2024/10/15 12:00:00 京都市内でAzulejo Picoを経営する深越純江さん(1994年度卒)
- 卒業生の今
- 岐部雅之
ブラジルポルトガル語学科では2023年に創立55周年を迎えて同窓会を開催したあと、2024年から同窓会事務局を発足させました。
卒業生と在学生のつながりを密にしながら、本学科を目指す高校生にも先輩方の活躍をお知らせしていきたいと思います。
学科ブログに新カテゴリー「卒業生の今」を追加しました。
今回は、ポルトガルの装飾タイル「アズレージョ」の直輸入販売を手掛ける深越純江さん(1994年度卒)に寄稿していただきました。
・・・・・
地元の京都、御所西でポルトガルの伝統産業、顔ともいえるアズレージョ(装飾タイル)を直輸入販売しております。
店舗を持ってから足掛け10年、創業からすれば20年くらい経ちます。
新築やリフォームのタイミングでタイルではなく“アズレージョ”をわざわざご所望頂くお客様も増えてきました。
ポルトガルの歴史を眺め続けてきたアズレージョで日本の皆様にポルトガルの文化に親しんでもらうことも当店の大きなミッションです。
・・・・・
同窓会事務局では、メールによる不定期のニュースレターを発行しています。
配信ご希望の方は、lusofonia.kufs1967[ ]gmail.comまでお問い合わせください(※[ ]内を@に要変更)。
現在、深越さんのお店には大学の学生募集と学科の案内ポスターが掲示されています(写真参照)。
ご協力ありがとうございます!
卒業生と在学生のつながりを密にしながら、本学科を目指す高校生にも先輩方の活躍をお知らせしていきたいと思います。
学科ブログに新カテゴリー「卒業生の今」を追加しました。
今回は、ポルトガルの装飾タイル「アズレージョ」の直輸入販売を手掛ける深越純江さん(1994年度卒)に寄稿していただきました。
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地元の京都、御所西でポルトガルの伝統産業、顔ともいえるアズレージョ(装飾タイル)を直輸入販売しております。
店舗を持ってから足掛け10年、創業からすれば20年くらい経ちます。
新築やリフォームのタイミングでタイルではなく“アズレージョ”をわざわざご所望頂くお客様も増えてきました。
ポルトガルの歴史を眺め続けてきたアズレージョで日本の皆様にポルトガルの文化に親しんでもらうことも当店の大きなミッションです。
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同窓会事務局では、メールによる不定期のニュースレターを発行しています。
配信ご希望の方は、lusofonia.kufs1967[ ]gmail.comまでお問い合わせください(※[ ]内を@に要変更)。
現在、深越さんのお店には大学の学生募集と学科の案内ポスターが掲示されています(写真参照)。
ご協力ありがとうございます!
2024/10/04 10:30:00 2024年度「読書感想文コンクール」の授賞式
- お知らせ
- 岐部雅之
10月2日(水)、読書感想文コンクール(課題図書:伊藤・岐部・モッタほか訳『ブラジル文学傑作短篇集』水声社、2023年)の授賞式が行われました。
同コンクールは、7月に開催されたブラジルポルトガルウィークのイベントの一つで、今年度で3回目となります。
授賞式の際、伊藤学科長からは「本を読むだけではなく、こうして文章にまとめることはとても大切です。これからも続けてほしいと思います」との発言がありました。
学科のカリキュラムの中には文学系の授業もありますが、こうした機会を利用して一人でじっくり読書をするのはいかがでしょうか。
今回参加できなかった学生は、次年度にぜひ挑戦してみてください。
入賞者は以下のとおりです。
●最優秀賞:田村翼(2年次)
●優秀賞:山本音衣菜(4年次)
●優良賞:川村菜々(1年次)
最優秀賞の田村さんから、喜びの言葉が届きました。
「このたび、読書感想文コンクールで最優秀賞をいただけたこと、とても嬉しく思っています。前回同様日本語に翻訳された短編小説集が課題図書でしたが、異文化や異なる言語に触れることで、今まで気づかなかった視点や考え方を学べたのが、とても面白かったです。 読書感想文コンクールを通じて、言葉の違いを越えて感動を共有できるのが素晴らしいと感じました。これからも、様々な国の本に触れながら、自分の世界を広げていけたらと思います」
