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ブラジルポルトガル語学科ブログ RSS

在学生の声

2023/07/14 13:40:00 アルモニア学園との交流会 在学生の感想(西原さん、3年次)

  • Category在学生の声
  • Posted byフェリッペ・モッタ
先日、2023年度ブラジルポルトガルウィークの一環として開催されたイベント「Vamos Harmonizar!アルモニア学園との交流会」に参加してくれた在学生の感想を投稿します。
真の国際交流を経験した気持ちや専攻語を使う喜びが伝わる文章です。ぜひお読みください。

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こんにちは、ブラジルポルトガル語学科3年の西原です。

今回、2023年度ブラジルポルトガルウィークウィークで行われたイベント「Vamos Harmonizar!アルモニア学園との交流会」に参加し、ブラジル人の高校生と交流できました。今日はその経験についてお話ししたいと思います。

今回のイベントは、学生としてだけではなく、ダンスを披露した一人として参加しました。その経緯についてまず触れます。

京都外国語大学には「Action」というダンス部あり、私も所属しています。その縁があり、今回のナショナルウィークのイベントの際に学科の先生に話を掛けてもらい、ぜひ披露してほしいと頼んでいただきました。結局、私を含めて5人で参加することになり、アルモニア学園の皆さんにダンスを見させていただくことになりました。高校生達との交流の時間に「ダンスとても良かったよ!」とたくさんの人に言ってもらえてとても嬉しかったです。

一緒に踊ってくれた部員の中に英語やスペイン語の専攻の人がいたのですが、高校生たちはスペイン語を専攻している部員に「ポルトニョール」と俗に呼ばれるポルトガル語交じりのスペイン語を使い、英語専攻の人には英語で会話をしていました。相手によって使う言語を変える優しさが素晴らしいなと思いました。もちろん、ブラジルポルトガル語学科の私にはポルトガル語で話してもらいました。

何よりも、今回のイベントはポルトガル語を学ぶ気持ちをとても向上心させてくれました。高校生と会話する中で理解できる内容もあれば、正直にそうでないこともたくさんありましたが、とにかくもっと勉強を頑張ろうと思えました。分からない内容があればポルトガル語で話した内容を英語に翻訳して話してくれたので会話することができ、凄い達成感がありました。また、日本語を話せる高校生もいたので、お互いの国の言葉や今流行りの音楽を教えあったりしてとても有意義な時間でした。

このような素晴らしい機会を準備してくださった学科の先生方に感謝しています。
ありがとうございました。Muito obrigada!
  • ダンスを披露してくれた部員たち ダンスを披露してくれた部員たち
  • 高校生たちにもらったブラジルからのお土産 高校生たちにもらったブラジルからのお土産
  • ブラジル人の高校生たちと撮った思い出の一枚 ブラジル人の高校生たちと撮った思い出の一枚

2023/03/02 12:00:00 弁論大会に参加してみて④―2年次、越前勇人さん

  • Category在学生の声
  • Posted by岐部雅之/フェリッペ・モッタ
本学から第40回全日本学生ポルトガル語弁論大会に参加した学生による感想文は今回の投稿をもちまして終了いたします。最後は難民の受け入れと日本社会について熱弁をふるい、見事に第2位に輝いた越前勇人さんによる投稿です。それでは、どうぞ。

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皆さんこんにちは。
ブラジルポルトガル語学科2年次生の越前勇人です。

 私は先日(11月19日)開催されたポルトガル語弁論大会に出場し、京都外国語大学総長杯を受賞しました(演題「難民危機、日本―多様性に価値がある!」)。そこで、来年度の大会に出場を考えている人に向けて何か参考になるものがあればと思い、出場の動機から本番に至るまでの過程、大会当日のことについて書かせていただきます。

1.出場の動機
 まず自分が出場を決めた理由は「ガクチカ」がなかったからです。この大会で上位入賞を果たせば自信を持って就活にも臨めるのではないかと考え、出場を決意しました。それにこの大会は全国規模の大会なので、優勝すれば自分の力の証明になるからです。

