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2019/03/26 10:20:00 海外教壇実習体験記(台湾・片岡 那月さん)

  • Category海外教壇実習
  • Posted by近藤優美子
東呉大学(2019年3月)

2017年入学 日本語学科 片岡那月


今回、実習先に台湾・東呉大学を選んだ理由は、他の実習先と異なり授業という形ではなく日本語クラブを通して活動する点、そのため学生との距離が近い点にあります。

日本語クラブは、授業に入り教壇に立つのではなく、お昼休みと放課後を利用して日本語を使った活動をするというものです。実習期間の中間に日本語で台湾を案内するというフィールドワークを入れたので、1週目はフィールドワークに向けての活動を行い、2週目は実習生それぞれが考えた日本語を使った授業を行いました。
教科書は無いので、自分たちでワークシートを考えて用意しましたが、どのように工夫したら学生に伝わるのか、たくさん書いてもらえるか等を考慮して作成するのは簡単ではなく、1~2行しか書いてもらえない事もあり、難しいものでした。

日本語クラブの学生さん達とは、事前にスカイプやLINE電話で会話をしてレベルを把握しておくのですが、電話越しで話す事と実際に会って話す事では印象が大きく異なり、非常に面白かったです。会話のレベルは高い学生が多く、会話にはあまり苦労しませんでした。ですが、作文の添削部分を説明する時には説明の意味を理解してもらえず、非常に大変でした。学生さんに理解してもらえるように教える事は本当に難しい事だと実感しました。

現地の実習経験以外にも、先生方に送るメールのマナーや計画・準備の大切さを学びました。チームワークが不可欠の実習でしたので、チームの2人と綿密に連絡を取って計画を立てたり、ミーティングを開き、役割分担をして準備をする等、行く前に出来る事は全てしようと決めていました。そのおかげで実習ではバタバタせずに活動を行う事が出来ました。

1年生の頃からこのプログラムに参加したいとずっと思っていました。参加して得た事は多くあります。また、考えさせられる事も多くありました。自分の実力や日本語教師の現状を痛感しました。しかし、私にとってこの実習は非常に良い経験でした。チームの2人と意見を出し合う事や授業見学も為になる事ばかりで、本当に楽しい日々でした。参加して終わりではなく、ここから様々な事に活かしていきたいです。

事前準備、教案作成は大変かもしれませんが、貴重な経験になります。参加して本当に良かったと実感しました。本当に楽しい日々を送る事が出来ました。参加してみたいと考えている人は是非参加してください!
  • 授業見学に入ったクラスの学生さんとも親しくなれます
  • 休日は学生さんが街を案内してくれました
  • 日本語クラブの学生さん達と

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