・・・・・
田村さんの読書感想文(全文)は、以下のとおりです。
「彼女は誰に殺されたのか」
この物語(編集注:「サンバガールの死」)を読んでまず感じたのは、愛や嫉妬という感情がどれほど強烈で、時に人間を狂わせる力を持っているかということでした。
物語の主人公である黒人青年は、恋人ホジーニャを自分のものにしたいという強い欲望に駆られながら、同時に彼女を失う恐怖に苛まれています。彼はホジーニャが自分を愛していることを信じたい一方で、彼女が他の男に惹かれるのではないかという疑念が常に頭を離れません。この矛盾した感情が彼の心を乱し、最終的には彼を破滅へと導いてしまいます。この状況は、私たちが日常の中で抱える不安や嫉妬の感情を非常に誇張したものとして描かれており、読み進めるうちに、どこか滑稽さを感じざるを得ませんでした。
カーニバルという祭りの中で、彼の不安は徐々に増大していきます。普段の生活では抑え込んでいたはずの感情が、この祭りという非日常の中で爆発し、理性が薄れていく様子が描かれているのです。読者としては、祭りの賑やかさと彼の心の不安定さが対比されることで、物語全体に漂う緊張感が高まるのを感じます。しかし、同時にこの青年の姿がどこか喜劇的に思えてくる瞬間もあります。彼の不安は、理性的に考えれば取り越し苦労に過ぎないのかもしれませんが、カーニバルの熱狂が彼をさらに追い詰めていく様子は、人間の滑稽さを映し出しているように感じます。
例えば、彼がホジーニャの姿を想像しながら、自分以外の誰かが彼女に恋をしてしまうのではないかと怯える場面。まるで彼女が魔法のような力を持っていて、見る者全てを虜にしてしまうかのように考えているのです。この描写は、極端な嫉妬心がいかに人を盲目にし、現実と妄想の区別を曖昧にするかを示しています。しかし、冷静に考えれば「そこまで心配しなくてもいいんじゃない?」と突っ込みたくなるような場面でもあります。彼の過剰な心配は、誰もが少しは抱えたことのある些細な不安を誇張したものであり、その過剰さがかえってユーモラスに映るのです。
そして、物語のクライマックスであるホジーニャの死。青年は、ホジーニャを失った瞬間、もはや現実を受け入れることができず、彼女がまだ生きているかのように錯覚します。このシーンは非常に悲劇的でありながらも、彼の狂気がピークに達した瞬間でもあります。彼がホジーニャに語りかける姿は、まるで子どもが壊れたおもちゃに話しかけるような無邪気ささえ感じさせ、そこに悲劇と滑稽さが同居していることに気付きます。彼は愛する人を失った痛みに耐えられず、現実から目を背けているのですが、それがかえって彼の人間臭さを引き立て、読者としては彼の苦しみに同情しつつも、その行動の滑稽さに微笑んでしまうのです。
物語全体を通じて、私が感じたのは「愛は盲目」という古い言葉がこれほどまでに当てはまる場面はないということです。黒人青年の愛情は純粋で強烈ですが、その強さが彼を破滅へと導きます。彼の嫉妬や不安は、私たちが日常的に抱える感情の延長線上にありますが、それがここまでエスカレートすると、もはやコントロール不能になってしまうのです。この物語は、愛や嫉妬といった感情の危険性を示すと同時に、それらが人間の本質に根ざしたものであることを強調しています。
ただ、この物語の面白さは、そんな深刻なテーマを描きながらも、どこかコミカルな要素が含まれている点です。カーニバルの喧騒の中で繰り広げられるこの悲劇は、まるで一幕の劇のようであり、読者としてはその劇中にいる登場人物たちを、少し距離を置いて観察する感覚になります。そして、その観察の中で、彼らの行動に共感しつつも、どこか笑ってしまう自分がいることに気付かされます。
この物語を読み終えた時、私は「人間の感情とは本当に扱いが難しいものだな」と改めて感じました。カーニバルのような非日常の場では、普段は抑えている感情が一気に溢れ出してしまうことがあります。そして、その感情が暴走すると、私たちは自分でも予想できない行動を取ってしまうのです。『サンバガールの死』は、そんな感情の暴走とその結末を描いた物語ですが、その中に潜むユーモアが、私たちに人間の滑稽さを教えてくれる作品でもありました。
