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2022/01/13 13:10:00 「今、知っとこ!インターネットのいいとこ・悪いとこ」

  • Categoryお知らせ
  • Posted by人権教育啓発室
こんにちは、人権教育啓発室です。

コロナ禍に入って、SNSの利用やメールでのやりとり、リモートでの会話など、益々ネットを利用する頻度は高まっていると思います。

皆さんはネット利用の際の危険性や、個人情報の適切な取扱い、プライバシーを守ることの重要性など、情報の収集・発信における責任やモラル等について、正しく理解できているでしょうか。

京都市では、インターネットの利点と危険性を踏まえ、ルールやモラルを守った正しい利用をするための啓発動画を作成しているので、このブログで紹介させていただきます。

吉本芸人の「ネイビーズアフロ」と「エルフ」が、「若者が本当に遭ったインターネットの怖い話」など、ネットを利用する際の注意点や、加害者にも被害者にもならないための対策などを動画で紹介してくれています。

学生の皆さんはもちろん、教職員の方々もぜひご確認ください。
以下の特設サイトから視聴いただけます。

【URL】https://kyoto-netjinken.yoshimoto.co.jp/



2021/12/21 15:10:00 クリスマス直前のベルリンで人権について考えてみた

  • Category今考えるべき人権問題 ゲストライター
  • Posted by人権教育啓発室
はじめまして。深刻なコロナ禍真っ只中、そしてつい最近首相が交代したばかりで、何かと日本でも話題になっているドイツ・ベルリンからこのブログに投稿させていただきます。

 私は、夫の仕事の関係で、家族で米国サンフランシスコに約5年滞在後、ベルリンに移り住んで約4年になります。夫、9歳の長女、6歳の長男と4人暮らしをしています。
 こんな私が、まさか京都外国語大学の人権ブログを書かせていただくなんて?と思いましたが、普段私の目線で感じていることを素直に書いてみたいと思います。

 私の住むベルリンは、LGBTQの人たちが住みやすい街だということで有名です。ちなみに、サンフランシスコもそうでした。なぜかそういう都市に縁があり、10年近く住むようになって、日本の田舎育ちだった私自身の考え方にもこの2つの街の空気が随分影響されてきた気がします。
 日本では、「選択的夫婦別姓」や「同性婚」の議論が始まったばかりですが、ドイツでは既に法的に認められています。と言っても、実はドイツでも同性婚が認められたのはつい最近のことで、2017年になります。キリスト教信者が大半を占める国なので、昔からそういう考え方はあっても、なかなか実現しなかったようです。ただ、ドイツでは2001年からパートナーシップ制は導入されていて、これは婚姻と同等の権利を受けられる制度でした。2001年に、元ベルリン市長のクラウス・ヴォーヴェライト氏が、市長選前の演説でこう述べたのです。「Ich bin Schwul und das ist auch gut so!(私はゲイです。そしてそれで良いのです!)」高い地位にある政治家が同性愛者であることを宣言したのはこれが初めてで、当時まだ保守的な空気が残っていたドイツの国民は、驚愕したとか。これがドイツの大きなターニングポイントになりました。ベルリンから新しい空気が国全体に流れていったのではないでしょうか。

 ところで、ベルリンに住んでいると、週末に市内中心部へ車で出かけられないことが頻繁にあります。それは、ベルリン中心部、特にブランデンブルク門付近で毎週末のように大規模なデモが開かれているからです。最近は、コロナ規制に反対するデモが非常に多いです。また、ここ数年ずっと定期的に叫ばれているのは、人種差別に対する抗議運動です。
 今年のドイツのジェンダーギャップ指数は156カ国中で11位(日本は120位)で、ジェンダー意識も高く、また前述の通り同性婚が正式に認められており、LGBTQの人たちにも暮らしやすいはずですが、残念ながらそのドイツにも「人種差別」は根強く残っています。2015年の難民危機以来、極右による暴力事件の数は増え、人種差別的な思想を持つ右翼政党への支持率が急激に伸びました。ドイツで最も激しく人種差別を受けているのは、トルコ人やシリア人などのイスラム教徒です。その他、近年ではユダヤ人、そして私たち日本人含むアジア人も標的になっているようです。
 私の在独トルコ人の友人は、娘が幼稚園でドイツ人園児から「君の肌は黒いから汚い」と言われ、先生に相談しても一向に改善が見られなかったため、娘をインターナショナル幼稚園に転園させることを決めました。また、日本人の友人は、コロナ禍が始まったばかりの頃、街なかで若者から「コロナはこの国から出ていけ!」と言われたことがあるそうです。他にも似たような話を時々聞きます。幸い、私自身は今までの海外生活でそのような理不尽な思いを経験したことがありませんが、周りの話を聞く限り、この国での人種差別は相当根深い問題であることを感じざるを得ません。

