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大学院修了生の声

2015/10/28 11:00:00 大学院修了生の声

  • Category大学院修了生の声
  • Posted by北川幸子
【大学院はどんなところ?:岡本典子さん】

 皆さんは大学院という場所にどんなイメージをお持ちでしょうか。「大学よりちょっと難しい勉強を短期集中でするところ」、「一日中実験や研究に没頭するところ」「教授と楽しく研究について語り合うところ」「いったん人生の楽しみをすべて忘れて、論文と格闘するところ」、いろいろなイメージがあると思います。

 本学大学院の博士前期課程には、言語文化コースと実践言語教育コースがあり、実践言語教育コースでは日本語教育を専攻することができます。
ここに入ってくる院生は、年齢も背景も出身地も、さまざまです。学部からストレートで上がってくる人もいますし、日本や海外で一度社会人を経てから入ってくる人もいます。外国籍の人もいます。大学院を目指す理由や、大学院での学び、卒業後のビジョンは一様ではなく、それぞれにあるようです。

 今回、2014年度の修了生、岡本典子さんにお話をうかがいましたので以下にご紹介します。

岡本典子さん(2015年3月 博士前期課程修了)
京都外国語大学外国語学部日本語学科を卒業後、中国の大学で三年間、日本語専任講師を務め、帰国後、同大学大学院に進学。

北川:大学院進学を決めた理由は?
岡本さん:中国の教育現場で見つけた課題、問題をどうすれば改善できるか研究してみたいというのと、大学に戻ってもう少し勉強したいなという気持ちも出てきて進学を決めました。

北川:大学院での研究テーマを教えてください。
岡本さん:中国の大学における日本語会話授業の課題の明確化と改善のための提案です。中国の大学の会話授業は日本語母語話者の講師が担当することが多いんですが、担当する先生方がどのような教室活動を行っていて、どのような問題を抱えているのか、明らかにしたいと思ったんですね。実は自分もそのような授業を担当していたのですが、中国の大学ではカリキュラムがしっかりと組まれていなかったり、ネイティブの日本語講師もバックグラウンドがさまざまなので、会話授業がうまくいっていない要因は、そういった背景が影響しているんじゃないかなと考えました。

北川:研究で一番大変だったことは?
岡本さん:アンケートを作成することがまず大変でした。先行研究も参考にしながら、自分自身でも新たな基準を設けたり・・。アンケートやインタビューは人にお願いしないといけないので、なかなかアンケートも集まらなかったり、、大変でした。でも、人が相手だからこそ面白いところもありました。

北川:大学院での二年間で自分自身にどのような成長があったと感じていますか。
岡本さん:日本語教育といえば外国人に日本語を教えるというイメージしか持っていなかったんですが、それだけじゃないということを、同期の院生の研究などから知りました。在学中に手話の授業をとったことで日本人に対する日本語教育も今後あるんだろうなぁとも感じました。二年間、いろんな人と関わったことで、日本語教育の広がりを知ることができて、自分自身の視野が広がったと思います。
教えることについても、これまでは文法書などをよく読んで準備するだけでしたが、コーパスなどを使って例文を考えたり、先行研究を参考に授業を考えたりなど、授業の準備の仕方も大きく変わったと思います。

北川:今後の展望は?
岡本さん:日本語の教える能力をもっと高めたいです。いろんな現場で経験を積んで、実践的な研究などにも挑戦し、発信していきたいです。

 現在、岡本さんは京都府内の日本語学校に専任講師として勤務されています。
インタビューへのご協力、ありがとうございました。
今後ますますのご活躍をお祈りしています!

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