同コンクールは、7月に開催されたブラジルポルトガルウィークのイベントの一つで、今年度で3回目となります。
授賞式の際、伊藤学科長からは「本を読むだけではなく、こうして文章にまとめることはとても大切です。これからも続けてほしいと思います」との発言がありました。
学科のカリキュラムの中には文学系の授業もありますが、こうした機会を利用して一人でじっくり読書をするのはいかがでしょうか。
今回参加できなかった学生は、次年度にぜひ挑戦してみてください。
入賞者は以下のとおりです。
●最優秀賞:田村翼(2年次)
●優秀賞:山本音衣菜(4年次)
●優良賞:川村菜々(1年次)
最優秀賞の田村さんから、喜びの言葉が届きました。
「このたび、読書感想文コンクールで最優秀賞をいただけたこと、とても嬉しく思っています。前回同様日本語に翻訳された短編小説集が課題図書でしたが、異文化や異なる言語に触れることで、今まで気づかなかった視点や考え方を学べたのが、とても面白かったです。 読書感想文コンクールを通じて、言葉の違いを越えて感動を共有できるのが素晴らしいと感じました。これからも、様々な国の本に触れながら、自分の世界を広げていけたらと思います」
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田村さんの読書感想文(全文)は、以下のとおりです。
「彼女は誰に殺されたのか」
この物語(編集注:「サンバガールの死」)を読んでまず感じたのは、愛や嫉妬という感情がどれほど強烈で、時に人間を狂わせる力を持っているかということでした。
物語の主人公である黒人青年は、恋人ホジーニャを自分のものにしたいという強い欲望に駆られながら、同時に彼女を失う恐怖に苛まれています。彼はホジーニャが自分を愛していることを信じたい一方で、彼女が他の男に惹かれるのではないかという疑念が常に頭を離れません。この矛盾した感情が彼の心を乱し、最終的には彼を破滅へと導いてしまいます。この状況は、私たちが日常の中で抱える不安や嫉妬の感情を非常に誇張したものとして描かれており、読み進めるうちに、どこか滑稽さを感じざるを得ませんでした。
カーニバルという祭りの中で、彼の不安は徐々に増大していきます。普段の生活では抑え込んでいたはずの感情が、この祭りという非日常の中で爆発し、理性が薄れていく様子が描かれているのです。読者としては、祭りの賑やかさと彼の心の不安定さが対比されることで、物語全体に漂う緊張感が高まるのを感じます。しかし、同時にこの青年の姿がどこか喜劇的に思えてくる瞬間もあります。彼の不安は、理性的に考えれば取り越し苦労に過ぎないのかもしれませんが、カーニバルの熱狂が彼をさらに追い詰めていく様子は、人間の滑稽さを映し出しているように感じます。
例えば、彼がホジーニャの姿を想像しながら、自分以外の誰かが彼女に恋をしてしまうのではないかと怯える場面。まるで彼女が魔法のような力を持っていて、見る者全てを虜にしてしまうかのように考えているのです。この描写は、極端な嫉妬心がいかに人を盲目にし、現実と妄想の区別を曖昧にするかを示しています。しかし、冷静に考えれば「そこまで心配しなくてもいいんじゃない?」と突っ込みたくなるような場面でもあります。彼の過剰な心配は、誰もが少しは抱えたことのある些細な不安を誇張したものであり、その過剰さがかえってユーモラスに映るのです。
そして、物語のクライマックスであるホジーニャの死。青年は、ホジーニャを失った瞬間、もはや現実を受け入れることができず、彼女がまだ生きているかのように錯覚します。このシーンは非常に悲劇的でありながらも、彼の狂気がピークに達した瞬間でもあります。彼がホジーニャに語りかける姿は、まるで子どもが壊れたおもちゃに話しかけるような無邪気ささえ感じさせ、そこに悲劇と滑稽さが同居していることに気付きます。彼は愛する人を失った痛みに耐えられず、現実から目を背けているのですが、それがかえって彼の人間臭さを引き立て、読者としては彼の苦しみに同情しつつも、その行動の滑稽さに微笑んでしまうのです。