2.大会に向けての準備
(1)弁論大会のテーマとして私は難民問題を選びましたが、当初は特に興味があった訳ではありませんでした。なぜ難民問題をテーマとしたかというと、私が1年次生の頃に弁論大会を見て上位入賞者のほとんどが社会的に関心の高いテーマについて話していたからです。私は出場を決めた時から優勝のみを目指していたので、テーマ選びが重要だと分かっていました。そこで学科の伊藤秋仁先生と話し合い難民問題について話すことに決めました。
(2)方向性を定められたので、今度はそのテーマについて自分で深めないといけません。私にとってこのことは最初の壁でした。テーマが難しいうえにブラジルの難民問題は日本語検索ではほとんど出てきません。日本語の原稿を仕上げるのは本当に時間がかかりました。だいたい1ヶ月程度かかったと思います。上位を目指される方は、これくらい時間をかけて内容の濃いものを作ることをおすすめします。当日のスピーチで評価を得るのは半分で残りの半分はそれまでの準備で得点が決まると思ってもいいくらいです。日本語の原稿を書き上げたらポルトガル語に翻訳します。拙いながらも自分なりに翻訳作業に取り組めば、あとでネイティブの先生が文章を整えてくれます。
(3)ポルトガル語原稿ができれば、ネイティブの先生に発音の録音をお願いします。その際にできるだけ抑揚や間(ま)を意識して録音してもらいましょう。私の場合、録音データが届いた日からほぼ音楽は聞かずに録音データだけを聞いていました。文章の意味をそれほど意識しなくてもリラックスして聞き続ければ口ずさめるようになります。洋楽だと思えばいいかもしれません。よく聞く音楽であれば、絶妙な間とか声が高くなるとこととか勝手に覚えているように、この音声データも容易に頭に入ってきます。原稿を一日に何回も読むこととシャドーイングも必ず繰り返し行いました。音楽の代わりに、毎日録音を聞くようにすると原稿を暗記しやすくなります。カラオケに行って歌を歌う際、歌詞を勉強する時のように覚えてから歌いませんよね。同じように音でほとんど覚えていますから暗記はほんとうに楽勝ですよ。
(4)暗記を終えて大会1ヶ月前くらい(10月初旬ごろ)になるとジェスチャーの練習が始まります。これには一番苦労させられました。ジェスチャーや表情も採点の対象になるので手をぬけません。鏡の前でひたすら練習しました。姿見があると便利ですね。それから自分のスピーチを動画にとって見ることも大切です。人からアドバイスをもらえなくても、自分で修正する唯一の方法かもしれません。自分の場合は声のトーンが低すぎたので通常より1つか2つくらいあげてスピーチすることを意識しました。あとは色々な方にスピーチを見てもらうことも必要です。特に学科の先生とは事前に日時を調整して聞いててもらう方がいいと思います。自分を見たり見せたりするのが恥ずかしい場合、≪自分は役者だ≫と思えば気が少し楽になりました。

3.大会当日のこと
(1)最後に本番の日のことについて話します。朝は早めに行って会場で練習しました。私はスピーチの順番が2番目だったので、会場入りを早くしたことで心の準備がゆっくり出来ました。自分の番が近づいてきたら、スピーチ内容を整理してとにかく自分が優勝できるイメージだけをしていました。あの日一番緊張したのは1番目の方がスピーチしていた5分間だったと思います。それでもその方の弁論が終わって“Obrigado”と言った瞬間にスイッチが入って完全に≪ゾーンに入り≫ました。スピーチ中は意外と冷静で、今までもらったアドバイス1つ1つ意識してスピーチ出来ました。ほんとうに一瞬で過ぎ去った5分間でした。どの練習よりも確実に上手くいったベストパフォーマンスで出し切った感覚がありました。
(2)この大会は努力が実りやすいと個人的には思います。私みたいに強気で最初から優勝狙いで出ている人は少ないのかなという印象です。スピーチを評価する審査員の価値観はそれぞれなので、優勝することは難しいかもしれませんが、目標を高くしておくと上位入賞も現実味を帯びてきます。
(3)このブログを読んで少しでも関心を持ってもらえたら、大会出場に向けて挑戦して欲しいです。
 ありがとうございました。
  • 弁論中の越前さん 弁論中の越前さん
  • 見事に2位を獲得して 見事に2位を獲得して
  • 本学の出場者とカルヴァーリョ先生 本学の出場者とカルヴァーリョ先生

2023/02/23 12:00:00 弁論大会に参加してみて③―3年次、足立愛結さん

  • Category在学生の声
  • Posted by岐部雅之/フェリッペ・モッタ
在学生による弁論大会出場の感想をつづけて投稿します。今回は謙遜と積極性について話した足立さん(3年次)による感想文です。

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皆さんこんにちは!
ブラジルポルトガル語学科3年次も足立愛結(あだちあゆ)です。
前回の渡邊さんに続き、弁論大会についてお伝えしたいと思います。

「弁論聞いたけど、何を話していたのか詳しくはわからない!」
「大会出たのは知ってるけど、どんな内容?」
という方もぜひ読んで下さい!

