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2018/11/12 09:30:00 海外教壇実習体験記(タイ・柏木 あいさん)

  • Category海外教壇実習
  • Posted by近藤優美子
タイ国立カセサート大学付属学校(2018年8月)

2016年入学 日本語学科 柏木あい


私は、8月4日から26日までの夏休み期間、タイのチョンブリーにあるタイ国立カセサート大学付属学校へ3週間教壇実習させていただきました。
2年次の終わりに国立マレーシア科学大学で実習させていただいた際は、大学生相手だったのに対し、今回は小学4年生から高校3年生と一緒に勉強させていただきました。

タイ国立カセサート大学付属学校は小中高12年制の学校です。英語が必須で、小学4年生の時に、日本語か中国語、どちらかを選択します。授業は全学年、50分授業です。検定に合格するため、大学入試で必要なため、将来日系企業に就職するため、様々な理由で一生懸命学習しています。

教壇実習は、1週目に10分と30分、2週目に50分、3週目にも50分、実際に教壇に立たせていただきました。それ以外の時間は、1日4時間程度、いろいろな先生の授業を見学させていただきました。また、学校の掲示物を作ったり、丸つけさせていただいたりと、先生のお仕事を間近で体感させていただきました。

私は、日本語学習歴が6年目になる、中学3年生の文法の授業を担当させていただきました。最初は、友達同士の会話が弾み、なかなか前を向いてくれない学習者が何人もいましたが、どうやったら、前を向いてくれるか、ノートをとってくれるか、問いに答えてくれるか、沢山考え実践しました。そして、最後には、ほとんどの学生が50分集中して授業に取り組んでくれるようになりました。授業準備の大変さと、クラスに合わせた教案作りの大切さを学びました。自分が担当した範囲のテストの出来を見て、他の単元よりよくできていてとても嬉しかったです。

このプログラムでは、教師という仕事を思う存分に経験できます。普段の授業に加えて、体育祭や母の日のイベントにも参加できるからです。また、授業以外でも、生徒の制服の着方に目を向けないといけなかったり、忘れ物チェックをしたりと、学校の先生という役目を全て知ることができます。将来、日本語教師になりたい人はもちろん、国語や英語の先生になりたい人にもオススメです。

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