物語全体を通じて、私が感じたのは「愛は盲目」という古い言葉がこれほどまでに当てはまる場面はないということです。黒人青年の愛情は純粋で強烈ですが、その強さが彼を破滅へと導きます。彼の嫉妬や不安は、私たちが日常的に抱える感情の延長線上にありますが、それがここまでエスカレートすると、もはやコントロール不能になってしまうのです。この物語は、愛や嫉妬といった感情の危険性を示すと同時に、それらが人間の本質に根ざしたものであることを強調しています。
ただ、この物語の面白さは、そんな深刻なテーマを描きながらも、どこかコミカルな要素が含まれている点です。カーニバルの喧騒の中で繰り広げられるこの悲劇は、まるで一幕の劇のようであり、読者としてはその劇中にいる登場人物たちを、少し距離を置いて観察する感覚になります。そして、その観察の中で、彼らの行動に共感しつつも、どこか笑ってしまう自分がいることに気付かされます。
この物語を読み終えた時、私は「人間の感情とは本当に扱いが難しいものだな」と改めて感じました。カーニバルのような非日常の場では、普段は抑えている感情が一気に溢れ出してしまうことがあります。そして、その感情が暴走すると、私たちは自分でも予想できない行動を取ってしまうのです。『サンバガールの死』は、そんな感情の暴走とその結末を描いた物語ですが、その中に潜むユーモアが、私たちに人間の滑稽さを教えてくれる作品でもありました。
2024/09/27 16:00:00 私の留学体験記 ~マカオ大学~① 青沼誠一郎(2年次)
- 留学生活レポート
- 岐部雅之
8月からマカオ大学に留学中の青沼誠一郎さん(2年次)から、「私の留学体験記①」が届きました。今後、数か月ごとに現地からの報告をしていただく予定です。楽しみにしていてください。
それでは、第1回をどうぞ。
・・・・・・・・・・
Olá, todos
ブラジルポルトガル語学科2年次生の青沼誠一郎です。
2024年の8月からマカオ大学に留学しています。
マカオ大学に何をしに来たのかと思われる方も多いでしょう。マカオは1999年までポルトガルの植民地だったので、町の標識やバスなどでポルトガル語がつかわれています。
今回は初回なので、留学前の準備と現地に到着してからの生活について書きます。
1)留学前の準備
留学前は大学の授業と両立しながらで大変でした。マカオでの暮らしを想像して自分に必要なものを選別しました。特に衣服は着慣れたものを持っていくように心がけました。私は寮に配属されることが決まっていましたが、何があるのかわからず「これ持っていけばよかった」というものがありすぎて後悔しました。
大学が指定した入寮日が決まれば航空券を買います。この時、旅行代理店に頼むのも一つの手ですが、私は航空会社から直接航空券を買うことをお勧めします。なぜなら旅行代理店はどうしても手数料がかかってしまうからです。(その分時間は確保できますが…)
留学前にしておくことは日本の料理をたくさん食べることです。マカオに来て味の濃い中華料理に最初は苦戦しました。日本からお菓子やカップ麺などを持参していくのもいいかもしれません。
2)到着~1週間
マカオに着くとあらかじめ連絡を取っていた寮の先輩に迎えに来てもらいました。なかなかお目当てのバスが来ず、結局タクシーで大学まで行きました。ちなみにマカオのバスは一律6MOP(日本円で約120円)、申請した学生は1.5MOP(約30円)となっており、すごく優しい価格帯となっています。また、ローカル電車は行き先によって大小はありますが、だいたい10MOP(約200円)ぐらいです。観光都市なので、移動手段に困ることはほとんどありません。大学に到着したら、寮のチェックインをして自分の部屋に入りました。次の日には買い物に出かけました。大学の中にはなんとショッピングモールがあり、大抵ここでそろいます。物価としては日本より若干高いように感じます。
次回はこうした生活面のほか、大学での授業の様子なども綴りたいと思っています。
それでは、第1回をどうぞ。
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Olá, todos
ブラジルポルトガル語学科2年次生の青沼誠一郎です。
2024年の8月からマカオ大学に留学しています。
マカオ大学に何をしに来たのかと思われる方も多いでしょう。マカオは1999年までポルトガルの植民地だったので、町の標識やバスなどでポルトガル語がつかわれています。
今回は初回なので、留学前の準備と現地に到着してからの生活について書きます。
1)留学前の準備
