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学科紹介

2017/05/02 12:20:00 地域日本語教室ボランティア体験記(滋賀・太田実優さん)

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  • Posted by近藤優美子
子供向け地域日本語教室ボランティア(2017年4月)


2014年入学 日本語学科 太田実優


4回生になる前の春休み、私は滋賀県の子供向け地域日本語教室で日本語を教えました。
この日本語教室は日本語が話せず、学校の授業についていくことができない外国人小学生・中学生を対象としたもので、春休みの2週間のみ行われました。

今回、参加してくれた外国人の生徒さんは5人でした。そのうち2人は日本語で会話するには問題ありませんが、教科書の難しい日本語がわからないという生徒で、残りの3人はほとんど日本語が話せない生徒でした。
この5人は日本の公立の小学校・中学校に通い日本人と同じように授業を受けています。そして普段は学校で日本語についての何の援助も受けていません。日本語が話せない3人は教師やクラスメイトたちが何を言っているのか、何もわからないまま一日を過ごしているそうです。

半年もこの環境下に放置されている生徒もいました。その子は日本語がわからないことにすぐにあきらめる癖がついてしまっていました。
また、ある生徒は来年高校受験を控えていました。外国の生徒たちは高校に行かなければ日本にいる理由がなくなり、国へ帰らなければならないかもしれないそうです。ですが、当然高校入試は日本語で問題が書かれ、日本語で解答しなければなりません。日本人と同じように。

私はこの日本語教室に参加して、このような生徒がいることを初めて知りました。実際に生徒たちに日本語を教えながら触れ合いましたが、みんないい子たちばかりで、もっと日本語を教えてあげたい、助けてあげたいと思いました。多くの人たちにこの現状を知ってもらい、なんとか改善してもらいたいと思いました。

そして私ができることはまたこのような日本語教室が開かれたとき、日本語を教えることです。また機会があるのならぜひ参加したいと思っています。

この記事を読んで、みなさんがこのような外国人の子供たち、ほかにも困っている人たちを助けてあげたいと思っていただけたら、地域のことに興味をもっていただけたら、幸いです。

2016/12/06 09:10:00 日本語教育現場体験

  • Category学科紹介
  • Posted by近藤優美子
京都外国語大学の日本語学科は、多くの教育機関と提携しています。
提携先の教育機関への留学、数週間の教壇実習など様々なプログラムがあります。

今回は国際交流基金・関西国際センターでの日本語教育現場体験プログラムに3人の学生さんが参加してきました。
それぞれの学生さんの体験報告です。


今回私たちは11月9日から11日の3日間、関西国際空港の近くにある関西国際センターというところで行われた日本語教育現場体験に参加させていただきました。このプログラムはベトナムで日本語を勉強している学生を対象に、京都外国語大学を含め8つの大学の学生が実際に学生の授業に参加し、最終日には事前に決められた担当箇所(方言か若者ことば)を教えるというものでした。
活動中は8つの大学がミックスして作られたグループで授業に参加し、最終日には担当箇所の違う大学がペアになり前半と後半に分かれて授業をしました。
今回のプログラムはベトナムの学生だけでなく、同じ夢を持った日本の学生との交流も多く3日間という短い期間でしたが、とても貴重な経験を積むことができ、同時にいい刺激になりました。

実習では、私達は関西弁の授業を担当しました。ベトナム研修生は大阪に滞在しているということで、どのような授業をすれば関西弁が聞き取れ話せるようになってもらえるかについて考えました。日常生活で使う、挨拶(おおきに、おこしやす)や相槌(せやな、ほんまや)等を教えた後、オリジナルの関西弁聴解タスクをしました。今回の参加者のうち2人が関西出身であったので、日頃実際に話している生の関西弁を使いながら、京都の観光案内をするというテーマに添って話した内容をビデオに録音して聴解タスクを作りました。
実際の授業では、想像以上に研修生が関西人になりきって始めから終わりまで楽しんで授業を受けてくれました。授業の終わりでは、関西弁の早口言葉(ちゃうちゃうちゃうんちゃう)を行った事でクラス一体となり、笑いにあふれた授業にすることが出来ました。準備や授業という実践を通して、確実に日本語教師としての成長へと繋がった3日間でした。

今回の研修に参加して、いつの間にか疎かになっていた、日本語教育で大切な事柄を、あらためて確認したような気がします。私は、4月から大学院に入学し、日本語学校で勤めはじめました。夢にまでみていた日本語教師。ところが、毎日の流れるような日々の中で、だんだんと授業を「こなしている」感覚になっていきました。「これじゃ駄目だなぁ。」と思っているとき、この日本語教育現場体験に参加しました。今回、外大から研修に参加した3人はこれまでの日本語教育の経験はまったく違います。そんな3人の持っている良いところ、弱いところが上手に融けあって、研修最終日には、私たちにしかできない、私たちらしい授業ができたのではないかな、と思います。今回の実習に参加して、私が忘れかけていた大切な何かを思い出したような気がします。基金の方々の丁寧なご指導、日本中の大学生との交流、ベトナムの学生さんとも友達ができ、本当に贅沢な、3日間でした。この研修を通じて出会ったみなさんに「ありがとう」と伝えたいです。
みなさんも機会があれば一歩踏み出して、何でもチャレンジしてみてください!そうすることでまた違う何かが見えてきます!