―今回の題材は…?
「謙虚さと積極性を兼ね備えた人になるために」と題して話しました。

 私はこれまで、謙虚と謙遜、そして自身の自己肯定感の低さに悩み、考えることがたくさんありました。そのため、この機会を通して言語化し、伝えたいと思い弁論の題材としました。

―具体的には…?
「実るほど頭の下がる稲穂かな」
学問や徳行が深まると、その人柄や態度が謙虚になるということを意味します。しかし、多くの人は「謙虚」を通り越して「謙遜」になっているかもしれません。そして、謙遜をし続けた結果、自己肯定感が低くなっているのではないでしょうか?

 日本人の自己肯定感の低さは、冒頭のことわざに象徴されています。謙虚という美徳感は昔から日本に存在し、とても美しい文化ではありますが、謙遜と自信を持てなくなることは異なります。謙虚さとある程度の積極性はなくてはならないと今回の弁論で主張しました。
 私はこれまで、上手にできて褒められても、素直に受け入れられないのであれば、何も行動しなくてもいいのではと感じていました。しかし、自身の謙虚さと自信を再認識し、成長させるために大会に挑むことを決心しました。

―弁論大会を通して
 準備から大会を終えた今も、周りの方の応援や褒めていただくことに対し、高慢にならず心から喜んで受け入れる努力をしています。最近は謙虚に喜んで受け入れることができるようになってきました。意識し実践することが、私がもう一皮むけるために必要なことだったのです。「謙虚さとある程度の積極性を持つ」この言葉を忘れずに生活していきたいです。

―みんなに伝えたい!
 新たなことに挑戦するということは、大きな不安がつきものです。いきなり出場できる語学力があるのだろうか、私よりももっと出来る人がいるのではないかと考えることもあるかもしれません。それでも、一歩踏み出して見ると、これまでに体験したことのない世界を味わうことが出来ます。この一歩が大学生活を、そして自分自身を大きく変化させてくれるものだと思います。学科の先生方は本当に丁寧に指導し、あなたの挑戦を応援して下さいます。

 ぜひ、新たな一歩を踏み出してみて下さい!

 長い時間をかけて指導して下さった先生方、支えてくれてくれた友人たちにこの場を借りて感謝を伝えたいと思います。
ありがとうございました!
  • 熱弁中の様子 熱弁中の様子
  • 入賞者と審査員 入賞者と審査員
  • 4位入賞で満面の笑みを浮かべる 4位入賞で満面の笑みを浮かべる

2023/02/16 12:00:00 弁論大会に参加してみて②―2年次、渡邊碧惟さん

  • Category在学生の声
  • Posted by岐部雅之/フェリッペ・モッタ
第40回 全日本学生ポルトガル語弁論大会に出場した学生の感想文、第二弾です。今回は在名古屋ブラジル総領事特別賞を受賞した渡邊さんの投稿です。

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皆さん、こんにちは。
ブラジルポルトガル語学科2年次生、渡邊碧惟(わたなべあおい)です。今回は弁論大会に出場した経験について書かせていただきます。

まず、なぜ弁論大会に出場したのかというと、夏休みに入る前に周りの友達は将来のために努力しているのに私は何もしていないなと感じ、何かしら挑戦したいと思ったからです。昔から自分から進んで前に出ることはせず、平凡に暮らしてきたので、このような全国規模の大会に出場するなど正直考えてもいませんでした。しかし、努力し挑戦する友達を見ていると、とてもかっこよく輝いているように見えたのです。そういった経験があり、ちょうど募集していた弁論大会に出場することを決めました。

原稿を暗記しなければいけないので、少しきつかったのですが、それ以上に母語以外の言語で話すことの楽しさを感じることができ苦痛ではありませんでした。それに、先生方が全力でサポートをしてくれるので楽に取り組むことができました。

大会当日は、友達が貸してくれたネクタイをつけて挑み、在名古屋ブラジル総領事特別賞を手に入れることができました。今までこのような大きな賞を取ったことがなかったので、入賞者発表で自分の名前が呼ばれたとき、本当にうれしくて、挑戦してよかったと心から思えました。見に来てくれた友達も先生方も沢山褒めてくれて、本当に頑張ってよかったです。