留学前は大学の授業と両立しながらで大変でした。マカオでの暮らしを想像して自分に必要なものを選別しました。特に衣服は着慣れたものを持っていくように心がけました。私は寮に配属されることが決まっていましたが、何があるのかわからず「これ持っていけばよかった」というものがありすぎて後悔しました。
大学が指定した入寮日が決まれば航空券を買います。この時、旅行代理店に頼むのも一つの手ですが、私は航空会社から直接航空券を買うことをお勧めします。なぜなら旅行代理店はどうしても手数料がかかってしまうからです。(その分時間は確保できますが…)
留学前にしておくことは日本の料理をたくさん食べることです。マカオに来て味の濃い中華料理に最初は苦戦しました。日本からお菓子やカップ麺などを持参していくのもいいかもしれません。
2)到着~1週間
マカオに着くとあらかじめ連絡を取っていた寮の先輩に迎えに来てもらいました。なかなかお目当てのバスが来ず、結局タクシーで大学まで行きました。ちなみにマカオのバスは一律6MOP(日本円で約120円)、申請した学生は1.5MOP(約30円)となっており、すごく優しい価格帯となっています。また、ローカル電車は行き先によって大小はありますが、だいたい10MOP(約200円)ぐらいです。観光都市なので、移動手段に困ることはほとんどありません。大学に到着したら、寮のチェックインをして自分の部屋に入りました。次の日には買い物に出かけました。大学の中にはなんとショッピングモールがあり、大抵ここでそろいます。物価としては日本より若干高いように感じます。
次回はこうした生活面のほか、大学での授業の様子なども綴りたいと思っています。
2024/07/31 12:10:00 私の留学経験 ~サンパウロ大学~ 越前勇人(4年次)
- 留学生活レポート
- フェリッペ・モッタ
サンパウロ大学に1年間留学していた越前勇人です。今回は、ブラジル留学の経験について書きます。
僕がブラジルで感じたことは、色んな意味で多様性が認められていることです。ブラジルは、移民を沢山受けいれていたので、様々な人種がいます。それだけではなく、色々な人がいて、日本では白い目で見られるかもしれない人もいます。でも、そういった他と変わった人を誰も差別しません。特に思ったのは同姓愛です。日本では隠す人が多いですが、ブラジルではそれを隠すことがおかしいようでした。街中を歩いていると、男同士、女同士が手を繋いるのは当たり前です。これだけ多くの人種がいるので、当然みんな同じ価値観、文化を持っているわけではありません。だから、当然一人一人違って当たり前なんだなと強く思いました。
幸い、無事に過ごせた1年間でした。夜道を一人で歩くのを避けるだけでも充分な安全対策となります。大使館や領事館の安全情報などを見て、行動することをお勧めします。
最後に、ブラジルの中で行って良かった所を3つ紹介します。1つはイグアスの滝。自然が作り出す大迫力の滝は、人生で1度は見ておいた方がいいと思います。2つ目は、パラチーです。船に乗って、島を回るツアーに申し込み、船で絶景を見ながら、くつろぎ、食事をしたり、綺麗な海で泳いだりできます。最後はボニートです。かなりお金のかかる旅行にはなりますが、名前の通り、本当に綺麗なところです。ブラジルに行ったなら、必ず行った方がいいです。
みなさん、ブラジルは本当に楽しい国ですよ。
僕がブラジルで感じたことは、色んな意味で多様性が認められていることです。ブラジルは、移民を沢山受けいれていたので、様々な人種がいます。それだけではなく、色々な人がいて、日本では白い目で見られるかもしれない人もいます。でも、そういった他と変わった人を誰も差別しません。特に思ったのは同姓愛です。日本では隠す人が多いですが、ブラジルではそれを隠すことがおかしいようでした。街中を歩いていると、男同士、女同士が手を繋いるのは当たり前です。これだけ多くの人種がいるので、当然みんな同じ価値観、文化を持っているわけではありません。だから、当然一人一人違って当たり前なんだなと強く思いました。
幸い、無事に過ごせた1年間でした。夜道を一人で歩くのを避けるだけでも充分な安全対策となります。大使館や領事館の安全情報などを見て、行動することをお勧めします。