 さて、ドイツの少し暗い部分の話をしてしまいましたが、私が日々奮闘しているドイツでの子育てについてもお話ししたいと思います。
 子どもたちと話をするドイツ人の親の姿を見ていて感じるのは、親が子どもたちを「子ども扱い」せず、一人の人間として対等に接しているということです。自分の子どもに対しても他人の子どもに対しても、時には犬に対しても、大人に話すのと全く同じように会話している姿をよく見かけます。
 先日、6歳の息子が眼鏡のレンズを代えるため、眼鏡屋に眼鏡を一晩預けることになりました。眼鏡を片時でも手放したくない息子は、眼鏡屋さんで自分の眼鏡を預けたくないと泣きだしました。どうしたものかと途方に暮れているところへ、眼鏡屋の店主が息子のところにやってきました。お菓子でもあげて機嫌を取るつもりかな?と思いきや、店主は息子の目線に合わせて座り込み、息子の目を見ながら真剣に話し始めました。「このレンズ見てごらん。これが君の眼鏡用の新しいレンズで、私はこれからこのレンズを君の眼鏡フレームにピッタリ合うように作業しなければならない。私にも家で待っている家族がいて、今日中に作業はできないから、どうか明日までこの眼鏡を私に貸してくれないか?」…息子はこれで落ち着き納得して、素直に眼鏡を店主に手渡したのです。相手が子どもでも誰でも、同じ目線に立ってきちんと分かりやすく説得してくれる、私はドイツ人のそういうところが大好きです。
 相手が子どもでも老人でも、男性でも女性でも、誰であっても対等に接する。対等に話す。対等に聞く。相手の気持ちが理解できなかったとしても理解しようと努力する。それは、全ての人の人権を尊重しているように見えます。人種差別がまだまだ根強く残るドイツとはいえ、今の私の周囲には、それを実践できている人たちがとても多いように感じています。このような素晴らしい部分は積極的に吸収して、日本に持って帰りたいと思っています。

 未来を生きる子どもたちのためにも、日本もアメリカもドイツも、そして世界中がより良い社会に、差別のない多様性を認める社会に生まれ変わってくれることを願ってやみません。




良田 愛(よしだ あい)
ドイツ・ベルリン在住
関西学院大学社会学部入学、2年次にイギリス・オックスフォード大学へ短期留学、卒業後、写真機器メーカー及び情報機器メーカーにて海外向け広報・販促・マーケティング業務を担当する。夫の米国駐在を機に退職。
2012年よりアメリカ・サンフランシスコに約5年駐在。2017年、ドイツ・ベルリンに転居。現在、ドイツ在住4年目。

2021/11/17 13:40:00 「人権週間2021」のお知らせ

  • Categoryイベント
  • Posted by人権教育啓発室
本学では 12月 4 日から12月10 日を人権週間と定め、毎年人権教育啓発行事を開催しています。
今年度は共催を含む、4つのイベントを行います。

12月6日(月)17:30~19:00
場所:4号館1階ラーニングエリア
「アパレルブランドの挑戦~インド最貧困地での雇用づくりへの取組み~」
講師:廣中桃子「NIMAI NITAI」代表/デザイナー


[ライブ配信は下記URL・事前予約なし]
https://www.youtube.com/watch?v=zUypi7PB-zk

インドの最貧困地域でアパレルブランドを立ち上げた、廣中桃子さんに、「アパレルブランドの挑戦」と題して、貧困解決の就労支援や、人権問題となっているカースト制度についてもお話いただきます。また、当日はインドで製作されておられるアパレルブランド「NIMAI NITAI」の洋服もご覧いただけます。


12月10日(金)
「京都外大 PRIDE DAY」と題し、「ダイバーシティ&インクルージョン (D&I)を考える ~多様性を受入れ尊重することとは~」をテーマに2つのイベントを行います。
この2つのイベントは、性の違和感を持っておられる方はもちろん、就職活動中、これから社会へ出ていくことに不安を感じている学生の皆さんに是非聞いていただきたい講演です。

・10日 12:50~13:40
場所:4号館1階ラーニングエリア
「生きやすい自分を創ろう~京都をもっと「カラフルに」~」
パネラー:LGBTQ+団体カラフル
※後日アーカイブ配信あり


本学卒業生の松本友生さんが代表を務める、LGBTQ+団体「カラフル」の皆さんをパネラーに、多様性を考え、生きやすい自分を作るにはどうしたらいいかなど、NINJA Castのメンバーからの質問に答えていただきます。

・10日 17:30~19:00
場所:4号館1階ラーニングエリア
「企業の多様性推進の取組み」
講師:梅田惠 EY Japan株式会社ディレクター/ダイバーシティー&インクルーシブネス担当