今回弁論大会に参加して自信がつき、挑戦した後の達成感を味わうことができました。挑戦しなければ何も始まらないし、新しい道を開くこともできません。せっかくもらった人生があるのだから、弁論大会もそうですが、様々なことに挑戦していきます。

出場を考えている人はいろいろな人に自分のスピーチを聞いてもらってください。場数を踏めば怖いものはありません。そして全力でぶつかれば必ず得るものがあるはずなので、諦めずに挑戦してほしいと思います。


  • 弁論中の渡邊さん 弁論中の渡邊さん
  • 特別賞を獲得して 特別賞を獲得して
  • 出場者と審査員の集合写真 出場者と審査員の集合写真

2023/02/09 10:30:00 弁論大会に参加してみて①―1年次、谷岡幸樹さん

  • Category在学生の声
  • Posted by岐部雅之/フェリッペ・モッタ
今回から4回にわたり2022年11月19日(土)に開催された「第40回 全日本学生ポルトガル語弁論大会」に本学から出場した学生による感想文を投稿します。
自分が頑張って仕上げた原稿を聴衆の前で熱弁するその心境と心構えについて丁寧につづっていただきました。
これから参加を考えている方々への励みになれば幸いです。

初回は1年次生として勇ましく出場を決めた谷岡幸樹さんです。それでは、どうぞ。

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 みなさん、こんにちは。ブラジルポルトガル語学科1年次の谷岡幸樹です。
 今回は弁論大会に出場して良かったとことや大変だったなと感じたことを綴ります。入学年度での参加は勇気がいると思いますが、一年次生でも出場している人がいたと証になると信じています。
[1]
 最初に出場しようと思ったきっかけは、専攻語の授業における先生の一言でした。誰か参加してみないか、興味がある人は声をかけてくださいとのことでした。自分は大学生になってからは授業を受けて、家に帰って、アルバイトをして一日が終わる、そんな生活しており、まだ大学生になった実感はありませんでした。そこで、何か自分から取り組んでみようと思ったのです。それから弁論大会に向けていろいろな準備に取り掛かりました。初めてやることばかりで、まだポルトガル語を学習し始めて間もない時期だったので何をしたらいいのかも分からず不安しかありませんでした。その中、先生たちは様々な形でサポートをしてくれました。まずは自分の興味があるものから、ブラジルやポルトガルに関連づけてテーマを決めていきました。ここでは先生がこんな資料があるよと提供してくれます。次に日本語の文章ができたら添削をしてもらいます。レポートも大学になってから本格的に書き始めたので、文章は理想とは程遠いものでした。
[2]
 添削は学科の先生が繰り返ししてくれました。文章が足りないときにはこんなこと書いてみてはどうでしょうなどと、本当にお世話になりました。それからポルトガル語への翻訳と発音練習です。ここではネイティブの先生が助けてくれました。ポルトガル語への翻訳は自分なりに取り組んでから、先生に直してもらいました。夏季休憩に入ると、発音練習を始めました。発音練習の暗記の次に難しかったです。そうして夏休みが終わり、授業が始まりました。授業が始まってからも朝早く来てもらって発音練習につきあってもらいしました。
[3]
 発音練習がひと段落つくと次は暗記の練習です。自分は日本語の文章も覚えるのが苦手で、難しいポルトガル語の文章の暗記で何度も心が折れそうになりました。そこで更なる追い討ちがありました。中間テストです。中間テストで覚えることも多く本当に大変でした。全然覚えれていなくて練習にもならない状態でもモッタ先生は優しく教えてくださりいました。そのおかげで、折れることなく本番を迎えることができたと思います。本番の1週間前はリハーサルをやってみるなど、同じ学校で出場される先輩方と初めて対面しました。その時の先輩方の弁論は本当にかっこよかったです。
[4] 
 リハーサルしたことは本当に良かったと思っています。自分は入賞することはできませんでしたが、本当にいい経験になりました。1年次でこんな貴重な体験を出来ることは中々ありません。もっと早くから練習しておけば良かったと思いはしますが、今回出場したことに対しては全く後悔していません。今後も出場することがあれば今回の経験を活かして頑張ります。また、同じ学年の人や来年新しい学年の人が出るのであればどんな形でもいいので力になれれば幸いです。
 このブログもそのような方々に届いたらいいなと思います。読んでいただきありがとうございました。



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