最後に、ブラジルの中で行って良かった所を3つ紹介します。1つはイグアスの滝。自然が作り出す大迫力の滝は、人生で1度は見ておいた方がいいと思います。2つ目は、パラチーです。船に乗って、島を回るツアーに申し込み、船で絶景を見ながら、くつろぎ、食事をしたり、綺麗な海で泳いだりできます。最後はボニートです。かなりお金のかかる旅行にはなりますが、名前の通り、本当に綺麗なところです。ブラジルに行ったなら、必ず行った方がいいです。
みなさん、ブラジルは本当に楽しい国ですよ。
2024/07/23 10:10:00 私の留学経験 ~コインブラ大学~ 叶梨花(4年次)
- 留学生活レポート
- ペドロ・アイレス
私は2023年の9月から2024年の1月までポルトガルのコインブラ大学へ留学しました。
京都外国語大学ではブラジルのポルトガル語を学ぶことが多く、私の場合は発音や文法もブラジルポルトガル語で染み付いていたので、留学したての頃はポルトガルのポルトガル語が全く聞き取れずに苦労しました。コインブラ大学での授業も全てポルトガル語で行われるので、初めは授業についていくのに精一杯でした。しかしLaboratório というポルトガル語の発音の授業で、ポルトガルのポルトガル語の発音を理解することで聴き取りやすくなり、他の授業も初めに比べて理解できるようになりました。先生やクラスメイトもとても明るくて、プレゼンテーションの際は皆リアクションをとってくれたり、たくさん質問してくれたりして和やかな雰囲気だったのがとても印象的でした。
コインブラで住む部屋を貸してくださったオーナーのJoãoさんはとても優しく、コインブラに着いた時はポルトガル料理をふるまってくださいました。また会うたびに最近行った旅行の話やら家周辺のオススメのお店などを教えてくださいました。
もともとポルトガルは治安が良い国であるという事は知っていましたが、コインブラに来てとてもそれを実感しました。フレンドリーな方も多いですし、流石に1人では不安ですが夜に友達と外を歩いていても危ないと感じた事は一度もありませんでした。
ポルトガルではもちろんポルトガル語が話されていますが、英語も多く話されていました。私は英語がとても苦手で今まで英語の勉強を少し避けていたので、もっと勉強しておけばよかったなと思いました。しかしこれをきっかけに英語にも興味がわき、英語の勉強を最近また新たに始めました。
1学期間でポルトガル語を完全に理解し会話することはとても難しいです。ですが、現地のポルトガル語を聴き、文化に直接触れるという貴重な体験ができた事は本当に素晴らしいことだと思います。
京都外国語大学ではブラジルのポルトガル語を学ぶことが多く、私の場合は発音や文法もブラジルポルトガル語で染み付いていたので、留学したての頃はポルトガルのポルトガル語が全く聞き取れずに苦労しました。コインブラ大学での授業も全てポルトガル語で行われるので、初めは授業についていくのに精一杯でした。しかしLaboratório というポルトガル語の発音の授業で、ポルトガルのポルトガル語の発音を理解することで聴き取りやすくなり、他の授業も初めに比べて理解できるようになりました。先生やクラスメイトもとても明るくて、プレゼンテーションの際は皆リアクションをとってくれたり、たくさん質問してくれたりして和やかな雰囲気だったのがとても印象的でした。
コインブラで住む部屋を貸してくださったオーナーのJoãoさんはとても優しく、コインブラに着いた時はポルトガル料理をふるまってくださいました。また会うたびに最近行った旅行の話やら家周辺のオススメのお店などを教えてくださいました。
もともとポルトガルは治安が良い国であるという事は知っていましたが、コインブラに来てとてもそれを実感しました。フレンドリーな方も多いですし、流石に1人では不安ですが夜に友達と外を歩いていても危ないと感じた事は一度もありませんでした。
ポルトガルではもちろんポルトガル語が話されていますが、英語も多く話されていました。私は英語がとても苦手で今まで英語の勉強を少し避けていたので、もっと勉強しておけばよかったなと思いました。しかしこれをきっかけに英語にも興味がわき、英語の勉強を最近また新たに始めました。
1学期間でポルトガル語を完全に理解し会話することはとても難しいです。ですが、現地のポルトガル語を聴き、文化に直接触れるという貴重な体験ができた事は本当に素晴らしいことだと思います。