2016/07/02 11:40:00 教育実習体験記(高等学校・齋藤航己さん)

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  • Posted by近藤優美子
高等学校での教育実習(2016年6月)
2013年入学 日本語学科 齋藤航己


私は、6月6日から24日まで教育実習で母校の高校へ行ってきました。

日本語学科では、教職課程に登録すると国語の免許が取得できるほか、英語の免許もとることができます。必要な単位数は増えますが、頑張って取得する人もいます。

さて、私は教育実習と名のつくものはこれまでに2回経験しており、それぞれ3週間、海外の大学で日本語を学ぶ外国人への日本語教育としてでした。しかし今回は日本で同じ日本人相手に国語を教えるので今までとはわけが違います。教壇に立つということは慣れるかもしれませんが、教えることは全く違います。ですので、事前に頭を切り替えて高校時代の教科書を読むところからスタートしました。

そんな教育実習ですが、私は主に現代文と国語総合を担当しました。そのなかで、日本語にまつわる評論文がありました。日本語学科で4年間勉強していればその評論文に書いてあることは理解できるのですが、高校2年生にはおそらくわかりづらいと思いました。そこで、ここは自分の専門ということで高校生でもわかりやすいような具体例を多く用意したところ、日常で使う日本語を立ち止まってよく考えてみるとおもしろいよね。ということが伝えられました。高校生にとって国語は本を読んで考えてというような単調なものと思われがちで、国語の先生=文学青年というような声もありますが、日本語学科出身で国語教師になると文学だけでなく、ことばそのものを教材として扱うことができるのではないかと思いました。

授業以外にも、HRや部活などで生徒と積極的にコミュニケーションをとることができたので、3週間は本当にあっという間でした。国語教師にはならず日本語教師になりたい人も、教職課程で教育について専門的に学べることができますし、教員免許を持っていて損はないと思います。もちろん、実習中は一国語教師になるわけですが、教壇に立つということや教え方、声の出し方など、毎日の実習生活が勉強になります。

私自身も、実習に行ったことで国語教員を目指そうと思いました。今すぐにということではなく、社会経験をして、いつか母校に帰りたいなと思います。

2016/06/08 13:30:00 国際交流活動

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  • Posted by近藤優美子
日本語学科というと国際交流から遠いイメージがありますが、
日本語を学ぶ様々な人たちとの国際交流の機会があります。

日本語学科では、講義以外でも様々なボランティアに挑戦する機会が用意されています。

実践などの講義を履修し経験を積んだ3・4年次生は、日本語を教えるクラス、
まだ「教える」技術を身につけていない1年次生は、日本語を学んでいる学生との会話練習など
経験と希望に応じたボランティアを紹介しています。


今回初めてスカイプでの会話ボランティアに参加した学生たちの感想です

★ 最初は緊張していましたが、相手の方がすごくいい人で、30分があっという間に過ぎました。
  向こうの学生さんはなかなか日本人の学生と仲良くなれないと悩んでいました。
  私も留学したとき友達が欲しくても自分から行動できず悩んだことがあるので、
  そのような学生さんの力に慣れればと思いました。
  すごく楽しく、時間も30分程度なので、是非多くの方に体験してもらいたいです!

★ 他の地域の人と話すのはとても勉強になるし、
  正しい日本語に直したりするのは自分にとってもよい経験でした。

★ おもしろそうという軽い気持ちで参加しましたが、
  自分の日本語が正しいかどうか考えながら話せるので、すごく楽しかったです。

2015/10/15 18:10:00 卒業論文集「葛野」

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  • Posted by北川幸子
日本語学科では、その年の卒業論文から優秀作品を選んで一冊にまとめた論文集を年1回刊行しています。

・2011年(第 15号 )
 「ほめ」への返答形式
 会話場面における日本語の二人称非顕示化と顕示化の使用の目的ー日中対照の立場からー
 日本語教育における受け身文指導法の提案ー日本語学習者と日本人児童の受け身文使用実態の比較からー
 芥川龍之介「蜜柑」論ー英訳からみる「蜜柑」ー

・2010年(第 14号 )
 初対面における対称詞使用について
 日本人とブラジル人における依頼表現の対照研究ー非母語話者と母語話者の接触場面ー
 韓国人日本語学習者のための外来語教育
 結婚と恋愛の現代的変遷ー婚活ブームに見る結婚観ー
 太宰治「HUMMAN LOST」論ー「HUMMAN LOST」の真の叫びとはー
 西鶴の描いた挿絵と物語の矛盾について

・2009年(第 13号 )
 「フツーに」の用法について
 日本語母語話者の「大丈夫」の発話意図ーテレビドラマの会話分析から-
 日本語学習者の漢字学習ストラテジー
 「活字離れ」と「現代国語教育」との関係性について
 宮沢賢治『銀河鉄道の夜』論ー「ほんとうの幸せ」とは何かー

・2008年(第 12号 )
 関西方言「めっちゃ」の使用形態の変化と意味の拡大
 日本語初級教科書にみる自動詞・他動詞の現れ方に関する考察ー提出位置および動詞と文型をもとにー
 日本語の「はい」とその中国語訳をめぐって
 現代日本における「酒」イメージ消費・嗜好・権威にみるイメージの形成
 
・2007年(第 11号 )
 「映画がやっている」ー格助詞「が」と「を」の交替についてー
 「美しい」日本語ー何を「美しい」と感じるかー
 自殺の語り
 宮沢賢治『銀河鉄道の夜』論ー第三次稿から第四次稿への改稿をめぐってー

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