[ライブ配信は下記URL・事前予約なし]
https://www.youtube.com/watch?v=Bc90x8AVuLs

日本IBM人事で長年ダイバーシティー担当として日本の第一線で活躍されておられた梅田惠さんに、多様性を受入れることで企業にどのような良い影響をもたらすのかをお話いただきます。また、現在梅田さんはEY Japan(EY JapanのCEOはLGBTQ+をカミングアウトされておられます。)のディレクターとして、ダイバーシティー&インクルーシブルネス担当として活躍されておられ、その活動内容もお話しいただきます。



また、今年度は12月3日(金)にも障がい学生支援室と共催イベントを行います。
「人生は工夫次第で楽しめる」講師:牧野友香子


なお、開催するイベントはオンラインにてライブ配信(一部を除き)いたします。
講演後質問などはオンラインではしていただけませんので、学内の皆さまは、ぜひ会場へお越しください。

詳しい内容は「人権週間2021」のWEBページをご確認下さい。



注意:当日すべての対面イベントは、オンライン配信のため、動画撮影を行っております。

2021/09/21 15:50:00 「KYOTOGRAPHIE 2021」のお知らせ

  • Categoryお知らせ
  • Posted by人権教育啓発室
「京都国際写真展 KYOTOGRAPHIE international photography festival」は、2013年より9年に渡り、京都市内各所を舞台に開催されてきています。
今年は「ECHO」をテーマとして、性暴力・人種差別・フェミニズム・ジェンダー・コロナウィルス・東日本大震災などの「人権」や「環境」などにフォーカスをあて、人類が引き起こした問題を地球からの「ECHO(呼応)」として取り上げています。

人権問題や環境問題はSDGsの目標の中でも主軸となるテーマです。是非この機会に、写真展を通してこれらの問題について考え感じてみてはいかがでしょうか?



◆KYOTO GRAPHIE 2021開催期間
2021年9月18日~10月17日

https://www.kyotographie.jp/

※各会場感染予防対策は行っております。
  • ンガディ・スマート Ngadi Smart 多様な世界
  • Women Artists from the MEP Studio: New perspectives in film and photography from France MEP Studioによる5人の女性アーティスト展

2021/09/17 16:50:00 ルース・ベイダー・ギンズバーグについて

  • Category今考えるべき人権問題
  • Posted by人権教育啓発室
少し暑さも和らぎましたが、皆さまいかがお過ごしでしょうか。21日には今年は数年ぶりに満月が見られるかもしれない中秋の名月ですね。

さて、その前に9月18日に関するお話をいたします。
皆さん、ルース・ベイダー・ギンズバーグという人をご存じでしょうか?
9月18日は彼女の命日にあたります。

アメリカ合衆国連邦最高裁判事として、1993年から昨年の2020年9月18日に87歳で死去するまでの27年間執務を続け、アメリカで大きな影響力を持ったリベラル派の女性判事です。

「女性を優遇してくれとはいいません。男性の皆さん、私たちを踏みつけるその足をどけて」
サラ・ムーア・グリムケの言葉を度々引用したギンズバーグは、アメリカ合衆国で性差別がはじめて違憲とされたリード訴訟(この裁判では男性が親の介護をする際に必要な権利を主張した。)で勝訴した後も、性差別による人権を冷静に訴え続けました。

1956年、彼女はハーバード大学ロースクールに入学しますが、その頃のハーバードは500人の男子学生に対して女子学生は9人、その上、女子学生には図書館の使用許可も下りず、女子トイレもなかったとか。

ギンズバーグの半生は2018年ドキュメンタリー映画「RGB最強の85才」や、伝記映画「ビリーブ未来への大逆転」(リード訴訟に関する映画)などで知られ、子ども向けの絵本まで相次いで出版されています。

日本にもギンズバーグのような人はいます。日本で最初に「女性学」を作られた東大名誉教授 上野千鶴子さんです。(本学にも人権週間の際に2016・2017年と2年連続で講演にお越しいただきました。)2020年度東京大学入学式での彼女の祝辞は、ニュースでも大きく取り上げられました。祝辞の内容は、日本人男性はもちろん、日本人女性までもが日本の女性が置かれている「タテマエの平等」という現状を知り、その現状を「あたりまえ」としていた風習に衝撃を受けた瞬間でした。

「女性が真に男性と同等の権利を獲得するのは、次の世代の人々を育て上げるという責任を男性が等しく背負うようになったときです」とギンズバーグは語っています。
さて、この言葉、何年後に実現できる未来がやってくるでしょうか。総裁選も近づく日本で、女性がリーダーになれる日はいつになるのか、これからの未来を作っていく私たちに彼女はバトンを渡しています。




  • ルース・ベイダー・ギンズバーグ公式画像

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