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2018/01/09 09:50:00 夏期日本語海外教壇実習体験記(韓国・釜山・梅林佑美さん)

  • Category海外教壇実習
  • Posted by近藤優美子
釜山外国語大学校(2017年9月)
2017年入学 大学院 実践日本語教育 梅林佑美


わたしは以前、韓国の別の都市にある大学で教壇実習をした経験がありますが、今回はまた違う地域の日本語教育現場を経験したいと考え、釜山を選びました。

日本の高等教育機関では文法積み上げ式で教える、いわゆる文法シラバスという方法が主流で、韓国国内も大半がこの文法シラバスで授業が組み立てられています。しかし、今回実習させていただいた釜山外国語大学校では「Can-do(日本語で何がどれだけできるかを「~できる」という形式で示した文)」に重点を置いた場面シラバスという方法が採用されています。Can-do授業は文法シラバスとは全く異なるものだったため、私にとって今回の実習はまさに挑戦でした。

釜山外国語大学校の日本語学部は1学年に220名以上が在籍する大きな学部です。日本語の授業は、JLPT等を基準に初級から上級まで細かくレベル分けされています。わたしは今回初級クラスを担当しました。初級からCan-doで授業を組み立てるというのは非常に難しく、最初から最後まで手探り状態でした。場面(トピック)を決めるだけでも何日もかかりました。特にわたしの担当したクラスはほぼゼロ初級で、平仮名とカタカナをかじった程度の段階だったので、平仮名もまだ定着していないのにCan-doで授業をするなんて本当に大丈夫なのか...と思いながら、毎日徹夜の日々でした。釜山外大のシラバスには「実際場面で使う自然な日本語」を使うという前提があり、初級でもこのシラバスの基本を変えずに授業づくりをしなければならないので、これがとても難しかったです。

実習は大変でしたが、釜山外大の学生が観光に連れて行ってくれたり美味しいものを食べに行ったり、つかの間の休憩がとても楽しい時間でした。釜山は日本と近いからか、食べ物も美味しくて海もあって長期滞在にはとてもいい場所だと思います。今回はまだ経験不足で大変な実習生活でしたが、またいつか力をつけてCan-doに再チャレンジできたらと思います。

「ミラーさんはハンサムです。」なんて日本人は言わないのに、なんでこうやって教えるんだろう...という疑問を持っている人は、ぜひ釜山外大のCan-doにチャレンジしてみてください。京都外大では勉強できないことが学べます。
みなさん、ぜひ参加してみてください。

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