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ブラジルポルトガル語学科ブログ RSS


2020/09/03 10:40:00 ポルトガル語圏の食文化(6)

  • Categoryポルトガルのニュース
  • Posted by住田 育法
 再び、豚肉です。
 よきキリスト教徒の証としての食べ物、イベリア半島の生ハム(presunto ibérico)の話です。ユダヤ教徒もイスラム教徒も豚肉を食べません。したがって、キリスト教徒のレコンキスタによって建国を果たし、大航海時代以降、異端審問を経験したポルトガルの民にとって、「豚」を食することは、神への祈りにつながったのでしょう。
 巡礼地サンティアゴ・デ・コンポステーラに近いポルトガル北部のポルト市のレストラン「アバディアABADIA」(写真)には、イベリア半島の生ハムを吊るしています(写真)。ポルトから歩いて巡礼地に向かうことができます(地図参照)。
 イベリア半島の生ハムはスペインの特産として知られていますが、ポルトガルでは、南部のアレンテージョの黒豚が有名です。ポルトガル語では、porco de pata negra あるいはporco de raça alentejanaと呼ばれます。
  • レストランの名のABADIAはポルトガル語では大修道院、あるいは司祭のいる教区の意味です。入口の巡礼者 (修道士) の像。
  • 吊るしてあるハムには「Monte Nevado 1898」のラベルが付いています。
  • ポルトからサンティアゴへの巡礼の道

2020/09/02 11:00:00 第9回IELAK研究会

  • Categoryお知らせ
  • Posted by上田
 
8月28日、京都外国語大学ラテンアメリカ研究会主催の第9回IELAK研究会がZoom上で開催され、ブラジルポルトガル語学科のモイゼス・カルヴァーリョ先生の発表がありました。

「先住民の固有的で異文化的な学校教育方法論の開発にむけて」というテーマで、ラテンアメリカにおける先住民学校教育について認識論からのアプローチによる説明と分析が行われました。
 ラテンアメリカの国々にはおよそ4,500万人の先住民が存在し、ブラジル以外のラテンアメリカ諸国で人口当たりの割合が15%程度〜60%を占め、民族の数は24~85の民族が存在する一方、ブラジルは人口あたりわずか0.47%であるにもかかわらず305もの民族が存在するということでした。そのような多様な民族にたいし、伝統的に維持してきた慣習や伝統を保ちつつ、政府による公教育をどの程度受け入れられるか、それぞれの民族の教育についての認識により差が生じるなど、先住民教育にはまだまだ多くの問題を抱えていることについて具体例を示して丁寧な説明がなされました。
 今回の研究会では、IELAK研究員のほかに、ブラジルポルトガル語学科教員、メキシコ在住の客員研究員などの参加があり、様々な観点から活発な議論や質問が交わされました。

 学会や研究会など大人数での集会が難しい昨今において、インターネットを利用してZoom上で開催されることにより、海外からも気軽に参加ができるということに改めて気づくことができ、閉塞感漂うコロナの時代に新たな世界が開けたような気がしました。

2020/08/31 13:10:00 学生交流会のお知らせ

  • Categoryお知らせ
  • Posted by上田
春学期はオンライン授業でクラスメイトとも顔を合わせる機会がなく、新入生のみなさんは描いていたものとは随分と異なる大学生活をスタートさせたことと思います。
そこで、学生同士のコミュニケーションをとるべく、コロナ禍ならではのオンライン交流会が開催されることになりました。

「ブラジルポルトガル語学科1年次H1クラスのTeamにて、 9月16日(水)15時から交流会みたいなのをしようと思います! 最初の10分〜15分ぐらい、絵しりとり →そのあと気になることとか、共有したいこととかを話す時間(フリートーク)にして、16時ぐらいに終わり?っていう流れで考えてます。 途中参加、途中退出、大丈夫です!! カメラオンにできる人はカメラオンでお願いします。全然強制じゃないので、できない人はマイクだけでも大丈夫です! 参加できる人は親指マーク押してもらえると嬉しいです! 分からないことがあればチャット送ってくださーい!!」



1年生H1クラスのお知らせですが、H2クラス、2、3、4年生のみなさんも、この機会にそれぞれ交流会を開いてみてはいかがでしょう。日頃気になっていることやオンライン授業あるあるなど、クラスメイトと情報を共有してみませんか。

こんな時だからこそできること、こんな時でなければできないことを精一杯やって大学生活をエンジョイしたいですね。
  • オンライン授業での「学びの場」Teams画面

2020/08/28 17:00:00 在名古屋ブラジル総領事館主催第 3 回スピーチコンテスト開催のお知らせ

  • Categoryお知らせ
  • Posted by上田
在名古屋ブラジル総領事館からスピーチコンテスト開催のお知らせがあります。

“30 anos depois: Meu sonho para o futuro da comunidade brasileira no Japão”というテーマで、在日ブラジル人学生や多国籍の人を対象としたポルトガル語での動画によるスピーチコンテストが実施されます。
応募締め切りは2020年11月13日となっていますので、学生のみなさんはふるってご応募ください。
参加資格、申し込み方法詳細は以下のHPにてご確認ください。

informações em português: http://nagoia.itamaraty.gov.br/pt-br/iii_concurso_de_oratoria.xml


日本語でのインフォメーション:http://nagoia.itamaraty.gov.br/ja/News.xml

  • 30 ANOS da COMUNIDADE BRASILEIRA no JAPÃO

2020/08/27 20:10:00 ポルトガル語圏の食文化(5)

  • Categoryポルトガルのニュース
  • Posted by住田 育法
 チーズ(queijo) です。
 このブログの(1)で、ポルトガルの食事でチーズが美味しいと「今日の料理は素晴らしい」とコメントできると書きました。ポルトガル人のチーズへのこだわりはブラジルにも伝わります。
 ポルトガルの「最高峰 (1993メートル)」エストレーラ山脈 (Serra da Estrela) にコインブラ大学の教授と登ったとき、現地で評判のチーズを食べました(写真参照)。熱帯ブラジルでも、涼しい高地のミナスジェライスで、チーズが発達しました。チーズの製造は18世紀の金ブームにさかのぼります。富を求めて鉱山師、聖職者、男女の興行師、役人たちが大西洋を越えてブラジルに殺到しました。誰もが鉱山活動に向かう中、豊かになった住民がポルトガル風のチーズを求め、これに応える地場産業へと発展したのです。チーズ作りに欠かせないレンニンにはカピバラのものがよく使われたそうです。
 植民地時代にルーツをもつミナスジェライスのチーズとブラジルのゴイアバーダ (goiabada)を組み合わせたスイーツを「ロメオとジュリエット(Romeu e Julieta)」と呼びますが、これは筆者の好物です(写真参照)。
  • 店に並んだチーズ Queijo Curado Seco
  • エストレーラ山脈に向かう途中のレストランでチーズを食す。
  • リオデジャネイロのコロンボで「ロメオとジュリエット(Romeu e Julieta)」を食す。

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