之
日時: 2024年7月10日(水)~7月12日(金)
(プレイベントとして「カモンイス生誕500周年記念ポスター展を開催」【6月26日~7月3日】)


今年度のブラジルポルトガル・ウィークでは、ブラジルとポルトガルの歴史や文化を中心に、ルゾフォニア世界を視野に入れた文学イベントも開催され、大盛況のうちに終わりました。

≪7月11日≫
●本学科卒業生による講演会(同窓会事務局後援)では、ダイハツディーゼル株式会社に勤めている川上ラファエルさんをお招きして、学生時代の思い出や就職活動時の経験、そして営業職として活躍する現在についてお話いただきました。在学生らは大いに刺激を受け、質疑応答も盛り上がりました。

●昨年度の引き続いての開催となった「ポルトガル・ワインセミナー」でも、事前に申し込んだ学生30名以上が参加し、日本ポルトガル商工会議所のパウロ・ラモス会頭のセミナーを受けたあと、3種類のワインの飲み比べを通じて、その奥深さを文字どおり味わいました。

≪7月12日≫
●「文学を通じてルゾフォニア世界を知る」では、主に2年次生が文学研究の面白さを学ぶ機会となりました。特に、ポルトガル語圏文学ゼミに所属する3名の研究紹介が好評で、秋にゼミを選択する際の参考になったとの感想もありました。

●4号館6階を会場となった「カモンイスポスター展HP開設記念会」では、ポルトガルの詩人ルイス・デ・カモンイスの『ウズ・ルジアダス』の日本語訳に関する解説のほか、ネイティブ教員による朗読もあり、参加者はその厳かなポルトガル語の響きを堪能しました。また、「文学を通じて~」のイベントに続いて、一般参加もあり、関心の高さがうかがえました。

≪7月13日≫
●滋賀県にあるラチーノ学院の高校生らをお迎えし、在学生と交流する機会を持ちました。あいにくの天候ではありましたが、ブラジル留学経験のある4年次生らがキャンパスツアーを行ったあと、教員から本学科の特徴や外国語を学ぶことの重要性を紹介しました。

●引き続いて、「カポエイラ・ワークショップ」では、京都で活動するカポエイラ団体の講師をお招きして、カポエイラの歴史を知り、そして実際にその動きを実践するなど大いに盛り上がりました。軽食を食べながらの交流会でも、留学未経験の2年次生がラチーノ学院の高校生らとポルトガル語で会話するなど、入学して1年半ほどの学習成果を発揮する場面が見られ、教員として嬉しく思いました。


関係者の皆様、ご来場いただいた皆様に心から感謝申し上げます。
在学生、卒業生、日系ブラジル人学生のつながりを大切にしながら、広く一般の方々にも関心を持ってもらえるよう、次年度以降も様々な企画を考えていきます。
  • 卒業生の講演会で質問をする在学生
  • ポルトガル・ワインセミナーで試飲する参加者たち
  • カポエイラ・ワークショップの様子

2024/06/21 16:40:00 ブラジルポルトガル・ウィーク開催のご案内

  • Categoryお知らせ
  • Posted by岐部雅之
今年度のブラジルポルトガル・ウィークが開催されます。
プレイベント:6月26日(水)~7月3日(水)
そのほか  :7月10日(水)~7月12日(金)

すべての学生・教職員/一般対象のイベントは以下のとおりです(それ以外は本学科の学生のみ対象)。
★ポスター展(プレイベント)
 4号館1階:期間中終日

★本学科卒業生による講演会
 11号館2階ラウンジ:16時~17時

★文学を通じてルゾフォニア世界を知る
 842教室:13時50分~15時半

★カモンイスポスター展HP開設記念会
 4号館6階:15時40分~17時20分

ぜひお越しください。

ポスターのダウンロードはこちらから。

  • ポスター

2024/06/14 16:00:00 私の留学経験 ~コインブラ大学~ 鬼沢真央(4年次)

  • Category留学生活レポート
  • Posted byペドロ・アイレス
こんにちは。ブラジルポルトガル語学科4年次生の鬼沢真央です。

私は2023年9月から2024年1月までの1学期間、ポルトガルのコインブラ大学に留学しました(当時3年次)。

中学時代に歴史の授業でポルトガルに興味を持って以来、いつかポルトガルについて学んでみたいと漠然と考えていましたが、大学でその機会を得ることができました。そして大学でポルトガルの言語や歴史について学ぶにつれて、現地でもっと学びたいと感じるようになりました。これが留学にチャレンジしようと思った動機です。

ポルトガルに到着してすぐは、今までブラジルポルトガル語を主に学んできたこともあり、スーパーなどで買い物をする際の少しの会話も聞き取ることが難しく、クラスメイトとも積極的にコミュニケーションをとることができませんでした。しかし、コインブラ大学でヨーロッパポルトガル語の発音の授業を受けていると、徐々に聞き取れるようになりました。それからはクラスメイトとポルトガル語で会話したり、先生にも質問したり、タクシーを利用した際にドライバーの方と自分や日本について話したりと、コミュニケーションが取れるようになったため、達成感がありました。

コインブラは穏やかな町で、リスボンやポルトにもバスで行くことができます。そのため、授業がない時期には友人とポルトガル国内の旅行に行ったりもしました。今まで写真でしか見たことがなかった景色や建築を実際に見ることができ、貴重な経験となりました。

初めての海外生活で不安なこともたくさんありましたが、留学を通して、ポルトガル語力が向上しただけでなく、様々なことに失敗しながらも積極的にチャレンジすることで少しずつ自信がつき、自分自身が大きく成長できたと感じています。これからもコインブラでの経験を思い出しながら様々なことにチャレンジしていきたいと思います。

最後に、留学に際してたくさんのご協力をいただいた皆様、本当にありがとうございました。
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